質疑応答
塚本「まず純粋にチャンスだなと。ちょこっと連勝で、つながった勝ちでベルトがいきなり見える試合を組んでいただいたのでビッグチャンスで嬉しいなって心境です」
松本「自分も試合をして少しタイトルに近づいたかなってところがあっても、間隔が空いてしまってその間に他の選手がいい試合をして先に行ってしまうという感じがあったので、今回タイトルにつながる試合ってことでありがたい機会だなと思って受けさせていただきました」
小嶋「話が来たのは弟の葬式が終わってすぐで。正直メンタル的にやらてしまって試合が出来る状況ではなかったんですけれど、多分、弟がそこにいたらこんな姿を見たくないと思うんですよね。お前はお前の仕事があるって。なんか怒られた気がして、じゃあやってやるよって思って即答しました。必ずベルト獲ります」
稲垣「今年はキャリア的には格上の選手2人に勝てたので、ベルトに挑戦したいなって想いが自分の中であったのでベルトのチャンスをいただけて本当に嬉しいです」
東本「前の大月さんとの試合で勝てて、自分的にも自信がついた一戦でしたし、やっぱり俺は格闘技が好きやなって実感した後に話をいただけたので もう迷わずやらせてくださいと答えました。こんな格闘技が好きやって思った後にチャンスをいただけたということはやるしかないし、自分のいいところを見せるしかないと思ったので楽しみにしていてください」
蓮實「俺、持ってるなしか思わなかったですね。結果も残せていない中でオファーをいただいて、俺でいいのって思ったくらいだったので。こんなチャンスはないと思ったので素直に嬉しかったです」
寺島「前回失敗して、ベルトの話が来て、嬉しいよりも獲らないといけないだろうと。ちょうどオランダから帰ってきての話だったので、その成果を見せるいいタイミングだと思うので頑張ります」
――1回戦の対戦相手の印象は?
塚本「パワーが凄そうだと。あとそつなくオーソドックスでもサウスポーでもやったり、何でも出来る選手かなって印象です」
松本「僕はこのトーナメント最長老だと思います。38なので。一方の瑠久選手は若くて、自分にないものですかね、パンチが速くて強いものを持っている。いい試合が出来たらいいなという印象です」
小嶋「決まってから松本選手の試合を見たんですけれど凄いタフですよね。だから絶対に盛り上がる試合が出来ると思う。松本選手に勝ったら僕の実力もめちゃめちゃレベルアップする。そういう自分の成長にもなる相手だなと思いました」
稲垣「僕がアマチュアの時からプロで活躍されていて試合も見ていたので、キャリアが上の選手だなって印象と、左の一発があるので真剣で斬り合うようなスリリングな試合になると思います」
東本「第一印象は背が高い。センスがめっちゃある選手なので、絶対に油断できないと思いました」
蓮實「相手は空手ベースで攻撃もディフェンスもしっかり出来る選手、前回タイトルマッチもやっている選手なので、勝って自分に自信をつけたいですね」
寺島「正直、強い選手だとは思ってないです。でも怖い選手だなと思います」
――他の7人と比べてここだけは絶対に負けないと思うことは? 気持ちは持っているのは当然として、それ以外で。
塚本「気持ちって言おうとしたので、それを言う前に止められちゃって(笑)。それを無しにしても周りの選手とは比べ物にならないくらい自分は気持ちが強いと思うので、気持ち一択でお願いします」
松本「トシはくってますし、嫌なキャラ全開で行くのなら頭がいいのかなと思いますね(笑)」
小嶋「この中で多分、頭が一番悪いです(笑)。俺、多分一番蹴りが強いです、実は」
稲垣「試合中の冷静さは誰に負けないと思う。一歩ずつ詰めていって最後は必ず倒します」
東本「俺も頭悪いのは負けてないからな(笑)。今回の勢いは誰にも負けてないと思います。この前の試合でめっちゃ自信がついたので勢いは誰にも負けてない」
蓮實「松本選手に年齢も学力も負けちゃいますが、パワーだけは負けないです」
寺島「全部勝ってると思います」
――中村プロデューサー、あえて本命・対抗・穴をあげるとしたら?
「いつも主催者として答えられませんと答えてきたんですけれども、あえて言うなら…直近のタイトル戦に絡んだという部分では寺島選手。ベルトへの距離的には一番近いと思っている方も多いと思います。あとはトーナメントはタフな戦いになると思うんですけれど、きつい試合で4連勝している塚本選手はトーナメントで化けるのでは、と期待を持って見る方は多いんじゃないのかなと思います。K-1もそうですが、3試合やって勝たないとベルトが獲れないシステムはいいと思っていて。3カ月間で3連勝するのは本当に強い人間、ベルトを巻くにふさわしい人間しか勝てないと僕は思っています。3連勝するのはなかなか難しい。それを達成できた人間がベルトを巻くというのは、新しいチャンピオンを決めるという部分で一番ふさわしい王者の決め方だと思う。このメンバーの中で3連勝して勝つのは王者としてふさわしいと思います」
塚本「純粋に嬉しいです。名前が挙がるとは思っていなかったので、そういう風に思ってもらえるのは嬉しいです。その期待以上の結果で、今はタフとか打たれ強いとかでしか自分は評価されていないと思うので、ここからしっかり倒してこの3試合で化けてKOできる選手になって、このトーナメントと共に自分も成長していきたいと思います」
寺島「優勝候補と言ってもらったんですけれど、オランダのマイク/ジムに3カ月行っていて、65kgの選手とはほぼやっていなかったので、デカい人とやり続けてきたのでそういうのも試合で見せるので期待していてください」
――自分はどういう部分でKrushの王者としてふさわしいと思う?
塚本「周りはセンスがあったりバックボーンで小さい頃から格闘技をやっている選手が多いと思いますが、自分はバックボーンがなくて、周りから見てもセンスがあるタイプじゃない。自分は不器用でヘタツヨと言っているんですけれど、そんなファイトスタイルなので自分が優勝できれば俺も行けるんじゃないかと思ってくれる人がけっこう多いと思う。センスがある人だけじゃなく、そういう人に夢を与えるような試合を見せていきたいと思います」
松本「自分がふさわしいのかなというと難しいんですけれど、幅広い選手がいる団体の中で自分は特異な存在。そういう人間も含めて争っていける舞台だと思うので、それにふさわしいものを出して、そうなればふさわしかったのかなとなると思います」
小嶋「多分、ベルトが俺めちゃめちゃ似合うんですよね。でも似合うだけじゃない絶対にベルトは巻けない。実力が見合わないと。自分はめちゃめちゃ実力あると自負しているので、それを試合で今のところは見せられていなくて、散々トップ選手にもまれて悔しい想いをしているので。今回は実力が拮抗しているのでそこで自分の良さとか実力を見せて一戦ずつ勝ってレベルアップして、決勝に上がる頃にはベルトにふさわしい選手になっていると思います。似合うだけじゃなく、実力も見合うようにしっかり仕上げていきたいと思います」
稲垣「壊しのKrushと言われるだけあって一撃で倒したり、打ち合って倒したりする王者が多いと思いますが、僕は打ち合いはせず、でもしっかり倒す、冷静かつ倒すスタイルを貫いていきたいので、自分にしか出来ないスタイルを貫いて王者になりたいと思います」
東本「デビューの頃からKrushで、だいぶお世話になっているのも長いんですけれど、この中で一番Krushに出ているんじゃないかなと思う。トーナメントも次で3回目なんですよ。だから、もうそろそろKrushのスタッフさんにも感謝の気持ちを込めて獲らないとあかんなと思っています」
蓮實「自分もKrushでデビューしてデビュー戦をKOして、現ライト級王者(大沢)にも下馬評では負けていたんですけれどKrushではKOで勝ったり奇跡を起こしてきたので、今回下馬評でも実力でも自分より優っていると思のでまたミラクルを起こしてベルトをつかみたい」
寺島「前回タイトルマッチを経験して、ベルトが懸かった試合は普通のスーパーファイトとかとは一緒ではないと試合が終わってから気付いた。そういう重みとか、王者と戦った時に拳で会話したことを知っているのは俺しかいないので、だからこそ俺が王者にならないといけないし、俺が王者にふさわしいと思っています」
――最後にファンへメッセージを。
塚本「残り1カ月ちょっと、本当に自分自身最高に仕上げてまず1回戦に臨みます。優勝候補は自分です」
松本「まずは試合が出来るのを嬉しく思います。特別な機会なのでクリスマスとか正月とかありますけれど、返上とまではいかないですがそこを耐えながら仕上げていきたい」
小嶋「僕には弟が亡くなって僕に宿っているので、戦っている時も一人じゃないので、2人分の実力が宿っているので必ず1試合ずつしっかり勝ってベルトを巻きます」
稲垣「この試合が決まってからの期間は大事だと思っているし、運とタイミングで獲れるベルトではないと思っているので、やるべきことをしっかりやってベルトを巻きます」
東本「毎回言うんですけれど、自分は表現者として人に感動を与えられるような試合をして、トーナメントですけれど自分は今は1回戦しか考えていないので、1試合1試合相手を叩きのめしてお客さんに響かせる試合をしようと思います」
蓮實「最高の舞台、最高に仕上げて蓮實光を見せます」
寺島「しっかり仕上げてきます。変な試合をするとマイク会長に怒られるのでしっかりやっていきます。期待していてください」