【KNOCK OUT】新王者の心直はアニメ大好き「好きなのはウマ娘のトウカイテイオーと五等分の花嫁のにのちゃん。僕の人生を変えたのは『家庭教師ヒットマンREBORN！』」

　2022年12月11日(日)東京・後楽園ホールで開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2022 vol.8』の一夜明け会見が、12日（月）都内にて行われた。 　セミファイナル（第8試合）の第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦3分5R延長1Rで、6勝（3KO）無敗の18歳ホープ・乙津陸（クロスポイント大泉）を判定3-0（50-47×2、50-46）で破り、第2代王座に就いた心直（REON Fighting Gym）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「率直に嬉しい気持ちでホッとしています。昨日は眠れなくて、眠れないのは嬉しいとか痛いとか興奮しているとかじゃなくて、KNOCK OUTのベルトを獲ってしまった、KNOCK OUTのスーパーフライ級を背負っていく立場になった重圧で眠れなかったです。8勝8敗のとんとんの戦績で、こんな王者でいいのかと思ってしまって。でも防衛し続けて最強の王者になるので期待してください」と、早くも王者としてのプレッシャーに押し潰されそうだという。 　計量では52.6kgで600グラムオーバー。再計量に臨むこととなり、13:50の再計量で52.1kg。相手側と協議して計量時刻リミット（本来は14:00）を14:20まで延長した上で、14:05に再々計量を実施。無事52.0kgジャストでパスした。 「コンディションは過去一最悪でした。心臓が今も痛いんですよ。思うように体重が落ちなくて。リングインする時にいつもトップロープから上がるんですが、足がつりそうになりました。すぐに試合が始まってヤバいと思った。54kgで汗が止まってしまって。僕は母親が大好きで、タイトルマッチは初めてなので目の前で母親が（ショックで）崩れ落ちていくのを見ちゃって。自分が投げだすのは簡単だけど、ここで踏ん張れば出来ると。最後まで頑張れたのはそこだと思います」と、母親のためにも必死で体重を落としたと話す。 「久井（大夢）君が3勝3KOでベルトを獲ったので、僕は防衛回数の記録を創ろうかなと。記憶にも記録にも残るファイターになりたい。初めて獲ったベルトなので嬉しいし、これをひらたすら防衛してもう出て行ってくれと言われるまで守ります」と防衛戦にも意欲的な心直だが、体重は大丈夫なのか。 　宮田充プロデューサーは「そこは健太会長と話してもらって。身体を壊してまでやるものではないし、階級アップはありえる。防衛戦はすぐ組むものではないので次は契約ウェイトで試合を組むと思う」と、無理な減量をする必要はないとした。 　試合については「もし昨日の自分に点数を与えるとしたら100点中100点満点、完璧だと言ってあげたいです」とし、「僕、乙津君の試合を見ていて打ち合いが本当に強い選手、喧嘩が強いと思っていたんですよ。だから殴り合ったらヤバいと思って。僕は喧嘩じゃなくスポーツで勝ちに行った。それがそのまま出た。1Rは実際ポイントを獲ったか分からないけれど、自分は取ったと思って、2～4Rでお腹を意識して攻めて取ったなと。でもセコンドから『何があるか分からないから5Rは行った方がいい、ここを取ったら勝ちだ』と言われて最後まで集中できました」と、最後まで作戦を遂行することが出来たと満足げ。 　試合後にリング上で乙津と喋っていたことは「3連敗の僕が6戦全勝の彼に勝ってしまったのは彼にとって落ち込む出来事。人生のターニングポイントを僕が作ってしまった。正直、気持ちが折れると思う。だから気持ちが立ち直りやすいように、ここで終わりじゃないから、これが経験だからと。8回負けている僕しか言えないじゃないですか。彼はまだ1回ですからね」と、気持ちが折れないように声をかけたのだとする。 　乙津とのリベンジ戦については「僕がKNOCK OUTを離れている期間に彼が積み上げてきたものは素晴らしいものがある。実力は認めているのでもう1回、またセロからになったが積み上げてきて僕のベルトに手をかけてくるなら挑戦を避けるつもりはないです。絶対に受けます」とした。 　3賞のどれにも該当しなかったことには「残念賞ですね…参加賞はないんですかね。なんでもらえなかったのかな。少なくともベストバウトはもらえるつもりで今日来たのに。犬のクソを踏んだような最悪な気分です。でも、そういう風に見られているということだから、今度は分かりやすい試合をしてベストバウトを狙いたい。年間ベストバウトは間違いなく僕ですよね。そこで100万円もらえればチャラにします」と豪語したが、宮田Pの反応は微妙だった。 　毎週土曜日に東京MXで放映されている『KNOCK OUT STYLE』には「僕はバラエティが好きで見るけれど、足りないものは何か。僕が足りないなと感じた。僕を出せ、心直を出せ！」と出演アピール。 　しかし、事前予想で乙津の勝利を予想、心直を「口だけ」とバッサリ切り捨てた龍聖と壱については「さんざん言ってこうやって結果を出す選手はいますか？ それはマジで言いたいです。その2人とはバラエティの共演NGで。僕をソロで出して欲しい。心直ぶらり旅って街ブラ企画をやりましょう。僕はめっちゃアニメ好きで秋葉原が好きなので。ぶらり秋葉原旅、いいじゃないですか」と共演NGとした。 　ちなみに心直がいま注目しているアニメは『チェンソーマン』で、好きなアニメのキャラクターは「ウマ娘のトウカイテイオーと五等分の花嫁のにのちゃん」なのだという。「生涯で一番好きなのは、僕の人生を変えたのは『家庭教師ヒットマンREBORN！』です」と熱弁。 　最後は「こんな戦績とんとん王者ですが、スーパーフライ級を引っ張って行く自負は誰にも負けない。KNOCK OUTもKNOCK OUT STYLEも盛り上げて、視聴率も100％とっちゃうので期待していてください」と豪語した。