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【GRACHAN】伊藤空也の対戦相手が韓国のストライカーに変更、メインは川中孝浩と渡辺良知が3年半ぶりに再戦。無差別級6フェザー級トーナメント準決勝、RIZIN帰りのロクク・ダリ、上田幹雄も=12月4日(日)幕張

2022/11/28 12:11
【GRACHAN】伊藤空也の対戦相手が韓国のストライカーに変更、メインは川中孝浩と渡辺良知が3年半ぶりに再戦。無差別級6フェザー級トーナメント準決勝、RIZIN帰りのロクク・ダリ、上田幹雄も=12月4日(日)幕張

(C)GRACHAN

 2022年12月4日(日)千葉市・幕張メッセ 国際展示10ホールにて開催される『GRACHAN58』の全カードと試合順が発表された。

▼第15試合 GRACHANバンタム級 5分2R
伊藤空也(BRAVE/第6代GRACHANバンタム級王者)
イ・ハンヒョン(AWE/Crazy Gwang Gym)
※キム・ヒョリョンは怪我のため欠場

 コ・メインの第15試合バンタム級に出場する伊藤空也(BRAVE/第6代GRACHANバンタム級王者)の対戦相手が、当初のキム・ヒョリョンの怪我により、イ・ハンヒョン(AWE/Crazy Gwang Gym)に変更となった。

 イ・ハンヒョンは、32歳のストライカー。ムエタイベースで176cmの長身から繰り出す打撃を武器とする。韓国の立技格闘技大会「MAX FC」でファーストリーグも含め、9戦9勝をマークし、MMAではセミプロながら5戦5勝の負け無しだという。

 MAX FC時代にはオーソドックス相手には、サウスポー構えから、右前蹴り、左ミドル、左ストレートを突き、前蹴りからそのままスイッチしてオーソドックスでも戦っており、左の攻撃、ヒザ蹴りにも注意が必要だ。

 MMA11勝8敗1分の伊藤は、2022年3月の「RIZIN LANDMARK Vol. 2」以来、9カ月ぶりの試合。前戦では魚井フルスイングの強打を完封しての判定勝ちも、「自分も打撃をカウンターで当てていく作戦だったけど、安全な試合をし過ぎちゃって、求められているものができなかったことが悔しい」と反省しきりだった。

 今回は、緊急参戦のストライカーを相手にどんな試合を見せるか。

▼第16試合 GRACHANウェルター級 5分2R
川中孝浩(BRAVE/第3代GRANDウェルター王者)
渡辺良知(SILVER BACK HOUSE)

 試合順発表では、メインでGRACHANウェルター級(5分2R)で川中孝浩(BRAVE/第3代GRANDウェルター王者)と、渡辺良知(SILVER BACK HOUSE)が、2019年6月の「DEEP90」以来の再戦に臨む。

 川中は、埼玉の強豪・花咲徳栄高で3年間レスリングに励み、大学の途中でプロのMMAファイターとなり、16勝8敗1NC。2021年11月の「RIZIN Trigger 1st」ではストラッサー起一の肩固めに一本負けも、2022年5月に長岡弘樹と対戦し、ジャブで削っての判定勝ち。GRANDウェルター級王者となっている。

 対する渡辺は、MMA14勝14敗3分1NC。2019年6月の前回の川中との対戦では、1Rに渡辺が肩固め、マウントでエルボーを落とすなど優勢に立ったものの、2Rに川中がテイクダウウン。スタンドでも左右フックをヒットさせるなど反撃し、判定は3者とも19-19のマスト判定で渡辺の手が挙げられている。

 2020年以降のここ5戦で3勝1敗1NCとコンスタントに白星を挙げている川中に対し、渡辺は川中戦後、2019年10月のDEEPで住村竜市朗に一本負けし、2022年5月の1年7カ月ぶりの復帰戦でもコマネチゆうた相手にアイポークでノーコンテストとなっている。

 両者の3年半の軌跡が問われる再戦だ。

▼第14試合 GRACHANライト級 5分2R
ロクク・ダリ(TRI.H Studio/第2代GRANDウェルター王者)
林RICE陽太(パラエストラ森ノ宮)

 第14試合は、2021年11月の「RIZIN.32」で“ブラックパンサー”ベイノアに逆転負けしたロクク・ダリ(TRI.H Studio/第2代GRANDウェルター王者)が再起戦。林RICE陽太(パラエストラ森ノ宮)と対戦する。林は、2021年12月に藤村健悟に判定勝ちも、2022年は木村俊也、大宮優を相手に判定で2連敗中だ。

 また、第12試合と第13試合に、桜井隆多(R-BLOOD)、荒東 怪獣キラー 英貴(パラエストラ大阪)、瓜田幸造(掣圏会瓜田道場)、ハシモト・ブランドン(JAWS WEST)の4選手が勝ち上がっている「無差別級トーナメント準決勝」。

 第10試合と第11試合に、小島勝志(STYLE PLUS GYM)、鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)、高橋孝徳(リバーサルジム新宿Me,We)、崎山勲(マッハ道場)の4選手が勝ち上がっている「フェザー級トーナメント準決勝」が行われる。両トーナメントともに、組み合わせは前日計量時に抽選で決定される。

 第9試合は、3連勝中の岸本篤史(BRAVE)と、4連敗中の渡辺和幸(マッハ道場)のライト級戦。

 そして、第8試合には既報通り、「GRACHAN無差別級」(5分2R)として、MMA2戦目となる元極真空手世界王者・上田幹雄(BRAVE)と、プロMMAデビュー戦となる韓国のソン・ムジェ(韓国:TEAM HON)の一戦が組まれている。

 2022年の最終試合となる『GRACHAN58』で頭角を現すのは誰か。

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