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インタビュー

【K-1】斗麗「自ずと差がつく試合になると思う」vs.玖村修平「今回も人生をかけて挑みたい」

2022/11/17 22:11

玖村修平「ここで斗麗選手に勝てば軍司選手に近づけるし、負ければ下からのやり直し」


――地元・大阪でのK-1出場が決まりました。

「去年の大阪大会でKO勝ちできて、地元の人たちから『来年も大阪で試合をしてほしい』という声がたくさんあったので、実際に試合が決まってうれしいですね。普段は東京で、前回も福岡だったので、なかなか地元の人たちに試合を見せる機会がないので、大阪大会は気持ちが入ります」

――大阪大会は他の大会以上の熱を感じますか?

「そうですね。僕もK-1で試合をやらせてもらうようになって、地元の知り合いで『この人もK-1好きだったんだ!』と気づくことも多くて、大阪のK-1熱・格闘技熱を感じます」

――玖村選手自身も昨年の大阪大会から変わったように思うのですが、ご自身ではいかがですか?

「去年の大阪大会で才賀(紀左衛門)選手にKO勝ちするまでは勝ったり負けたりが続いていたんですけど、才賀選手に勝ってからKrushのベルトも獲って、一気に格闘技人生が変わった印象があります。ちょうど1年ぶりの同じ大阪大会なので、さらにここから上に行くきっかけを掴みたいです」

――玖村選手は自分で何が変わったと思いますか?

「練習で積み重ねてきたことが試合に出るようになったと思います。才賀選手とやった時、負けたらやめる覚悟だったんで、生活面からすべてを変えて試合したんです。それでああいう勝ち方ができて、格闘技に対する向き合い方が変わりました」

――8月のフェザー級世界最強決定トーナメントは1回戦でジャオスアヤイにKO勝ち、準決勝では軍司泰斗選手にKO負けという結果でした。あのトーナメントを振り返ってもらえますか?

「K-1ファイターである以上、トーナメントでも勝たなければいけなくて、1日3試合やるのは大会中の調整が難しいなと思いました。軍司戦については、1Rは軍司選手の勢いがあると思ったんで、2Rから盛り返して3Rに倒すプランだったんです。そうさせなかったのはチャンピオンの強さだと思いました。ただ完全にKO・倒されたわけじゃないし、まだ止めてほしくなかったという気持ちもあったんで…。たら・ればで話すのは嫌なので、また軍司選手と戦えるように、結果を出していきたいです」

――斗麗選手にはどんな印象を持っていますか?

「トーナメントの決勝まで勝ち上がった選手で、若いのに経験豊富でテクニックもあるバランスがいい選手だと思います」

――その斗麗選手相手にどう戦おうと思っていますか?

「テクニック勝負する気はないので、1Rから気持ちでガンガン行きたいと思います。勝ちに対する貪欲さもそうですし、K-1に対する気持ちもそうですし、そこは誰にも負けないと思います」

――トーナメント準優勝の斗麗選手と3位の玖村選手の試合ということで、この試合で勝った方が王座挑戦に前進すると思います。

「そういう意味でも戦いたかった相手ですし、軍司選手にやり返したい気持ちは僕も斗麗選手も同じだと思います。ここで勝てば軍司選手に近づけるし、負ければ下からのやり直しなので、お互いに負けられない気持ちと気持ちの勝負になると思います」

――今大会は玖村兄弟で初めてK-1大阪大会揃い踏みとなります。

「兄弟で注目されるのは嬉しいんですけど、僕としては将史と間違えられたり『THE MATCH 2022に出てた選手のお兄ちゃん』と言われたりするのが悔しいんですよ(苦笑)。大阪大会には兄弟で出るので、弟よりもインパクトを残したいし、そことも勝負だなと思っています」

――なるほど。玖村選手にとって地元・大阪からの再出発、何が一番の原動力・エネルギーになっていますか?

「繰り返しですが、斗麗選手は僕が勝ち上がっていれば決勝で戦っていた相手ですし、その選手と試合を組んでもらったので気持ちが落ちることはないです。むしろトーナメント以上に気合いが入っていますし、この試合で軍司選手に近づけるかどうかで人生が変わると思うので、今回も人生をかけて挑みたいと思います」

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