瀧澤vs.井上は7月に決まっていたが井上(右)の負傷で中止、今回改めて実現する
2022年11月11日(金)17時より『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)の会見が行われた。
バンタム級(61.0kg)5分3Rが2試合決定。井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)vs.瀧澤謙太(フリー)、元谷友貴(フリー)vs.ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)が発表された。
瀧澤は「押忍。1年ぶりの試合になります。本当は7月31日、井上直樹選手とやる予定だったんですけれど、流れに流れてやっと試合することが決定しました。1年間ガッツリ練習してだいぶ強くなったので、瀧澤謙太のMMAを見せられるように当日は頑張りますので楽しみにしていてください」と挨拶。
井上は「お待たせしました。今年も怪我が多くてファンの人に心配をかけ、RIZIN関係者にご迷惑をおかけしました。そして瀧澤選手、お待たせしました。敬意を表して一本・KOでフィニッシュして次につなげたいと思います」とコメントした。
ボントリンに関して榊原信行RIZIN CEOは「ボントリンは元UFCファイターで、マネル・ケイプとマッチアップされたこと、試合は流れましたけれどでファンの皆さんも認識されている方が多いと思います」と紹介し、「我々は積極的に世界の強豪を各階級で、コロナの数が増えて来てまたいろいろあるかもしれませんけれど、ここでバックを踏むことはないと思うので、世界中から当初我々が目指す日本発世界、世界最高峰の舞台にRIZINを押し上げるというコンセプトを加速度的に一気に2023年は進めていく中で、日本人だけの戦い、ローカル色の強い戦いから飛びぬけて世界と向き合っていく。そんな中で優秀な選手、実力のある選手ともう何人かと契約してるんですけれど、その第一弾としてボントリン。元谷が世界にどこまで届くのか楽しみにしていただけたらと思います」と、世界の強豪選手を招聘していく第一弾だという。
UFCではフライ級で戦っていたボントリンを迎え撃つ元谷は「元UFCファイターということで。自分の力を示すにはちょうどいいかなと思っています。対抗戦だったり凄いカードがたくさんあると思いますけれど、その中で僕もしっかりインパクト残していい試合をしたいと思います」と意気込んだ。
榊原信行RIZIN CEOは「堀口と最終調整しますけれど、堀口が階級を下げてきている中でバンタム級の2023年の方向性としてはベルトを返上してバンタム級が再度シャッフルされる状況になって、バンタム級タイトルマッチは来年早々には新しい形でチャレンジャー2人を迎えてベルトを獲り合うことになります。そこへ向けてこの4人は負けられない」と、現RIZINバンタム級王者・堀口恭司は王座返上の流れで、新王者を決める方向性になるだろうと説明。
この言葉を受けて瀧澤は「今回大晦日勝って、来年中にはベルトを巻きたいと思っています」、井上は「ここで勝って、もしかしたらこの4人でまたトーナメントみたいな感じになるんですかね? 分からないですけれど。ベルトを獲れるならそこでしっかり勝っていけたらいいんじゃないですかね」、元谷も「自分が今ベルトに絡める位置か分かりませんが、この年末でしっかりインパクトを残して来年はベルトに絡んでいきたいです」と、王座への意欲を示す。
元谷は11月6日の『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』にて、大会ベストバウトと言えるフルラウンドの大激闘を倉本一真と演じたばかり。試合間隔が短い中でしかも強敵との対戦となるわけだが、「試合間隔は全然大丈夫です。ダメージもないですし、疲れも抜けましたし、ちょうどいいですね。相手は強いと思うので、そこはしっかりインパクトある勝ち方をすれば次につながるかなと思っています」と、問題はないとした。