龍聖(左)がまさかの巌流島ルール挑戦、皇治に一度は勝利したダウサコンと対戦する(C)巌流島
2022年12月28日(水)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』の追加対戦カードが発表された。
13勝無敗のKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(キックボクシング/日本/NOPPADET GYM)が、まさかの巌流島ルール(オープンフィンガーグローブ着用、場外押し出し、投げ、絞め・関節技あり)に挑戦。ダウサコン・BANG BANG GYM(ムエタイ/タイ)と58kg契約3分3Rで対戦する。
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。2021年10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利、7月にはRIZINに初参戦して魁志に3RでTKO勝ち。9月の『KNOCK OUT 2022 vol.5』では小笠原裕典に1RでKO勝ち、11月にグ・テゥオンにハイキックでKO勝ちと13勝(9KO)の無敗記録を更新している。
ダウサコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパー・バンタム級王者で、2017年~2018年にREBELSへ4度参戦した強打が武器のムエタイ戦士。2018年4月27日に小笠原瑛作にKOで敗れWPMF王座を失った。その後は様々な団体に参戦し、2021年はK-1に初参戦したが玖村将史にKOで敗れている。2022年5月、HEATで皇治と対戦し、延長Rで判定勝ちしたが、本来は延長戦がないルールだったため後日皇治の判定勝ちに訂正された。戦績は91勝(8KO)52敗5分。
“ポスト天心”の一人と言われ、2021年大晦日の那須川天心RIZINラストマッチの対戦相手候補にも名前があがった龍聖。かつて那須川がRIZINでMMAに挑んだように、この試合は龍聖が「巌流島ルールにチャレンジしたい」との希望で巌流島ルールに決定したという。投げや押し出しもあるため、龍聖が首相撲にどこまで対応できるかがカギとなりそうだ。
龍聖は令和猪木軍の一員となり、これで令和猪木軍は8名7試合が決定。残りは1名と木村“フィリップ”ミノルの相手の1試合となった。