MMA
インタビュー

【UFC】7.7『UFC239』JJ vsサントス、ヌネスvsホルム、7.28『UFC240』ホロウェイvsエドガーの3大世界王座戦の見どころをヒデ三好&板橋寛が解説!

2019/07/03 22:07
日本時間の7月7日、米国ネバダ州ラスベガスのT‐モバイルアリーナにて『UFC239』が、同7月28日カナダ・アルバータ州エドモントンのロジャーズ・プレイスにて『UFC240』が、それぞれ開催される。 いずれもWOWOW『UFC-究極格闘技-』で放送される両大会の王座戦の見どころを、“ゴン格”技術解説でもお馴染みのヒデ三好(右)、元Krush -60kg王者&元RISEスーパーフェザー級王者の板橋寛(左)の両氏に解説してもらった。 7月7日の『UFC239』では、“絶対王者”ジョン・ジョーンズが3連続KO勝利中のティアゴ・サントスを迎え撃つUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ、さらにUFC女子初の二階級制覇をはたしたアマンダ・ヌネスに、元ボクシング世界三階級王者のホーリー・ホルムが挑むUFC世界女子バンタム級タイトルマッチが行われる。 さらに、7月28日の『UFC240』では、王者マックス・ホロウェイにフランク・エドガーが挑むUFC世界フェザー級タイトルマッチが行われる。 ホロウェイはこれが3度目の防衛戦。挑戦者のエドガーはライト級タイトルに続く二階級制覇を狙い、フェザー級では3度目のタイトル挑戦に臨む。 両者は2017年12月の『UFC218』で一度は対戦が決定もエドガーが負傷欠場、さらに2018年3月の『UFC222』ではホロウェイが負傷欠場したことで、2度タイトルマッチが中止となっていた。 ホロウェイの前戦は階級を上げて2019年4月の『UFC236』でダスティン・ポイエーとUFC世界ライト級暫定王座決定戦を争い、判定負けで二階級制覇はならず。連勝記録が13でストップしていた。 対するエドガーは、ホロウェイが欠場した『UFC222』でブライアン・オルテガと対戦し1R KO負け。キャリア初のフィニッシュ負けを喫したが、2018年4月にカブ・スワンソンとの再戦で判定勝利、復活を遂げていた。 果たして3度目の正直で試合後にベルトを腰に巻くのは王者ホロウェイか、挑戦者のエドガーか。 7月28日【UFC 240: Holloway vs. Edgar】 ▼UFC世界フェザー級タイトルマッチ 5分5Rマックス・ホロウェイ(王者/米国)フランク・エドガー(挑戦者/米国) 【写真】GettyImages ──ラスベガス大会に続くUFCのナンバーシリーズの次の大会は、7月28日カナダで開催される『UFC240』となります。メインイベントでは、UFC世界フェザー級王者のマックス・ホロウェイが、元ライト級王者のフランク・エドガーの挑戦を受けるタイトルマッチとなります。 板橋 打撃だけを切り取ると距離が長く、パンチ力もあるホロウェイが有利なため、エドガーにはそうとうプレッシャーがかかると思います。エドガーは、どれだけ動いて角度を色々変えて飛び込んでいけるか。ただ、ホロウェイは近い距離でもボディが打てて、さらに下がりながらカウンターを打てるため、エドガーにとって大変な相手だと思います。 【写真】GettyImages ――ホロウェイとしてはどう戦う? 板橋 スイッチヒッターですが、オーソの時はジャブ、ジャブと突いて、ジャブが当たれば、そのまま自動的に右が当たる──そういう展開を作っていくのではないかと思います。それに、映像を見ているとホロウェイの拳は硬そうだなと。 ――硬そう? 板橋 さっきのボラートを使うメキシコのボクサーのように“効かせる”ことに長けている。例えばフックをナックルを地面に平行にして打つのが普通ですが、地面に垂直にするような軌道で硬い部分を当てに行く。 ――拳を返してねじこんでいるような感じでしょうか。 板橋 そうですね。ですから強振していなくても硬くて効かされているように見えます。 ――うーん、ライト級でポイエーと対戦するまでUFCで13連勝というのもうなずけます。エドガーとしては出入りして、ジャブの当たらない距離・角度を作る必要があると。そこにテイクダウンも混ぜて。 三好 遠い距離で当てるのがホロウェイで、近くに入ってタックルなのかフックなのか、相手に分かりづらい動きを織り交ぜて戦うのがフランキーだと思うのですが、互いの距離が全く違う。そんな中で、ホロウェイは間合いのコントロールとテイクダウンディフェンスにも長けている。そこをフランキーはどう崩すか。 タイミングで倒せたとして、しっかり抑え込めればフランキーに勝機があると思うのですが、なかなかホロウェイを抑え込むことは難しい。立たれると削られるから、また遠い距離をかいくぐらなきゃいけない。そしてリーチのあるホロウェイの前傾の打ち方はフランキーにとって触ることがなかなか難しそうです。 ――ホロウェイの打ち方はテイクダウンしにくい? 三好 手が長く、前傾で打つので懐が深く足が遠いんです。遠い距離だったらディフェンスをする時間も稼げる。テイクダウンに対してスプロールしやすいんです。 【写真】上段はホロウェイの長い打撃。前傾気味で足は遠い。テイクダウンに対しがぶることが可能。下段、通常の打撃では脇の下の懐が浅くスプロールが間に合わないことがある。 ――なるほど。 三好 フランキーはステップワークをどう活かし、コンパクトなフックを当てるか。ジャブからニータップ、あるいはタックルに入る。それで相手のガードが下がるとフックが当たる──これがホロウェイに通用するか。カブ・スワンソン戦では、スワンソンがフランキーのテイクダウンを防ぐ一方、自らの攻撃力は半減してしまったようにホロウェイの攻撃力も削ぐことができるか。 ――そしてテイクダウンに入れたとしてもホロウェイにはカウンターもあります。 三好 スクランブルの中でスワンソンを極めたギロチンチョークも持ってますからね。 ――その万能ファイターのホロウェイを、フェザー級では3度目のタイトル挑戦となるエドガーがいかに切り崩すか、見ものですね。三好 エドガーはフェザー級転向以降、ジョゼ・アルドとのタイトル戦以外では、試合の4週間前に相手が変わったオルテガにしか敗れていないですからね。スワンソン、チャド・メンデスら実力者にも勝利し、新世代のジェレミー・スティーブンス、ジャイー・ロドリゲスも跳ね返してきた。これまで2度流れたホロウェイとの対戦が、3度目の正直で実現する今回、5Rをどう戦うか、ほんとうに見ものです。 【写真】GettyImages ▼女子フライ級 5分3Rアレクシス・デイヴィス(カナダ)ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル) ――そして同大会では、試合順は分かりませんが、女子フライ級で、日本でも活躍した第2代ストロー級クィーン・オブ・パンクラシストのヴィヴィアニ・アロージョもアレクシス・デイヴィスを相手にUFC2戦目を戦います。 板橋 デイヴィスはUFCで初めて戦った女子カナダ選手ですね。ロンダ・ラウジーと対戦した。地元カナダ出身なんですね。ヴィヴィアニは僕も日本滞在時にHIDE'S KICKで練習している姿をちょっとだけ見たことがあります。背中がヤバかった(笑)。 三好 計量前日で4キロオーバーでしたが「全然いつも通り」と平気でした(笑)。栄養士もつけて、ちゃんとチームで臨んでいる。いい練習環境だなと、当時から感じていました。頑張ってほしいですね。5月のUFCデビュー戦はオファーがあったのが10日前で、しかも2階級上のバンタム級で戦ってKO勝ちしましたが、今回はフライ級で戦えるということで、さらに期待が高まります。 ――ヴィヴィアニの良いところは? 三好 ステップし身体を上下に揺らしてレベルチェンジし、フェイントを入れながら戦うので、相手はタックルなのか、パンチなのか迷うと思います。そうしてプレッシャーをかけながら詰めていって、組んでも強いし相手から離れる力も強い。けっこう完成されているのかなと思います。 ――日本では三浦彩佳選手、藤野恵実選手をTKOに下した打撃面ではいかがですか。 三好 まっすぐとボラードをしっかり使い分けられます。そして相手のジャブに打撃を合わせる能力に長けている。身体を上下しながら、前重心で、手がしっかり伸びるパンチを打てるので、距離も稼げる。遠いパンチが打てるのも強みです。 ――対戦相手のアレクシス・デイビスは、かつて赤野仁美選手に一本勝ちし、柔術黒帯のサラ・カフマンも腕十字で極め、リズ・カムーシェにも判定勝ちしている実力者です。 三好 距離的にはヴィヴィアニの打撃を活かせると感じましたが、殴り合いも辞さず組みも得意としているベテランのデイビスとの試合は、本来の階級でヴィヴィアニの真価が問われる試合になるでしょうね。楽しみです! 【追記】7月27日(日本時間7月28日)、カナダ・アルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスで開催される「UFC240: Holloway vs. Edgar」で堀江圭功(ALLIANCE/MMA8勝1敗)のオクタゴンデビューも決定! カナダのハキーム・ダラドゥ(MMA9勝1敗1分=UFC2勝1敗、WSOF7勝1分)とフェザー級で対戦する。 7月7日【UFC 239: Jones vs. Santos】 ▼UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5Rジョン・ジョーンズ(王者/米国)ティアゴ・サントス(挑戦者/ブラジル) 【写真】GettyImages ――まずは、7月7日(日・日本時間)ラスベガスで開催される『UFC239』のメインイベント、ジョン・ジョーンズvsティアゴ・サントスのライトヘビー級タイトルマッチから。王者ジョーンズは復帰後3戦目で、サントスはミドル級からライトヘビー級に転向し、現在3連続フィニッシュで勝利しています。まずはスタンドの打撃の面から板橋さんの印象をお願いします。 板橋 ジョン・ジョーンズ(JJ)は、すごく長い手足といい目を使って戦うのに対して、ティアゴ・サントスは、対戦相手にもよりますが、わりとスイング系のパンチを多く出して、一発狙いという感じの打撃ですね。 距離は近目でジミ・マヌワ戦のKOシーンを見ると、乱打戦になったところをしっかり1回立て直して、ストレートも出していたので、スイングだけということではありませんが、それにしてもジョーンズの距離のほうが長いので、なかなかスイング系を当てることが難しく、空転させられてしまう可能性もあるなと感じました。 ――ジョーンズが長い手足をうまく使っているというのは? 板橋 前戦のアンソニー・スミス戦もそうでしたが、自分の前手で相手の前手を触るときに、外側を取ることによって、相手の手を押さえてしまうんです。そのままストレートも打てますし、ヒジを打つことも出来る。前手で外側を取ることによって相手をコントロールしやすくなります。そこでうまく距離を支配していくのではないかなと思います。 ――サントスとしては、得意のスイング系のパンチを当てるために詰めたい? 板橋 そうですね。まず打撃を当てなければいけないので、どうやって当てるかというと、ジョーンズ相手にはどの選手も非常に苦しんでいる。ジョーンズはバックステップも上手いですし、相手が前に出てきてもヒジやパンチだけでなく、前蹴り、左右の関節蹴りもあります。距離を潰すのは至難の業かなと思います。 ――サントスには回転系の打撃もあります。 板橋 そこも互いに持っていて、ジョーンズも回転系を使う。打撃面でいえばサントスとしては、相手が距離感がうまく掴めない1ラウンド目に、できるだけフェイントを多く仕掛けて、隙を狙って強い一発を当てるという展開を狙いたいところです。打ち合いの中では、ヤン・ブラボヴィッチを相手に下がりながらカウンターのフックでKOという目の良さもあるサントスですが、ラウンドを重ねるにつれ、ジョーンズが距離感を掴んだら、非常に厳しい状況になってくると思います。 ――三好さんは両者の相性をどのように感じますか。 三好 JJのあの長い距離で戦いたくないですね。サントスの強みは勢い。スイング系のパンチもそうですが、蹴った足を戻さずにそのまま前に着いて走るように次の打撃を打ったりもする。パンチの連打もあの勢いで“寛ちゃん”も言っていた、1ラウンドで距離が定まらないところでガンガン行って、一発、効かせられたら展開は変わってくるかなと思います。 ――ケージ際での組みの展開としてはいかがですか? 三好 サントスはわりと首相撲に行こうとしますし、JJは金網に詰めて両脇を差してヒザ、ヒジを打つ。お互いにヒジ打ちが上手いので、そのあたりの攻防も楽しみですね。 ――ケージ際での打撃も見ものだと。そういえばジョーンズは相手を金網に押し込んで太ももを鉄槌で殴ってもいました。 板橋 あの動き、MMAでは時々見ますが、実はボクシングでも隠れた技として使われたことがあって、バーナード・ホプキンスとフェリックス・トリニダード戦(2001年9月、WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦)で、ホプキンスがお尻の股関節の部分を細かく叩くことよって、徐々にトリニダードの足に効いてきてフットワークが使いづらくなった。結果的にホプキンスの終盤でのKOにつながったという。 ――えっ? ベルトラインより下の打撃は……。 板橋 反則です(苦笑)。 ――ジョーンズのようにクリンチ際で叩いた? 板橋 そうですね。くっついたときにこつこつやって。それで相手のフットワークが鈍ったとも言われています。 三好 出た! 寛ちゃんのボクオタ知識(笑)。ほんとうによくボクシングも見てるよね。いとこはジロリアン陸(プロボクサー)だし。 ――JJも古いボクシングやK-1の動画を見て研究したそうですから、もしかしたらホプキンスを意識して始めた可能性が全く無いとは言えません。近い距離でのヒジ、ヒザに加え、そうした細かい打撃の攻防もあると。さらにそれは組みのプレッシャーのなかで行われます。ジョーンズはオールアメリカンのトップレスラーですが、最近は強引にテイクダウンという場面は減り、きっちり削って金網際でテイクダウンという場面も増えました。長い手足もあるのでしょうけど、うまくクラッチを組んでいます。 三好 前戦のアンソニー・スミス戦でも見せていましたね。JJはリーチもあるので、相手の手首を掴むリストコントロールも上手いのですが、ケージに押し込んで相手の手首を対角に持っていって、その際でパンチもヒジも打つ。そこで相手が腰を引くと手を組み替えて尻下でクラッチして、そこに座らせるようにして自分に近づけてリフト。持ち上げて腰を引いたら肩に乗っちゃうので、そのままテイクダウンする。 ――あれはジョーンズの手足の長さによるところも大きいのでしょうか。 三好 それもありますけど、金網際でさっきの腿での鉄槌だけじゃなく肩パンチも見せていましたよね。肩パンチで突き上げられて身体が伸びてくると、相手は腰を引きたくなる、そこにテイクダウンを合わせているというのもあると思います。 ――そういった細かなセットアップが随所にあると。その意味でもサントスとしては勝機は……。 三好 短い時間のほうが勝機があるように思います。サントスは地元ブラジルではアリク・アンダースを相手に3Rの削り合いを制したタフさも見せていますが、ラスベガスでジョーンズ相手では、時間が経つにつれてジリ貧になっていく可能性もありますので、短期決戦の方が勝率が高いのでは、と思います。 ▼UFC女子世界バンタム級タイトルマッチ 5分5Rアマンダ・ヌネス(王者/ブラジル)ホーリー・ホルム(挑戦者/米国) 【写真】GettyImages ――続いて、同じ『UFC239』から、女子世界バンタム級タイトルマッチの王者アマンダ・ヌネスと挑戦者ホーリー・ホルムの対戦です。ヌネスは前戦で1階級上のフェザー級王者クリス・サイボーグを1R、わずか51秒で衝撃KO。女子バンタム級&フェザー級の二階級同時制覇を成し遂げました。対する挑戦者ホルムは2017年12月にサイボーグに5R判定負けも前戦、2018年6月にミーガン・アンダーソンにテイクダウンも奪うなどトータルファイトで判定勝ちし、復活を遂げています。板橋さんはヌネスの打撃をどのように評価しますか。 板橋 サイボーグ戦は打ち合いに持ち込んだので、互いのラッシュで当たった者勝ち的な部分もありましたが、そんな中でも相手をしっかり見れる余裕と技術があるのを感じました。そして、ヌネスはローキック、右のパンチが強い。特に右のロングフック=“ボラード”これが一番のフィニッシュパンチかなと感じました。 ――ボラードというのはメキシコのボクサーがよく使うという。 板橋 スペイン語で「叩き込む」という意味だそうで、右スイングとは少し異なる軌道で、相手の顎や耳の下に向けて、飛ばして叩きつけるような右のクロス、フックのようなパンチです。 ――どうやって当てるんでしょうか。 板橋 体を左右に振って、この振る勢いを使ってそのまま手を上から打ち下ろします。サイボーグ戦でのヌネスのボラードは、打ち合いの中だったのでタイミングで当てていましたが、最後の詰めの段階では、完全に相手の左のガードの上を越して、相手の顎に当てていたので、あれは狙ったパンチの軌道だと思います。 ――一方のホルムの打撃に関しては? 板橋 ホルムはもう非常にきれいにキックボクシングが完成されていると思います。サウスポーで、左ミドル、左ハイキックを打ち分け、左ストレート、右フック、さらに左ハイキックを当てる。このあたりの攻撃をうまく使い分けています。 ――オーソドックス構えのヌネス対サウスポーのホルムという形になります。 三好 ヌネスとはケンカ四つになりますね。ヌネスに詰められたときにホルムはどうなのか。ホルムは距離を取って戦いたい。パンチからの蹴り分けはホルムは左も右も打てるので、そこでどう翻弄できるか。あとは、元ボクシング世界六冠のホルムは接近戦が出来ないわけじゃないし、最近はテイクダウンも織り交ぜてくる。ただ、このテイクダウンはヌネスもボディロックや差しからのテイクダウンを得意としているので、クリンチの状態がまた面白そうだなと思います。ホルムは首相撲も出来ますから。 ――ヌネスは距離をとって戦ってきたヴァレンティーナ・シェフチェンコに苦戦したこともありました。ホルムにはサイドキックもあります。 板橋 ホルムにとっては、やっぱり蹴りがしっかり当たる距離で戦えたらいいでしょうね。ちょっと長めの距離。対してヌネスは、もう少し近い距離ですよね。パンチがしっかり当たる距離。ヌネスは蹴りはローキックくらいで、打撃だったらホルムのほうが多彩です。ですから中長距離だったらホルムが有利かなと自分も思います。 三好 フットワークを駆使し、出入りを続けるスタミナもホルムは持っています。そしてパンチャーに対して左の蹴りを使い分けられる。対して、王者のパンチ力はホルムより絶対的にある。やはりいかに右を当てることができるか、が大きな見どころになると思います。 ヒデ三好1975年9月20日、鳥取県倉吉市出身。柔道相撲中学県大会優勝。レスリングインターハイ&国体出場。柔術ヨーロッパ選手権青帯フェザー級3位。キック2戦2勝。PANCRASE&KOTC王者タクミを育成し、岡見勇信、ストラッサー起一、石渡伸太郎らを指導。小比類巻貴之、堀啓のトレーナー、『ゴング格闘技』等で技術解説も務める。HIDE'S KICK! 主宰。 板橋 寛1982年9月1日、福島県出身。2009年1月、RISE60kg級王座獲得。2010年7月、カノンスックに勝利。2010年10月、アヌワットに日本人で初めて勝利。2011年7月に、山本元気に勝利。2013年8月、卜部弘嵩を下し、第2代Krush-60kg級王者となる。2015年12月、引退。加圧トレーニングを中心にパーソナルトレーナーとして活躍。Next Stage 34主宰。 ◆世界最強のファイターが集う究極の総合格闘技『UFC』興奮必至の最新・注目カードはこちら !! 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