2022年10月9日(日)オランダ・アーネムにて開催された『GLORY COLLISION 4:HARI vs.OVEREEM THE FINAL ROUND』のメインイベントで、キックボクシングに復帰してバダ・ハリ(オランダ/モロッコ)との13年ぶり1勝1敗で迎えた最終決着戦に勝利したアリスター・オーフレイム(オランダ)にドーピング疑惑が浮上した。各国の格闘技メディアが報じている。
(写真)バダ・ハリとの13年ぶり3度目の対決を制したアリスターだが… 試合が行われた夜に採取されたアリスターのAサンプルが陽性反応を示したという。アリスター陣営は「発見された物質は禁止薬物だが、パフォーマンス向上物質ではない」と試合のパフォーマンスには関係がないと主張。現在、Bサンプルの検査結果を待っており、「結論を急ぐべきではない」としているとのこと。
アリスターは2012年にUFCでもジュニオール・ドス・サントス戦の前に陽性反応が出て、9カ月の出場停止処分を下されたことがある。
(写真)アリスターが陽性で出場停止となれば、プラチバットが挑戦者になる可能性が高い バダ・ハリ戦の勝利により、2023年3月のGLORYにてGLORY世界ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンに挑戦することが濃厚視されていたが、もしBサンプルでも陽性反応が出れば出場停止処分となり、20日にラウル・カティナス(ルーマニア)を壮絶なKOで破ったアントニオ・プラチバット(クロアチア)が挑戦者になるだろう。続報が待たれるところだ。