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【RISE×SB】大﨑孔稀がルールへの不満とベルトを要求、植山征紀は「ごちゃごちゃ言ってるので、当日はぶっ倒してやろうと思う」

2022/11/16 23:11
 2022年12月25日(日)東京・両国国技館にて、RISEとシュートボクシングが協力して開催する『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』の追加対戦カードが、11月16日(水)都内にて行われた記者会見で発表された。  SBルールのスーパーバンタム級(-55kg)エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限Rとして、植山征紀(龍生塾ファントム道場/第14代SB日本スーパーバンタム級王者、RISEバンタム級3位)vs.大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEバンタム級2位、BOMバンタム級王者)が決定。  ハードパンチャーとして知られる植山は、27勝のうち14のKO勝ち、2018年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では笠原友希を3RTKOで葬りベルトを獲得。2019年2月には安本晴翔に唯一の黒星を付け、RIZINには4度出場して3勝(2KO)1敗。栗秋祥梧、江幡塁、志朗に3連敗を喫したが、2021年6月のRIZINでTKO勝ちして復活。11月のRISEでは京谷祐希に負傷判定で敗れ、12月の防衛戦では竹野元稀にKO勝ち。今年2月にはSB日本バンタム級王者・佐藤執斗との王者対決にも勝利した。8月のRISE大阪大会では鈴木真彦に延長戦の末に判定負けしたものの、ダウンを奪い合う激闘を展開している。戦績は27勝(14KO)16敗1分。  大﨑は28勝7敗1無効試合の戦績を持ち、28勝の内18勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、RISEには2019年11月から参戦。今年3月に一気にフェザー級に階級を上げて龍翔に判定勝ち、5月に55.5kgで加藤有吾にTKO勝ち、7月に56kgでJyoseiにKO勝ちと3連勝を飾ったが、10月に志朗と対戦して延長戦で敗れた。また、2021年6月のRIZIN東京ドーム大会では、パンチのみの試合で那須川天心とも1Rに拳を交えた。  この試合はSBvs.RISEの対抗戦として行われる。  まずは「クリスマスなので格闘技ファンの皆さんにクリスマスプレゼントを届けようと思っているので期待してもらえればと思います」(大﨑)、「今年最後のビッグマッチなのでしっかりSB王者として強さを見せてしっかり勝ちます」(植山)と、それぞれ挨拶。  しかし、対戦相手の名前を聞いた時にどう思ったかとの質問を受けると、大﨑は「前回、志朗選手に負けてしまっているので、復帰戦の相手としてはいい相手、おいしい相手だと思います。植山選手は8月の大阪大会で王者の鈴木選手とバチバチにやり合ってダウンも獲っているので凄く強いなって、生で見ているので強いなと思ったんですけれど、今回SBルールということで。鈴木選手とRISEルールでやっているのでRISEルールだと思っていたんですけれど、SBルールと言われて。で、ヒジ無しって言われたので確実に勝ちに来ているのかなって思って。  僕はムエタイもやって来てヒジありのキックボクシングルールもやって、那須川選手とボクシングルールでやって。いろいろやってきて、今回もSBルールという新しい挑戦なんですけれど。しっかり勝とうとは思っているんですけれど、王者だったら一個提案なんですけれど。僕が勝ったら暫定王者としてベルトが欲しいなと思います。それだけ王者としての覚悟を見せて欲しいなっていうのと、今回投げありってことなんですけれど、僕自身初めてやるルールなんですが、それがないと僕には勝てないと思っているのかなと思って。向こうのルールでやるのでそれだけそういうものを懸けて欲しいなって思います」と、ルールに対する不満と王者なのだからベルトを懸けてくれとアピール。  さらには「前回、志朗選手とやって負けたんですけれど、志朗選手は試合やる前も後もリスペクトはしていたんですけれど、試合後のインタビューを見たら凄い僕をこきおろしているというか、そういう感じだったので、ここでパッと勝って最短でリベンジしようかなと思っています」と、この試合は眼中になく志朗との再戦を見据えると言わんばかり。  これに植山は「大﨑選手の名前を聞いた時はこの間、志朗選手といい試合をしていて強い選手やなって感じですね。ルールでごちゃごちゃ言ってくるんですけれど、自分は全然バチバチで打ち合う気なのでアツい試合をしましょう」と、打ち合うから心配するなと言い放つ。  なぜSBのベルトが欲しいのかと聞かれた大﨑は「昔から格闘技を知っている方は分かると思うんですけれど、僕の先輩で日下部竜也君って先輩がいたんですけれど、その先輩が今(植山が)持っている55kgのベルトを過去に獲っていて。そういう思い入れがあるので発言をしています。ただベルトが欲しいとかじゃなくて先輩が獲ったベルトだから僕も欲しいというのがひとつあります」と、先輩が巻いていたベルトだから欲しいとの理由を説明。  SBルールについては「まだ対策と言うほどやってないんですけれど、今後考えているプランとしては愛知県にはシュートボクサーがたくさんいるので、昔から出稽古に行かせてもらったり来てもらっている鈴木博昭選手のBELLWOOD GYMに行って対策しようかなって。打ち合ってくれるとは思うんですけれど投げの対策も必要だと思いますし、投げられた時に対応できるように対策したいと思います」と答えた。  植山は「今回はSBルールなので、僕はSBの王者なのでそこは意地として負けられないというのと絶対に勝ちます」と、SBルールだからこそ絶対に勝たなければいけないとの決意を語った。  大﨑の要求に対して、会見に同席した緒形健一SB協会代表は「提案に関しては一度協議させてください。選手として気持ちは分かるので協会で協議したいと思います」と、検討すると回答。  また、大﨑は志朗との再戦をアピールしたことについて「それはRISE関係者の皆さんの考えがあると思いますが、僕自身は上しか見てない。今回は(RISEの)ランキングとしては3位の植山選手。王者とやっている、バチバチでダウンも獲っている、というところを考えたらここで勝てば、勝ち方も魅せれば上の2人(鈴木真彦、志朗)に間違いなく噛みついていけると思うので。植山選手に勝って上2人に噛みつきたいところです。そうじゃないと説得力がない。これでいい試合ではダメだと思いますので、圧倒的に勝って上の2人に食らいついていきたい」と、植山に圧倒的な勝利を収めて上位の2人に挑んでいきたいとした。  最後に、大﨑は「クリスマスなので相手を投げ飛ばして倒して勝ちたいと思っているので。最高のクリスマスプレゼント、僕自身にもそれが一番いいクリスマスだと思うので、それを見せられるように期待して欲しいです」と、逆に投げてやると宣言。植山は「さっきからマイクでルールのことやったりごちゃごちゃ言ってるので、当日はぶっ倒してやろうと思っています。楽しみにしておいてください」と怒気をはらんだ言葉で返した。
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