4連勝と絶好調の鈴木(左)が今度は元GLADIATORフェザー級王者でONE Championshipでも活躍した中原に挑む
2022年12月21日(水)13時より『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
フェザー級(66.0kg)5分3Rで、中原由貴(マッハ道場)vs.鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が決定。
元GLADIATORフェザー級王者でONE Championshipでも活躍した中原は、2022年7月にRIZIN初参戦。関鉄矢との打撃戦を制しRIZIN初白星を挙げると、同年10月のRIZIN.39では原口央にTKO勝利し、RIZIN2連勝をマークしている。
対する鈴木は、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者。ペルー人の父と日本人の母を持つハーフで、3歳から伝統派空手を始め、中学生でMMAに挑戦。2018年のPANCRASEネオブラッド・トーナメントフライ級で優勝を果たした。キックとMMAの二刀流で戦い、MMA戦績9勝3敗。2021年9月にRIZINに初参戦し、昇侍に敗れたものの、山本空良、平本蓮、萩原京平、2022年11月の前戦では今成正和も判定で下し、4連勝中。
会見で鈴木は「今回、中原選手とても強敵で凄く強い相手なんですけれど、僕はここでKOで勝つことが出来るので、しっかり勝って来年タイトルマッチにつなげられるように最高の試合をするので皆さん楽しみにしていてください」と、KOで勝ってタイトル挑戦へ一歩近づくと宣言。
中原は「去年の大晦日、僕はRIZINを会場を観ていて。今年は自分が出る番になるとは思っていなかったのでなんか不思議な気持ちもあるんですけれど、決まった以上は凄い顔ぶれの中で試合をさせてもらうので、埋もれないようにしっかりと存在をアピールしたいと思います。あと、前回、前々回とこのタイミングで対戦相手が変わっているので、あと10日、鈴木選手、体調管理とかお願いします」と、2試合連続で直前に対戦相手が変わっていることで鈴木に念押し。
残り10日となっての試合発表となったが、鈴木は「準備には特に何も問題なくて。いつでも、明日からでも試合が出来るってくらい準備は万端ですね」と問題なしとし、大晦日らしい勝ち方を意識するかと問われると「KOですね、やっぱり」と持ち前の剛腕を炸裂させてのKO勝ちだとした。
フェザー級のタイトル挑戦を見据えての対戦で、それぞれ相手をどう見ているかと聞かれると、中原は「RIZINでは勝っているので。彼が若い頃にパンクラスでやっている時から見ていますけれど、凄くMMAファイターとしても成熟してきている選手かなと思いますし、あとは元気があって素晴らしいなって感じです」と評する。
その落ち着いた態度から「余裕がありそうですね?」とも聞かれたが、中原は「いや、全然ないですよ」と笑った。
鈴木は「ONEとかでも活躍しているように、トータル的にバランスがいい選手だと僕は思うので。でもやっぱり、人は完ぺきではないので弱点とかもいろいろ僕なりに探しているので、そこをちゃんと突ければ普通に勝てるかなって思っています。ここで勝たないとチャンピオンなんて言っていられないので、ここでしっかり勝って結果で証明しようかなと思います」と、今年を全勝で終わらせることを誓った。