この画像だけでもかなり幻想と期待が高まるガロア・ボファンド(C)巌流島
2022年12月28日(水)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』に、元UFCファイターのガロア・ボファンド(英国)の初来日が決定した。カポエイラで巌流島を席巻したマーカス・レロ・アウレリオと「巌流島特別ルール」(※ルール詳細は未定)で対戦する。
ボファンドは謎のムゲンドーキックボクシングから欠場選手の代打で2017年7月17日にUFCスコットランド大会でデビュー。チャーリー・ウォードを投げ飛ばし、マットに頭を強打させて失神させ、鉄槌の追い打ちで1R2分10秒でKO勝ちした。そのフィニッシュシーンもさることながら、踊るようにオクタゴンを縦横無尽に動き、蹴りを放っていく姿が話題に。
しかし、2017年12月のUFCでチャド・ラプリスに逆転TKO負け後、Bellatorに移籍。2019年6月のBellator223でキース・マカビーを相手に判定勝ち以降、試合を行っていない。
SNSでは「巌流島向きの選手」という声が多く上がり、実際、谷川貞治プロデューサーもボファンド獲得に興味を示したという。巌流島の公式HPには、その時のことを海外選手ブッキング担当がコラムに記している。以下、その抜粋。
「謎のムゲンドーキックボクシングからUFCデビューした武道家ガロア・ボファンド。『巌流島向きの選手が現れた!』というファン発信のネット上での騒ぎを目にした谷川プロデューサーがさっそく、『この選手おもしろい! ガロア・ボファンドを獲得せよ!』と私に指令をよこした。
獲得しろったってUFCとの契約があるだろうよ(苦笑)と思いながらも、もしかしたらUFCとは単発契約だったということもないとはいえない。ということですぐにボファンドにコンタクトを取ってみた。
結論からいうと、ボファンドはやはりUFCとの契約上の縛りがあり(※現在の直近の試合はBellator)、巌流島には参戦できないとのことだった。ただ、いかにも日本の格闘技、カルチャーが大好きそうな彼だけに『巌流島は初めて知ったがすごく面白そう。機会があれば出てみたい』と非常に好感触な反応をいただいた。いずれぜひ巌流島で見てみたい選手だ。
現状、ボファンドは呼べないが、彼のマネージャーにムゲンドーキックボクシングから他の刺客を巌流島に送りこむようお願いしておいた。その回答は『何人か心当たりがある』というものだったので、期待しながら続報を待ちたい」
当時、招聘は実現しなかったが、今回は、5年越しで谷川Pの念願が叶う形となったわけだ。巌流島のSNSではボファンドが片足立ちで何発もサンドバッグに蹴りを入れる動画も公開されており、かつてBellatorや巌流島でカポエイラ技を駆使して戦ったレロ・アウレリオ相手に、どんなファイトを見せてくれるのかとの期待が高まっている。
【12.28両国】
— [email protected]両国 (@Ganryujima_PR) November 26, 2022
謎の格闘家ガロア・ボファンドの流派ムゲンドーとは何か? 北斗神拳?https://t.co/8WKuFIQsxN@SadaharuTany pic.twitter.com/J3444vIy2E