MMA
インタビュー

【UFC】トンプソン「ホランドは試合毎に進化している」×ホランド「美しい打撃が常に有効であるとは限らない」=12.3 UFN計量結果

2022/12/03 19:12
 2022年12月3日(日本時間4日)、米国フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催される『UFC Fight Night: Thompson vs. Holland』の公式計量が2日(同3日)、同地にて行われた。  UFC APEXでの少人数の観客で、配信向けに行うスタジオマッチとは異なり、今回はオーランドの会場での有観客大会。3月にオハイオ州コロンバスのネイションワイドアリーナで開催された『UFC Fight Night: Blaydes vs. Daukaus』以来の、本格的に観客を入れた「Fight Night」となる。  メインイベントは、ウェルター級王座に過去2度挑戦している6位のスティーブン・トンプソンと、ノーランカーながらウェルター級では負け無しのケビン・ホランドの対戦。  アメリカン・カラテをベースにローキックの無いジェントルマンキックで連勝し、MMAで16勝6敗1分のトンプソンは、ビセンテ・ルケ、ジェフ・ニールを相手に2連勝も、2021年7月に2位のギルバート・バーンズに、2021年12月に10位のベラル・ムハマッドに、いずれも判定負けで2連敗中。  今回の対戦相手のホランドについて、事前インタビューでは、「彼は間違いなく長身の選手だ(ホランドは身長191cm、リーチ206cm。トンプソンは身長183cm、リーチ191cm)。それに彼はブラジリアン柔術の黒帯で、トラビス・ルターや僕が教わったカルロス・マチャドを師に持つ。サブミッションもノックアウトも、この選手はどの場面でも通用する。レスリングだけを仕掛けてくるタイプではないし、キャリアを重ねるごとに進化していくタイプだ」と高く評価する。  2月に四十路を迎える39歳だが、「キックも含め、僕がKOされたのは過去に1度のみ(2019年のアンソニー・ペティス戦)。健康で、あまり大きなダメージを受けていない限り、僕はやり続けるつもりだ。コーチであり、父が『もういい』と言わない限り」と復活への意気込みを語っている。  対するホランドは、2021年10月にミドル級でのカイル・ドーカス戦でアクシデントのヘッドバットを受けてノーコンテストに終わると、2022年3月に階級をウェルター級に落として、アレックス・オリヴェイラにTKO勝ち。同年6月にはティム・ミーンズにもダースチョークで一本勝ちし、2連勝。しかし、2022年9月のカムザット・チカエフ戦は、チマエフの体重超過により、180ポンド契約で緊急出場し、ダースチョークで一本負けしている。 「(チマエフ戦は)奇妙でクレイジーな一週間だった」と苦い表情を浮かべたホランドだが、9歳歳上のトンプソンとの試合には、大いなる敬意とモチベーションを持って臨むようだ。 「ワンダーボーイはずっと注目されていたんだ。ミドル級でやっていた時も、ウェルター級になったらぜひやってみたい試合だった。以前、まだ減量していなかった頃、170ポンドに挑戦したのもワンダーボーイの存在があったからだ。彼はこのスポーツのレジェンドであり、素晴らしい人物であり、素晴らしいファイターであり、美しい打撃を持っているが、美しい打撃が常に有効であるとは限らない。MMAの試合数は僕の方が多いし、彼は僕より少ない。僕の方が若くてハンサムだ(笑)。僕の出番だよ」。  ホランドはウェルター級の雄を超えて、ランキング入りを果たすか。  なお、同級でニコ・プライス(170lbs/77.11kg)と対戦するフィリップ・ロウ(173.5lbs/78.70kg)が体重超過。試合は行われるものの、対戦相手のプライスに報奨金の30%を支払い、キャッチウェイト戦となっている。  大会の模様は、日本時間12月4日(日)朝9時にスタート予定のプレリムが、UFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、UFC FIGHT PASSでプレリムを含め、12時開始予定のメインカードもライブ配信される。 [nextpage] UFC Fight Night: Thompson vs. Holland 計量結果&写真 現地時間2022年12月3日(土)、日本時間4日(日)米国フロリダ州オーランド/アムウェイ・センター 【メインカード】 ▼ウェルター級 5分5Rスティーブン・トンプソン(米国)16勝6敗(UFC11勝6敗)170lbs/77.11kgケビン・ホランド(米国)23勝8敗(UFC10勝5敗)170.5lbs/77.34kg [nextpage] ▼ウェルター級 5分3Rブライアン・バーバリーナ(米国)18勝8敗(UFC9勝6敗)※UFC3連勝中 170.5lbs/77.34kgハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)31勝14敗(UFC20勝12敗)170lbs/77.11kg [nextpage] ▼フライ級 5分3Rマテウス・ニコラウ(ブラジル)18勝2敗(UFC6勝1敗)※UFC3連勝中 126lbs/57.15kgマット・シュネル(米国)16勝6敗(UFC6勝4敗)126lbs/57.15kg [nextpage] ▼ヘビー級 5分3Rタイ・トゥイバサ(豪州)14勝4敗(UFC8勝4敗)266lbs/120.66kgセルゲイ・パブロビッチ(ロシア)16勝1敗(UFC4勝1敗)※UFC4連勝(4KO) 255lbs/115.67kg [nextpage] ▼ミドル級 5分3Rジャック・ハーマンソン(ノルウェー)23勝7敗(UFC10勝5敗)186lbs/84.37kgロマン・ドリーゼ(ジョージア)11勝1敗(UFC5勝1敗)※UFC3連勝中 185.5lbs/84.14kg [nextpage] ▼ミドル級 5分3Rエリク・アンダース(米国)14勝7敗(UFC6勝7敗)186lbs/84.37kgカイル・ドーカス(米国)11勝3敗(UFC2勝3敗)184.5lbs/83.69kg [nextpage] 【プレリム】 ▼ウェルター級→173.5ポンド 5分3Rニコ・プライス(米国)15勝5敗(UFC7勝5敗)170lbs/77.11kgフィリップ・ロウ(米国)9勝3敗(UFC2勝1敗)※UFC2連勝(2KO)中 ※173.5lbs/78.70kg※ロウが体重超過。試合は行われるものの、対戦相手のプライスに報奨金の30%を支払う [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3Rアンジェラ・ヒル(米国)14勝12敗(UFC9勝12敗)115.5lbs/52.39kgエミリー・ダコート(米国)12勝6敗(UFC1勝0敗)115.5lbs/52.39kg [nextpage] ▼ライト級 5分3Rクレイ・グイダ(米国)37勝22敗(UFC17勝16敗)154.5lbs/70.08kgスコット・ホルツマン(米国)14勝5敗(UFC7勝5敗)155.5lbs/70.53kg [nextpage] ▼ライト級 5分3Rマイケル・ジョンソン(米国)20勝18敗(UFC12勝14敗)156lbs/70.76kgマルク・ディアケイジー(英国)16勝5敗(UFC7勝5敗)155.5lbs/70.53kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3Rダレン・エルキンス(米国)27勝10敗(UFC17勝9敗)145lbs/65.77kgジョナサン・ピアース(米国)13勝4敗(UFC4勝1敗)UFC4連勝中 146lbs/66.22kg [nextpage] ▼女子フライ級 5分3Rトレイシー・コルテス(米国)10勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝中 125lbs/56.70kgアマンダ・ヒバス(ブラジル)11勝3敗(UFC5勝2敗)125lbs/56.70kg [nextpage] ▼ライト級 5分3Rナタン・レビー(イスラエル)7勝1敗(UFC1勝1敗)156lbs/70.76kgヘナロ・バルデス(メキシコ)10勝1敗(UFC0勝1敗)156lbs/70.76kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3Rマルセロ・ロホ(アルゼンチン)16勝8敗(UFC0勝2敗)145lbs/65.77kgフランシス・マーシャル(米国)6勝0敗(UFC0勝0敗)145lbs/65.77kg [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3Rヤスミン・ハウレギ(メキシコ)9勝0敗(UFC1勝0敗)115.5lbs/52.39kgイステラ・ヌネス(ブラジル)6勝3敗(UFC0勝2敗)114.5lbs/51.94kg
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