チャーパヤック「常に相手にはチャイスーでは勝とうと思っている」
今回タイから初来日する現役ラジャダムナン・ランカーのチャーパヤックは、2階級制覇を成し遂げた小笠原とどう戦おうとしているのか? その自信のほどは? 来日前のチャーパヤックを直撃!
――対戦相手の小笠原瑛作選手にはどのような印象がありますか? 特に警戒すべきところは?
「YouTubeで何試合か見たけど、ムエタイの戦い方ができる選手だと感じた。ミドルキックと、バランスがいい選手だね」
――その小笠原選手に対して、どのように戦ってどう勝ちたいですか?
「日本のファンはKOが喜ぶと聞いているから、KO勝ちを狙っていく」
――小笠原選手はキックボクシングだけでなく、俳優として映画に出演したりもしています。そういう選手についてどう思いますか?
「顔が良いから、そういう仕事も来るんだろうね。私もチャンピオンになって、有名になって、そういう仕事をしてみたいと思うよ(笑)」
――今回初来日ですが、自分のファイトスタイルを自己紹介すると? また得意技は?
「う~ん、全部強くなるように練習しているから、何が得意だとかは考えたことがない。あえて言うなら、常に相手にはチャイスー(戦う気持ち)では勝とうと思っている」
――日本の格闘技、キックボクシングについて、どれぐらい知っていますか?
「今まで意識したことはなかったけど、試合が決まってから気にするようになった(笑)。日本では、たくさんのタイ選手が活躍してきたようだから、私もそうなりたいと思っている」
――日本のキックボクサーについてはどんな印象がありますか?
「パンチが強い選手が多いかな」
――このイベントは『KNOCK OUT』というタイトルです。自分もノックアウトで勝ちたいと思いますか?
「そうだね。ノックアウトがいいね」
――ムエタイを始めた年齢と、これまでの主なキャリアを教えてください。
「子供の頃、地元で始めて、どんどん試合をして、バンコクでも試合が組まれるようになった。私の試合は、他の選手に比べてけっこう激しいから、ここ数年はほとんどテレビマッチで組まれるようになっている」
――ムエタイの強さというのはどういう部分にあると思っていますか?
「難しい質問だね(笑)。言葉にするのは難しい。やっぱりチャイスーかな」
――小笠原選手にメッセージをお願いします。
「あなたと私、どちらが強いか、リングで決めましょう」
――当日の試合で、自分のここに一番注目してほしいというポイントはどこですか?
「相手がどんな攻撃をしてきても、すべてで上回る。パンチ、蹴り、ヒザ、ヒジ、すべて。そして私が勝ったとしても、日本のファンの皆さん、ガッカリしないでください(笑)」