伊藤「会場をちょっと盛り上げて最後に一発で倒したい」
「そうですね、仕上がりはいいと思います」
――具体的に言うとどの辺が今回良いかなと考えてますか?
「最近、練習量増やしてから体の動きもすごい良いし、手札が増えたと言うか攻撃のバリエーションが増えて繋げやすくなったすね。じゃあこの攻撃しよう、この攻撃しようとか」
――リングに立つのは8月の山口侑馬戦以来ですけどRISEに出て3連勝した後、残念ながら連敗してしまいましたが、何か今回の一戦の前に練習を変えるとか工夫はありますか?
「特に深く練習内容とか環境変えたのはないですけど、ディフェンスの面はちょっと強化的にって言うか意識して、なおかつさっきも言ったようにこの攻撃をしたら次はこの攻撃とか、それをイメージしながら練習するようになりましたね」
――それは今回のvs.中村寛戦に向けてのイメージに全て繋がってるってことですね?
「それもそうですし、今までのスタイルじゃやっぱ限界があるなってのも感じたし、そこでちょっと意識自体を変えた感じですね」
――今回の対戦相手である中村寛選手ってどんな印象ですか?
「印象…人獣ですね(笑)。動物に例えるとゴリラになるんですかね(笑)」
――今までそういうタイプの相手と対峙したことってありますか?
「多分ああいうスタイルは初めてだと思いますね。(短い)リーチもそんなちっちゃい選手とも試合したことないし、そういう面ではちょっと未知ですよね」
「それは対戦が決まる前から『噛み合うんだろうな』とは思ってたんで意識はしてました」
――噛み合うっていうのは、気持ちと気持ちの部分が上手い具合にぶつかり合う感じだから噛み合うって感じなんですか?
「気持ちの面でもそうですし、意外と相手もテクニシャンだったりするんで、試合して試合の攻防の中で探りあったりとかも出来るのかなと思って。プラス、やっぱり相手も打ち合う時は打ち合える選手だし、自分自身も打ち合う時は打ち合うんで噛み合うと思います」
――最近の中村選手の戦いぶりはどう見てますか?
「スピードとタイミングとかパワーはあるなって思いますね」
――それ以外の部分では弱点として伊藤選手が突きやすい部分もある?
「そうですね、穴はいっぱいあると思ってます」
「はい、そう思いますね、自分は」
――具体的には今それを明かすことはできないと思いますが、そこを突きながら試合当日はどんな試合になるとイメージしますか?
「理想は一発バチンと当ててスカ勝ちしたいんですけど、会場をちょっと盛り上げて最後に一発で倒したいなと思います」
――他にもかなり良いカードが組まれてますが、その中でどんな自分の色を出したいと思いますか?
「色を出したいっていうか連敗しちゃってるんで、自分の『伊藤澄哉』っていう名前を売りたいのもありますし、強さをこの試合で証明したいなって思ってます」
――最後にファンへメッセージをお願いします。
「どのくらいファンの人がいるのかちょっとわかんないですけど、今回はバチっと決めて連敗脱出と気持ちよく年を越そうと思ってるんで応援よろしくお願います。
あと、最後に一つ良いですか? 対戦相手の中村寛にひとこと言いたいんですけど、本能的に戦うって言ってるって聞いたんですけど、いつも本能的にって言ってるくせに上手く戦ってるイメージが俺からしたら強いから、今回は本当にお互いに本能的に戦って、自分は自分のことを人獣って言ってないけど、どっちが本物の人獣なのか決めようぜ」