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【修斗】元GRACHAN2階級王者・山本琢也が修斗初参戦で山本健斗デリカットと激突! 加藤ケンジがグスタボと同門のオリベイラ・ネトと対戦、野尻定由vs.齋藤奨司、新人王5階級決勝戦も=1月15日(日)後楽園 11カード発表

2022/12/20 20:12
 2023年1月15日(日)東京・後楽園ホールにて、「プロフェッショナル修斗公式戦 2023 開幕戦」が決定。全11カードが一気に発表された。 ▼フェザー級 5分3R山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)山本琢也(パラエストラ千葉)※元GRACHANライト級・フェザー級王者  注目は、修斗初参戦となる山本琢也(パラエストラ千葉)の登場だ。  MMA7勝2敗1分の山本はGRACHANフェザー級、ライト級の2階級を制し、2021年10月の前戦で『RIZIN.31』に参戦。白川陸斗を相手に右カーフキックを効かせ、激しい打ち合いを繰り広げるも、最後は白川の右ストレートからのサッカーキックでKO負けを喫した。  フィィジカルとハートの強さを持ち併せたタフな山本は、以前から修斗参戦を望まれていたが、いよいよそのベールを脱ぐ時がやってきた。  対戦相手は世界2位の山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)。健斗デリカットは確かな実力があるが故に過去には初参戦の阪本洋平、浜松ヤマトの対戦相手を務め、“修斗の門番”として、その実力を発揮している。 (C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN  MMA戦績は11勝9敗1分で、2021年に2連勝も、2022年は4月に河名マストに判定負け、7月に飯田健夫に一本負けと黒星が続いたが、本来の実力はこんなものではない筈だ。互いに倒されずに打ち勝つスタイルなだけに、激しい試合内容となりそうだ。  いきなり修斗世界フェザー級2位のトップランカーとの対戦となる山本琢也はこのチャンスを活かし、一気に王座戦線に食い込むか。それとも健斗デリカットが門番として立ちはだかるか。 [nextpage] ▼63kg契約 5分3R加藤ケンジ(日本/K.O.SHOOTO GYM)ロイベ・デ・オリベイラ・ネト(ブラジル/EVOLUCAO THAI)  そして、久々に聖地・後楽園ホールにブラジリアンファイターが来日。“遠州の用心棒”加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)が、RIZINで活躍するルイス・グスタボのチームメイトのロイベ・デ・オリベイラ・ネト(EVOLUCAO THAI)を迎え撃つ。  MMA5勝3敗のロイベはブラジル・パラナ州クリチーバの出身で、ヴァンダレイ・シウバの出現で格闘技界を席巻したシュートボクセの流れを汲む荒々しい打撃中心のファイトスタイル。  MMA14勝9敗の加藤もパンチ主体で試合を組み立てるため、試合はスイングすること間違いないだろう。加藤は12月11日の大阪大会が、奇天烈の怪我で試合が流れており、鬱憤を晴らすか。  思い切りのいい右ストレートのなかに、様々なパターンで繰り出されるロイべのヒザ蹴りが加藤のアゴを貫くか? 2023年の開幕戦に相応しい国際戦が組まれた。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)齋藤奨司(FIGHT FARM)  また、バンタム級では、12月の「TORAO28」山口大会で、現GLADIATORバンタム級王者の神田T800周一と熱闘を繰り広げたバンタム級世界9位の野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)が参戦。 (C)TORAO NATION STATE  MMA3勝1敗1分の齋藤奨司(FIGHT FARM)と対戦する。同門の山内渉とともに切磋琢磨し、プロデビュー戦の苦い敗戦以降は負け無しの齋藤はランラーを倒して、トップ10入りを果たすことが出来るか。 [nextpage] ▼女子スーパーアトム級 5分3R黒部三奈(マスタージャパン東京)渡辺彩華(AACC)※修斗初参戦  また11月に女子アトム級世界王者・澤田千優が誕生し、さらなる盛り上がりを見せる女子戦線に新たな選手が加わることとなった。  PANCRASEを主戦場にしている渡辺彩華(AACC)の出場が決定。柔道をベースとする渡辺は、そのハートの強さにも定評があり、2022年10月には大会直前にも関わらず前ストロー級クィーン・オブ・パンクラシスト藤野恵美と対戦。黒星を喫するも、MMAの経験で大きく上回る藤野を相手に十分すぎる打ち合いを見せた。  そして今回、渡辺は修斗初参戦でまたしてもジョシカクのパイオニアの一角、“女王”黒部三奈の牙城に挑む事となった。  初代スーパーアトム級王者で、今や女子修斗の顔と言ってもいい黒部を相手に渡辺はどう戦うか。黒部は、2021年11月のSARAMI戦で王座陥落も、2022年は1月に宝珠山桃花に判定勝ち。7月には韓国のパク・ソ・ヨンを2R リアネイキドチョークで極めて2連勝中だ。盟友・藤野の戦いぶりを見た黒部は、20歳若い渡辺の突き上げを退けることが出来るか。 [nextpage]  そして今大会では全国各地で熱戦が展開されてきた「2022年度新人王決定トーナメント」5階級決勝戦を実施。 ▼2022年度新人王決定トーナメント フェザー級決勝戦 5分2R(延長1R)椿 飛鳥(トライデントジム)CHAN-龍(MMAZジム)  2022年も注目のファイターが決勝に駒を進めているが、中でも椿飛鳥(トライデントジム)と対戦する、フェザー級のCHAN-龍(MMA Zジム)に注目だ。  柔道ベースのCHAN-龍は、修斗東京大会初登場となる5戦無敗のフィニッシャー。4勝4敗の椿は岡田達磨、工藤圭一郎を相手に要所を押さえての判定勝ちで2連勝中で、キャリアの差を見せるか。 ▼2022年度新人王決定トーナメント フライ級決勝戦 5分2R(延長1R)須藤晃大(EXFIFHT)片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)  また、フライ級の片山将宏(TRIBE TOKYO M.M.A)と須藤晃大(MMA Rangers Gym)の一戦も要チェック。  山口県周南市出身でTRIBE所属の片山は、プロ修斗で4戦無敗。齋藤奨司、山口峻、寺嶋直人、青井心ニをいずれも判定ながらユナニマスで下している。  EXFIGHTでも経験を積んだ須藤は、プロ修斗では2022年5月に大竹陽にKO負けを喫したが、9月に大谷あっくんボンバーに2R リアネイキドチョークで一本勝ち。11月には打威致に判定勝ちしている。 ▼2022年度新人王決定トーナメント バンタム級決勝戦 5分2R(延長1R)新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)南風原吉良斗(Theパラエストラ沖縄) ▼2022年度新人王決定トーナメント ライト級決勝戦 5分2R(延長1R)安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT) ▼2022年度新人王決定トーナメント ウェルター級決勝戦 5分2R(延長1R)クアト驎(パラエストラ小岩)エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)  ほかにも注目選手ぞろいの「新人王決定トーナメント」。過去には、川尻達也や扇久保博正、リオン武、箕輪ひろば等、名だたる歴代世界王者が名を連ねており、20年の歴史がある伝統の新人王の称号を手にするのは果たして誰になるのか? 2023年の台風の目となるニューカマーの誕生に注目だ。 [nextpage] ▼68kg契約 5分2Rヨシ イノウエ(パラエストラTB)磯部鉄心(パラエストラ松戸)  また、68kg契約でヨシ・イノウエと磯部鉄心が対戦。イノウエは2021年9月の宇佐美正パトリック戦でのKO負け以来の再起戦。磯部は2022年は1勝2敗と負け越しており、2連敗から脱出できるか。 ▼女子49kg契約 5分2R渡邊富紀恵(修斗GYM神戸/大道塾)※2022年度女子ストロー級新人王天天さくら(総合格闘技ジムBATTLE)  なお女子ストロー級決勝戦に出場を予定していた柳仙香(ALLIANCE)が拳を負傷。右第4指中節骨骨折と診断され、決勝戦を棄権。今年度の新人王は渡邊富紀恵(修斗GYM神戸/大道塾)に決定した。その渡邊は、1月大会で天天さくら(総合格闘技道場BATTLE)とワンマッチで対戦する。
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