新たに2カードと変更カード、そして平本蓮の参戦が発表された
2022年12月21日(水)13時より『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
すでに「RIZIN vs. Bellator 5対5 全面対抗戦」の5カードのほか、スーパーアトム級ワールドGP決勝戦・伊澤星花vs.パク・シウ、ほか国際戦でルイス・グスタボ(※グスタボ欠場で大尊伸光が代わりに出場)vs.ジョニー・ケース、ジョン・ドッドソンvs.所英男、元谷友貴vs.ホジェリオ・ボントリン、スダリオ剛vs.ジュニア・タファが並ぶなか、バンタム級ジャパンGPベスト4対決となる井上直樹vs.瀧澤謙太、ライト級の打撃対決“ブラックパンサー”ベイノアvs.宇佐美正パトリックなど、本格派の12カードが発表済みの今大会で、あらたに3カードが追加された。大晦日での復帰を目指していた朝倉海(トライフォース赤坂)は出場を断念したことも発表された。
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
中原由貴(マッハ道場)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
元GLADIATORフェザー級王者でONE Championshipでも活躍した中原は、2022年7月にRIZIN初参戦。関鉄矢との打撃戦を制しRIZIN初白星を挙げると、同年10月のRIZIN.39では原口央にTKO勝利し、RIZIN2連勝をマークしている。
対する鈴木は、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者。ペルー人の父と日本人の母を持つハーフで、3歳から伝統派空手を始め、中学生でMMAに挑戦。2018年のPANCRASEネオブラッド・トーナメントフライ級で優勝を果たした。キックとMMAの二刀流で戦い、MMA戦績9勝3敗。2021年9月にRIZINに初参戦し、昇侍に敗れたものの、山本空良、平本蓮、原京平、2022年11月の前戦では今成正和も判定で下し、4連勝中。
▼RIZIN MMA特別ルール(62.0kg)3分3R
YUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
中澤達也(益荒男・本宮塾)
▼RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3R
ジョニー・ケース(米国/MMA LAB)
大尊伸光(野田ボディビル同好会)
変更対戦カードとして、ルイス・グスタボ(ブラジル)との対戦が決まっていたジョニー・ケース(米国)はグスタボが負傷欠場のため、大尊伸光(野田ボディビル同好会)がスクランブル参戦で対戦することが決定。
大尊は、小学生時代に空手を始め、中学でレスリング、2010年の全日本アマチュア修斗選手権ミドル級で優勝。翌11年2月にプロデビューすると同年の修斗新人王トーナメントウェルター級で準優勝。4年に修斗環太平洋ウェルター級王者に。15年の「Road to UFC JAPAN」に参加後、18年大晦日のRIZIN.14でトフィック・ムサエフに2R TKO負け。その後はマックス・ザ・ボディを1R KO。西川大和に三角絞めで敗れるも、2022年4月の前戦で宇佐美正パトリックに判定勝ちしている。
また、平本蓮(剛毅會)がスタンディングバウト特別ルール(ボクシングルール)で参戦することも決定。怪我が完治していない中で、相手が誰であろうと大会を盛り上げるため、と参戦に名乗りをあげたという。
空手の剛毅會所属となった平本は、12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会優勝、高校1年生でK-1甲子園優勝、高校3年生でK-1ライト級世界トーナメント準優勝というストライカー。MMAでは2020年の大晦日にRIZINフェザー級でデビューし、萩原京平、鈴木千裕に敗れるも、2022年7月に鈴木博昭、11月6日に弥益ドミネーター聡志にいずれも判定勝ちで2連勝をマークしている。弥益戦前に左足の人差し指を骨折。試合でも傷めたため、次戦は2023年となる予定だった。