BreakingDown6.52022年12月4日(日)都内某所
▼第7試合 ミドル級ワンマッチ 84kg以下○ポーランドの刺客再々延長 判定3-0×てる
ポーランドの刺客は2021年にABEMAで放映された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』のオーディションに参加。「合気道、空手、柔術、ボクシング、寝技、打撃、レスリングもやっていた」と16年間様々な格闘技を学んできたと話していた。また、MMAの試合経験もあるという。初出場の『BreakingDown6』ではSATORUに判定勝ち。
てるは安保瑠輝也チャンネルのメンバーで、「BreakingDown 4」ではへずまりゅうにTKO勝ち、「BreakingDown 5」ではプロボクシング元IBF世界スーパーウェルター級3位の細川貴之に判定勝ち、「BreakingDown 6」では朝倉未来チャンネルのメンバー佐々木大に判定勝ちしている。
右カーフを連打するてるにポーランドの刺客は首ヒザで対抗。さらに首ヒザで攻めるポーランドの刺客だが、てるの右フックでグラつく。判定は朝倉未来がてるに付けたが、YUGO CEOと秋山はドロー。
延長戦、ここで体力の差が出たか。ポーランドの刺客がパンチのラッシュ。てるは首ヒザにいくが、ポーランドの刺客が振りほどいてパンチを見舞う。しかし、判定はまたも1-0(ポーランドの刺客)に。
再延長、ポーランドの刺客の右ストレートにてるが左右フックの乱れ打ち。ポーランドの刺客が打ち返し、判定はこれも1-0(ポーランドの刺客)でドローに。
再々延長戦、右カーフを蹴っての大きな左右フックを繰り出すてるだが、もはや体力が限界か。ポーランドの刺客のパンチ連打でダウンし、立ち上がったものの両膝に手をついてる状態。直後に試合終了となり、判定3-0でポーランドの刺客の勝利となった。
ポーランドの刺客は「てる、お前強いのう。さすが無敗の男で。この身長差でこのデカさの差でここまでやってくれて。最初から強いと知っていましたが思っていたより強い。これからの活躍も期待しているので一緒にトレーニングしましょう。僕に一番相性悪い相手だと思っていたので心配していたんですが、世界は広いぞと。それだけは言いたい。昨日のK-1も今日もそうだけど、世界には強いヤツがいっぱいいるぞ。皆さん、僕と一緒に世界へ行きましょう。来年は僕に任せてください。次の相手は誰になるか分からないけれど、ずっと前から啓之輔さんとやりたかったので、もしよければお願いします。やりたくなかったら誰でもいいので」と、自分がBreakingDown世界進出のエースになる宣言と啓之輔への挑戦を表明した。
[nextpage]
▼第6試合 フェザー級ワンマッチ 64kg以下 キックルール×高垣勇二再々延長 判定0-3○こめお
高垣は『THE OUTSIDER』の初期から主要メンバーとして活躍し、4勝10敗の戦績。GRACHANにも出場したことがある。現在はアポロ中山が所属するGODSIDE GYMの代表。11月に開催された『BreakingDown 6』の「BreakingDown vs.THE OUTSIDER対抗戦」に出場し、山川そうきと激しい打ち合いを展開。残り時間僅かでダウンを喫し、判定負けとなった。
“戦う料理人”こめおはBreakingDownの人気選手で、初出場の『BreakingDown4』では瓜田純士に判定負け、『BreakingDown5』べーやんに判定勝ち、『BreakingDown5.5』では行虎に判定勝ち。そして『BreakingDown6』では高垣の盟友であるTHE OUTSIDERのレジェンド黒石高大と対戦し、ハイキックでダウンを奪われ判定負けを喫している。
高垣とこめおは『BreakingDown6』のオーディションで舌戦を展開、乱闘騒ぎを起こした因縁がある。また、『BreakingDown4』のオーディションでは高垣に勝利した山川そうきに勝利したことも。
前に出る高垣にこめおの右フックがヒット。以後も高垣が前に出るがこめおの右フックが顔面を捉える。中盤、落ち着きを取り戻したか高垣が左右フックを当て始めて、判定は0-0のドローに。30秒間の延長戦へ突入する。
同じくこめおが右フックをヒットさせたが、高垣が前へ突進しながら右ストレートを当て返す。右ストレートを出しながら前へ出る高垣だが、判定はまたも0-0で再延長へ。
盟友・黒石の檄を受けて飛び出した高垣はまたも右ストレートを出しながら突進。こめおは左右フックで迎え撃つ、どちらも一歩も退かず判定0-0で再々延長戦へ。
開始同時に飛び込んだこめおに高垣は左右フック、こめおは高垣を捕まえてのヒザ蹴り。高垣は前へ出る気迫を見せるが、こめおはやはり捕まえてのヒザ蹴りを突き刺す。ここで判定3-0となり、こめおが勝利をつかんだ。
こめおは「10人ニキの気持ちが分かりました。マジ疲れる。この一戦に懸けてて(朝倉)海君のところできつい練習を積み重ねてこの結果が得られたと思います。積み重ねてこれからもBreakingDownの顏としてこの舞台で暴れられるように頑張っていきます」との目標を語った。
[nextpage]
▼第5試合 フェザー級ワンマッチ62kg以下 キックルール○冨澤大智判定3-0×としぞう
冨澤大智は2019年にABEMAで放映された『格闘技代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。プロ戦績はこの2戦のみで、元K-1と紹介されるがK-1には出場していない。初出場となった11月の『BreakingDown6』ではDEEPファイターのヒロヤと初のMMAルールで対戦して敗れたが、今回は本来のキックルールで本領発揮なるか。
としぞうは自ら“トルネード”と名乗り、「BreakingDownドリームをつかみたい」が決めゼリフ。ボクシング経験6年で北海道在住時代はマルスジム主催のイベントにも出場していたとのこと。『BreakingDown5』では小倉將裕に判定負けも『BreakingDown5.5』ではMMAルールで2018年東日本学生選手権(秋季)グレコローマンレスリング55kg級2位のおかせこに判定勝ち。『BreakingDown6』では元プロボクサーのジョーブログにも判定勝ち。
サウスポーの富澤は左ミドルからの左ストレートで前へ出ると、左ミドルとヒザ蹴りでとしぞうを圧倒。「なに逃げてんだよ、来いよ」と怒声を上げながら前へ出る富澤。としぞうもパンチで反撃しようとするが、富澤の左ミドル、三日月蹴りで後退を繰り返す。「逃げんなよ」「来いよ」と最後まで富澤がテクニックと気迫で圧倒し、判定勝ちとなった。
富澤はマイクを持つと「としぞう選手、僕に負けたからといって終わりだと思わないでください。僕は強いです。としぞう選手は弱いです。それが全てです。でも練習を毎日やるんですよ。継続してやるんです。そうすれば強くなります。何回でも挑んできてください。最後に妻に一言。愛してます」と語った。
[nextpage]
▼第4試合 ライト級ワンマッチ69kg以下 キックルール×モハン・ドラゴン判定0-3○おぐちゃん
モハンはBigbangウェルター級(67.5kg)王者でK-1にも出場。豪快なファイトスタイルと強烈なフックでキックボクシング、シュートボクシングで活躍した。『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』では最後の挑戦者として朝倉と戦っている。『BreakingDown4』で佐々木大に判定勝ちも、『BreakingDown5』で啓之輔に判定負け。
おぐちゃんはK-1ジム五反田でチーフトレーナーを務め、その後はトライフォース赤坂にて朝倉未来や白川陸斗の打撃トレーナーとして活動。白川陸斗チャンネルのメンバーでもある。『BreakingDown5』ではとしぞうを左フックでダウンさせての判定勝ち。
おぐちゃんは右ローから右ハイ。モハンは右フックを繰り出すがかわされる。モハンの大振りの右フックをかわしたおぐちゃんが右ストレート。そして飛びヒザ蹴りからラッシュ、右ローを蹴るおぐちゃんに右フックを打ったモハンだがブロックされる。おぐちゃんはよく見てモハンのフックをブロックし、パンチを返し、判定3-0で勝利をあげた。
念願のモハン戦を実現させ、勝利したおぐちゃんは「なかなか相まみえることが出来なかったんですけれど、モハンありがとうございます。今回でファイナルマッチと決めていたので勝ててよかったです。選手ではなくトレーナーとして頑張っていきたいと思います」とこの試合を最後にトレーナー業に専念すると話した。
[nextpage]
▼第3試合 ウェルター級ワンマッチ 77kg以下 キックルール×八須拳太郎KO○川島悠汰
胸毛ニキこと八須拳太郎はプロレスラーで、パワーリフティング、ブラジリアン柔術、キックボクシング、MMAも練習経験があるという。初出場の『BreakingDown6』ではきょうたから2度のダウンを奪ってKO勝ち。今回はMMA経験5年の川島悠汰と対戦する。川島は自ら“ミスターブレイキングダウン”を名乗り、全大会に出場。戦績は6勝1敗で『BreakingDown6』では元アウトサイダーでプロMMAでも活躍した秀虎とダウンの応酬で判定勝利を奪っている。
開始と同時に左右のパンチを繰り出して突進した八須だが、川島の右フックが3度クリーンヒットしてダウン。追撃の手を休めない川島はラッシュをかけてまたも右フックをヒット。八須が大きくグラつき、ロープにもたれかかったところでレフェリーがストップした。
川島は「俺がMr.BreakingDownの川島です。オーディション時から自分の名前を出してくださった八須選手、BreakingDownの関係者の皆様ありがとうございます。BreakingDownが凄いレベルが上がってきてあの選手に勝てるかって言われるんですが、この場を借りて言わせてもらいます。この舞台では俺が一番強いと思っているので、誰でも上等。BreakingDown7ではもっと強くなって帰ってきます。俺、やっぱ強いでしょう。それと今日は日曜日で明日から仕事だったり学校だったりで下向きな人がいると思いますが、俺の試合を見て前向きになってもらえましたかね。これからも皆さんにこういう試合を見せ続けるので応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。
[nextpage]
▼第2試合 ライト級ワンマッチ 68kg以下 キックルール○エイリアンニキ判定2-0×おでんつんつん男
エイリアンニキは『BreakingDown6』のオーディションにエイリアンに捕まった人間のコスプレで登場し、そのままスパーリングも行ったことで話題となった人物。おでんつんつん男は6年前に世間を騒がせた、コンビニでおでんをつついて逮捕された男だ。
試合前におでんつんつん男から「エンタメじゃねえんだよ、脱げ」と要求されたエイリアンニキはエイリアンの着ぐるみを脱いで戦うことに。
両者開始と同時に殴り合い。序盤はエイリアンニキが押していたが、おでんつんつん男が左を当てて逆襲。しかし、エイリアンニキが持ち返してフックをブンブンと振り回して盛り返す。殴り合いは最後まで続き、判定2-0でエイリアンニキが勝利した。
エイリアンニキは「僕、BreakingDown7でひな壇に行きたかったんですけど、こめおくんとやりたかったんですが、もしいけるのであれば黒石さんとやりたいんですよね、こめおくんの借りを返したいと思っているので」と、リングサイドで観ていた黒石高大に挑戦宣言。
しかし、黒石の隣にいた人物に「うちの大将そんな安くないので」とあっさり拒否され、「ダメですか。練習本気でやるのでよろしくお願いします」と再度アピールした。
[nextpage]
▼第1試合 ライト級ワンマッチ69kg以下 キックルール○だいき判定3-0×DJフミヤ
『BreakingDown6』のオーディションとはタッグを組んで双子のケン&双子のヨシと対戦して敗れた
ダッキングしながら左右大振りフックを放つだいきに、DJフミヤは下を向いてしまいパンチを浴びる。DJフミヤも右ストレートを繰り出すが、だいきはダッキングして身体を左右に振りながらフックを打ち続け、圧倒する形で判定勝ちした。
だいきは「さっきカジサックさん(解説)が左が光っていたと言っていたが、途中で右肩が脱臼しちゃったんです。それで左一本でやっていたんです。右ストレートをもっと決めたかったんですが。SNSでエンタメ枠とかバカにされていたんですが格闘技にリスペクトあるんですよ。アニメと格闘技をもっと広めたいのと、アニメ好きで強いのは山川そうきくんがいるので、7で次は山川そうきとやりたい」と、山川そうきとの対戦をアピールした。