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【INOKI BOM-BA-YE×巌流島】巌流島ルールに挑む龍聖、立ち技なら「相手にならない。思い切り殴りに行きます」コスチュームはベニー・ユキーデスタイルで

2022/12/23 20:12
 2022年12月28日(水)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』(U-NEXT生配信)にて、巌流島ルール58kg契約3分3Rでダウサコン・BANG BANG GYM(ムエタイ/タイ)と対戦するKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(キックボクシング/日本/NOPPADET GYM)が、23日(金)都内にて公開練習を行った。  龍聖はミット打ちでワンツー、左右ミドル、右ロー、ヒザ蹴りと流れるような動きと飛びヒザ蹴りを繰り出した後、片足タックルでテイクダウンを奪うとパウンドの乱れ打ち。力強いパウンド連打で快音を響かせた。  記者会見では「すでにMMAの練習をしている」と話していた龍聖だが、実際は12月の頭から始めてまだまだ基礎段階だと苦笑。「難しいですね。MMAの選手は凄いなって思いました。難しいけれど、楽しみですね。基本しかやってないけれど対応してきた感じです」  寝技で極めてみたいとも言っていたが、「向こうがタックルして寝技をしに来るとは思わない。向こうも素人ですからね。自分もそこで戦おうとは考えてないです。いつもの立ち技で戦って、もし寝た時の対応が出来るようにって感じでやっています」と、ダウサコンも立ち技で勝負して来るだろうと予想。  今回は巌流島ルールのため“転落”(相手を試合場から押し出す=通常ルールなら転落3回で一本となるが、今回は判定には影響するが無制限で試合は続行)がある。龍聖は子供の頃も相撲の経験が一切ないという。 「リングじゃない場所で練習することはありますが、落ちる場所では練習できないじゃないですか(笑)。そこは未知の部分で、よーいドンでやるしかない感じですが、自分は下がりながら戦うタイプじゃないので特には気にしてないです」とし、「もし向こうが落とそうと押して来たら首相撲で投げます。首相撲でも負けないと思いますよ。押して来ても回せるので。ただ、そうは来ないと思うし、向こうも疲れると思う。押し合いになったら経験もあるし、そうはこないと思いますね。消極的に戦ってくると思うのでそこでどう戦うか。ガンガン来たらカウンターを合わせるだけ。こう来るだろうなというのはある」とかわす自信があるとした。  では、立ち技で勝負した場合はどうなるのか。龍聖は「相手にならない」ときっぱり。  初めてとなるオープンフィンガーグローブは「普通のグローブとは違いますね。難しく感じた。グローブとちょっとの差、大きさでミートするかしないかが一番難しかった。パンチの威力やタイミングが凄く違う」と最初は違いに戸惑ったという。  グローブの大きさでブロックの仕方も変わって来るが「それも多少あるんですけれど、それよりも自分はパワーで倒すタイプじゃない。タイミングなので、それが難しかった。いつもより近付いて打つのを意識してと思っています。もちろん当たったら倒れると思います」と、自分のパンチの打ち方とは合っていないところに戸惑いを感じたそうだ。  3月には代々木第二体育館でのKNOCK OUTのビッグマッチを控えているが「終わって痛めていたらしょうがないし、思いっきり殴っていきたいと思います。怪我を気にしていたら勝負できない。殴る競技なので思い切り殴りに行きます」と、後のことは考えず思い切り行くとの決意。  現在までキックボクシング13勝無敗。ルールが違うとはいえ、プロ初黒星が付いてしまう可能性もある。そこは恐れなかったのかと聞くと「その発想はなかったですね」と、まるで「戦う前から負ける事を考えるバカがいるかよ」とばかりの答え。  今回の公開練習は木村“フィリップ”ミノルとの合同で行われ「中学生の時から見ていた選手。同じ大会に出られると思っていなかったので感慨深いです。さっきも練習していて見ていたけれど、真似したいですね」と盗めるものは盗みたいとした。  RIZINに続いてのビッグマッチ出場については「KNOCK OUTとは見てる客層が全く違う、選手もみんな体重が重いし、重量級や無差別の中で軽量級は僕だけ。その中でスピード感、倒せるのも見せないといけない」とインパクトを残したいとする。 「王者として任されているのは、KNOCK OUTをもっと多くの人に見てもらうのが役割。こういうことが出来るのは僕しかいない。僕は選ばれた人だと思うし、やれるのは僕しかいないと思うので唯一無二の王者になっていきたい」と、今回の出場に選ばれたことは使命だと感じている。  MMAの練習に関しては「立ち技よりMMAの方が主流になっていると思うし、新しい発見もあると思うし、今後格闘技をやっていくうえで(試合を)やるやらないは分からないけれど、そういうお話が来た時にすんなり進めるだろうし。ゼロからだと難しいと思うし、話が来た時に経験があればすんなり行けると思う」と、もしMMAの話が来た時に慌てないように今回の練習経験は糧になるとした。  また今回、龍聖はベニー・ユキーデや橋本真也のようなパンタロンスタイルで試合に臨むと明かす。「特別な大会でだからこそ、そこに従うというか。いつもではないので行きたいと思った。お祭りなのでアレンジを加えます」と、その理由を話した。  猪木さんとの関わりについて聞かれると「おじさんがプロレスファンで異種格闘技戦のビデオを見せられていたんですよ。だから(この大会に出るのは)感慨深い。おじさんが誰よりも喜んでいて。それが格闘技をやるきっかけになった。それは大きいですね」と、格闘技に興味を持つきっかけになったというエピソードも披露。ちなみに印象に残っているのは猪木さんとタイガー・ジェット・シン、ハルク・ホーガンとの試合だという。  SNSでは「当日まで少しずつ闘魂を漲らせていきます」としていた龍聖に、現在はどれくらいかと聞くと「今は75%くらい。試合へ向けて100にして行きます」との答えが返って来た。
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