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【GLORY】旧K-1vs.新生K-1、プラチバットとカティナスが計量パス。ウェルター級王座決定戦のナビエフとセメリアもパス

2022/11/19 15:11
【GLORY】旧K-1vs.新生K-1、プラチバットとカティナスが計量パス。ウェルター級王座決定戦のナビエフとセメリアもパス

旧K-1のヘビー級世界トーナメントに出場したカティナス(左)と新生K-1初代ヘビー級王者プラチバットが激突(C)GLORY

 2022年11月19日(土・現地時間=日本時間20日)ドイツ・ボン マリティム・ホテル『GLORY 82 PLAZIBATvs.CATINAS』の前日計量が18日に行われ全選手が計量に成功し、予定通り8試合が行われる。

 ヘッドライナー(最終試合)は、ヘビー級で同級1位アントニオ・プラチバット(クロアチア)と同級10位ラウル・カティナス(ルーマニア)が激突。


 プラチバットは第1回K-1グランプリで優勝したブランコ・シカティックの弟子で、2017年11月の「K-1初代ヘビー級王座決定トーナメント」に初来日。1回戦でK-Jee、準決勝で上原誠に連続KO勝ちして決勝ではエル・ボウニに判定勝ちして初代ヘビー級王座に就いた。2018年3月の再来日ではロエル・マナートの挑戦を受けて初防衛戦を行ったが、判定負けで王座を失っている。2018年5月にはONEに参戦するも敗れ、2019年6月からはGLORYに参戦。7戦して6勝(3KO)1敗の戦績を収めている。特にここ3試合はいずれもKO勝ち。


 カティナスは2009年3月にステファン・レコにKO勝ち、2010年5月にカーター・ウィリアムスにKO勝ちして同年10月の『K-1 WORLD GP 2010 IN SEOUL FINAL16』に出場するもマイティ・モーに判定負け。その後は『SuperKombat』などで試合を行い、GLORYには2021年9月に初参戦したがノーディン・マヒディンに判定負け。41勝(33KO)7敗の戦績を持つベテラン選手。耐久力とパワーパンチを持ち“鉄人”の異名がある。


 いわば旧K-1と新生K-1でそれぞれ活躍した者同士の一戦。プラチバットは121.5 kg、カティナスは109.5 kgで計量をパスした。


 共同メインイベント(ダブルメインイベント第1試合)では、空位のウェルター級タイトルが懸けられた、同級2位アリム・ナビエフ(アゼルバイジャン)vs.同級3位エンディ・セメリア(キュラソー)による王座決定戦。


 同級2位のナビエフは2010年10月にデビューし、2013年2月にチンギス・アラゾフに判定負けするまで11連勝を記録。その後は5連勝するがジャバル・アスケロフにKOで敗れた。アーメン・ペトロシアンやニキー・ホルツケンからも勝利を収めている。2018年6月には2012年・2013年グランプロロシアオープントーナメント優勝、2013年W5 -71kgトーナメント優勝、2016年にはWMC世界ライトヘビー級王座に就いている。GLORYには2017年10月から参戦し、6勝2敗。戦績は52勝(21KO)8敗を誇る。


 同級3位のセメリアは2016年キング・オブ・ザ・リングトーナメントで優勝すると、2017年からはEnfusionに参戦。2017年にはEnfusion -72.5kgトーナメントでジョーダン・ワトソン、ディオゴ・カラド、モハメド・カマル、そして決勝戦ではあのスーパーボン・バンチャメークに勝利して優勝した。GLORYには2022年9月に初参戦してシュコドラン・ヴェセリにKO勝ちして今回が2戦目。戦績は32勝(17KO)1敗で唯一の黒星は2019年2月にタイフン・オズカンに判定で喫したもの。


 ナビエフは76.8 kg、セメリアは76.1 kgでそれぞれ計量をパス。

 ウェルター級で、MMAで36勝10敗1分の戦績を持つジョイルトン・ルターバッハ(ドイツ)がGLORYに初参戦でキックボクシングデビュー。16勝(2KO)3敗の戦績を持ち、同じくGLORY初出場となるマーク・トリスバーグ(オランダ)と対戦するカードのほか、グーカン・サキの従兄弟セルカン・オズカグライヤン(トルコ)なども出場する。

 同大会は、日本ではU-NEXTにて20日(日)の2:30(19日深夜の26:30)よりライブ配信される。

<計量結果>

▼ヘビー級 3分3R
アントニオ・プラチバット(クロアチア/同級1位)=121.5kg
ラウル・カティナス(ルーマニア/同級10位)=109.5kg

▼GLORY世界ウェルター級王座決定戦 3分5R
アリム・ナビエフ(アゼルバイジャン/2位)=76.8kg
エンディ・セメリア(キュラソー/3位)=76.1kg

▼ウェルター級 3分3R
ジョイルトン・ルターバッハ(ドイツ)=77kg
マーク・トリスバーグ(オランダ)=76.9kg

▼ライト級 3分3R
イタイ・ガーション(イスラエル)=69kg
シハード・アキパ(ドイツ)=69.9kg

▼ヘビー級 3分3R
ジャーファー・ウィルニス(オランダ)=110.3kg
ミハウ・ブラウジェヴィチ(ポーランド)=115.2kg

▼ミドル級 3分3R
セルカン・オズカグライヤン(トルコ/同級2位)=83.4kg
ジュリ・ド・スーザ(ポルトガル/同級10位)=84.7kg

▼プレリム第2試合 フェザー級 3分3R
デニス ウォシク(ドイツ/同級7位)=64.6 kg)
モハメド・エル・メスバヒ (モロッコ)=63.2 kg

▼プレリム第1試合 フェザー級 3分3R
アフマッド・チク・ムーサ (ドイツ/同級8位)=64.9 kg
モハメド・エル・ハムティ (モロッコ)=64.8 kg)

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