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インタビュー

【ONE】青木真也「“モテてしゃーない”。フィニッシュ出来たらいい」×ザイード・イザガクマエフ「私は彼に勝つ方法を知っている」=11月19日(土)シンガポール

2022/11/17 10:11
 2022年11月19日(土)19時からシンガポール・インドアスタジアムで開催される、ONE Championship『ONE 163: AKIMOTO VS PETCHTANONG』(ABEMA PPV ONLINE LIVE配信)に向けて16日、同地にてヴァーチャルフェイスオフ記者会見が両選手、別室にて行われた。 ▼ONEライト級(※77.1kg)5分3R青木真也(Evolve MMA)ザイード・イザガクマエフ(ロシア)  MMA47勝10敗の青木は、2019年10月から4連勝も、2022年3月の『ONE X』での秋山成勲戦で2R TKO負けし、今回が再起戦となる。レジェンドファイトに背を向け、トップ戦線との対戦を望み、イザガクマエフ戦を選択した。  イザガクマエフは、2022年1月のONEデビュー戦でジェームス・ナカシマを2R、ダースチョークで下し「キル・アオキ!」と対戦を要求。9月には元UFCファイターのジャン・リーポンをテイクダウンからのパウンドでドミネートし判定勝ち。解説席の青木は「戦ってみたい」と語っていた。  イザガクマエフは直近4年で黒星は、2021年1月の『UAE Warriors 15&EFC 32』でのカールトン・ハリス戦でのダースチョークによる一本負けのみ。そのハリスもここ4年で唯一の黒星が現UFCでMMA16戦無敗のシャクハト・ラクモノフとの一戦という強豪のため、イザガクマエフの実力は推して知るべしだ。  ハビブ・ヌルマゴメドフ門下生のうち、イスラム・マカチェフはUFC世界ライト級王者となり、ウスマン・ヌルマゴメドフはBellator世界ライト級王座に挑戦(11月19日)。イザガクマエフはONE世界ライト級王座を目指している。  会見では海外記者を中心に質問に答えた青木は、リラックスしながら時折、本音をのぞかせて、28歳のダゲスタン戦士とヴァーチャルで対した。「どちらかが、サブミッションか、グラウンドのパンチでフィニッシュするんじゃないか」と語った青木。決戦まで、計量&ハイドレーションテストに向かう。 青木「(フィニッシュできる自信は?)それがなかったら、やっていない」×イザガクマエフ「皆が知らない私の実力を見せる」 ──青木選手、5月のケイド・ルオトロとのグラップリングマッチから、MMAでは秋山戦以来、8カ月半ぶりの試合となります。今回の心境など変化はありますか。 青木 いや、何も変わらずに。はい、日々生きています。 ──ザイード選手、今回でONE3戦目で、どんな心境ですか。 ザイード 今回3試合目を迎えて感謝しています。いつもと変わらず、試合は試合として、今回の試合について特別な感情は持っていません。 ──ザイード選手、タイトルを目指す上で今回の青木戦をどうとらえていますか。 ザイード アオキはとても強いファイターだ。経験の豊富さもあって強敵だと思っています。しかし、私は彼に勝つ方法を知っています。 ──青木選手、今回の対戦相手は前評判でタフだとあるが、どう思うか。 青木 見るからに、強そうだなと思います。 ──青木選手は寝技に特化されていると思いますが、今回の対戦相手にはどのように終わらせるつもりですか。 青木 フィニッシュ出来たら、いいなと思っています。 ──ザイード選手、これまでグラウンド&パウンドやサブミッションなどグランドで相手を仕留めてきたが、寝技を得意とする青木選手に対しグラウンドでも勝負をしますか。 ザイード 彼は優秀なグラップラーです。でもその点ついては私も同じ。どんな高いレベルの相手でも組んでいく自信はあります。グラップリングだけでなく打撃でも彼と戦おうと思っていますし、グラウンド勝負も問題ありません。 ──ザイード選手、グラウンド展開での青木選手の”罠”に落ちる心配はありますか。 ザイード 心配はしていない。それはありえない。 ──青木選手、対戦相手を寝技に持ち込んだ場合、フィニッシュできる自信はありますか。 青木 いや、それがなかったら、やっていないっすよね。 ──青木選手、かなり前から対戦相手が対戦を要求してきたが、それについてどの様に思っていましたか。 青木 “モテてしゃーないな”。 ──ザイード選手、自身のキャリアで一番のビッグネームでレジェンドの青木選手と戦うために、特別な練習はしましたか。 ザイード 彼がこの業界のビッグネームでレジェンドであることは間違いありません。しかし、練習は今まで通りです。打撃と寝技の練習をこれまでと内容を変えずにやってきました。 ──青木選手、ザイード選手を含めファンからもレジェンドとして広く認知されていますが、その点についてのプレッシャーはありますか。 青木 全くないです。「ありがとう」って。なんか、みんな「レジェンドと言ってくれて、ありがとうね」って気持ちだけですよ。 ──ザイード選手、ONEではこれまで、恐怖を感じさせる戦いを見せていますが、今回はこれまで以上の戦いを見せますか。 ザイード もちろんです。今回の試合でこれまで以上の高いレベルの戦いを見せるつもりです。皆が知らない私の実力を見せますよ。 ──青木選手、過去何度も王者になったり、輝かしい戦績を残していますが、その中で格闘技を続けるモチベーションとは? 青木 他にやることがないからなのと、好きだからです。それ以外ないです。 ──ザイード選手、この試合に勝利した場合、次は王者クリスチャン・リーへのタイトル挑戦を狙いますか。 ザイード もしこの試合で完勝できたら、私はタイトル挑戦を要求する資格があると思います。私はその為にONEに参戦してきたのです。 ──青木選手、ザイード選手の発言に対し、自身も完勝した場合、タイトル挑戦権はあると思いますか。 青木 いや、39(歳)とか、40歳とかのおじさんチャンピオンは困るでしょ? ね、そう思うでしょ? ──いえ、もちろん、その姿をみたいですよ。 青木 あ、そう、頑張ります。 ──青木選手、自分以外でこのONEライト級では誰が一番才能ある選手だと思いますか。 青木 みんな才能はあるので、一番このタイミングとか運に恵まれた人が、その時のチャンピオンになるんじゃないですか。 ──ザイード選手、自分以外で、このONEライト級最強は誰だと思いますか。 ザイード 今のライト級は(王者の)クリスチャン・リーが最強の選手です。私はすぐにでも彼と戦いたい。 ──ザイード選手、クリスチャンはウェルター級タイトル戦で王者アバゾフに挑戦しますが、試合結果予想は? ザイード 個人的にはキャムラン(アバゾフ)に勝って欲しいです。 ──青木選手、クリスチャン・リーとの前戦から時間が経っていますが、クリスチャンは進化していると感じますか。そして、再戦した場合、勝つ自信はありますか。 青木 クリスチャン・リーもその後進化しているし、今、自分がやって勝てるとはあんま思わないけどな。 ──ザイード選手、青木戦の理想的なフィニッシュのイメージは? ザイード 彼はグラップリングで私に挑んでくると思うが、私も同じだ。サブミッションで早い時間で終わらせたいと思います。 ──青木選手は試合予想について、どう考えていますか。 青木 どっちかが、サブミッションか、グラウンドのパンチでフィニッシュするんじゃないっすかね。
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