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2022年12月28日(水)東京・両国国技館で開催される『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』に、米国人として2人目のムンジアル(柔術世界選手権)黒帯王者にして、Bellatorでも世界ミドル級を制したラファエル・ロバトJr(米国)が参戦を表明していると、巌流島事務局が発表した。
ブラジル人以外では史上初となるブラジレイロ優勝、アメリカ人ではBJ・ペン以来史上2人目となるムンジアル優勝など、柔術とグラップリングの国際大会で数々の実績を持つロバトJrは、MMAでも10戦無敗の実力者。
2019年6月の「Bellator 223」でBellator世界ミドル級王者のゲガール・ムサシに挑戦し、2-0の判定勝ち。王座獲得に成功したものの、2020年2月10日に「海綿状血管腫」と診断を受けたことを公表し、Bellator世界ミドル級王座を返上。以降はグラップリングに専念していた。
谷川貞治プロデューサーは当初、アンドレ・ジダに出場をオファーしていたが、ジダは米国でグリーンカード申請中で出国できず。「僕は今、アメリカから出られないけど、同じジムの仲間に話をしたら、巌流島にも、猪木メモリアルにもめちゃくちゃ興味があるヤツがいて、ぜひ彼を出してくれないか?」と逆オファーしてきたのだという。
それが元Bellator王者のラファエル・ロバトJrだった。ホイラー・グレイシーのグレイシー・ウマイタ系で、サウロ&シャンジのヒベイロ兄弟の下で柔術を学び、サウロ・ヒベイロから黒帯を授けられているロバトJrは、11月22日に双子を授かったばかり。
アスレチックコミッションのある米国でMMAの試合は困難と思われるが、コミッションのない日本で「INOKI BOM-BA-YE×巌流島」にMMAで参戦するのか。それともグラップリングでの参戦もあるのか。巌流島事務局は公式サイトにて「現時点で本当にアイディアはまるでなし。我こそはと思うファイター、あるいは良いアイディアがあれば、Twitter等のSNSで連絡を」と呼びかけている。