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【Krush】中島千博が復帰戦で初防衛戦、挑戦者は14勝のうち12勝がKOの西元也史「しっかり倒しにいきたい」(中島)

2022/11/05 13:11
 2022年12月18日(日)東京・後楽園ホール『Krush.144』の対戦カード第1弾発表記者会見が、11月4日(金)都内にて行われた。  Krushスーパー・フェザー級王者・中島千博(POWER OF DREAM)が、今年6月の『THE MATCH 2022』で負傷して以来の復帰。西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を挑戦者に迎えての初防衛戦が決定。  中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗となったが、2021年5月大会で伊藤健人からダウンを奪って勝利。2022年1月「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』では笠原友希に判定負けを喫し、今回が再起戦となる。戦績は6勝(4KO)3敗。  挑戦者の西元は14勝のうち12勝がKO勝ちというK-1 JAPAN GROUPきってのハードヒッター。直近2試合は判定勝利が続くも、9月の第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントではリザーブファイトに出場し山本直樹を撃破し、初の王座挑戦のチャンスを引き寄せた。  悲願のタイトル挑戦のチャンスをつかんだ西元は「何度も中途半端なところでコケて遠回りをしてきた。3分3R倒す気で全力で挑めば結果はついてくる」と王座奪取に自信。  KOマシーンの異名を持ちながらも直近2試合は判定勝利に終わっているが「最後の1秒まで倒しにいく気持ちがあったからああいう勝ち方になった。最後の1秒まで目を離さずに楽しみにしていてください。壊し合いを見せたいと思います」と、判定勝利という経験を得たからこそ磨かれた倒す姿勢で挑む。  中島は、ケガで参戦できなかった9月のK-1のトーナメントを振り返り「自分が出ていたらどうなっていたんだろうという気持ちはある。悔しさがほとんどなので、しっかりその分をこの試合にぶつける」と、たまった鬱憤を荒らす腹づもりの模様。その一方で自身のキャリアを上回る西元に対して「胸を借りるつもりじゃないですけど、しっかり倒しにいきたい」とリスペクトの姿勢を見せた。  これを受けた西元は「胸を借りるとかチャンピオンに言って欲しくなかった」と中島のスタンスをバッサリと切り捨て「自分の方がチャンピオンにふさわしい」と先制攻撃。一本取られた形となった中島は「胸を借りるなんていっていたら飲まれてしまうので、先ほどのコメントは訂正で。しっかり練習して当日を迎えたい」と改めて初防衛への意欲を見せた。 [nextpage] 両選手のコメント全文 ●中島千博のコメント「6月の『THE MATCH 2002』、K-1の選手なら絶対に全員どの選手も出たかったと思う大会に出させてもらったんですが、負けてしまって申し訳ない気持ちがあります。1月のトーナメントで優勝して、12月、今年最後のK-1 JAPAN GROUPの試合に出させてもらえるので、しっかり試合に勝って防衛したいと思います。 (対戦相手の印象は?)KOマシーンと言われているだけあって本当にパンチでも蹴りでも倒していて、すごいと思っていて。しかもここ最近の試合は判定でもしっかり勝っているので、穴のない選手だと思っています。(6月以降、どんな過ごし方をしてきた?)9月のK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント、最初はオファーをいただいたんですが、僕が鼻を骨折してしまって出られなくて。代わりに横山(朋哉)選手が出て、という感じで試合も近くで見させてもらって、自分が出てたらどうなんだろうなとか、もっとこうやって戦いたかったなとかいろんな気持ちがあって。そういう気持ちがあったなか、12月の防衛戦のオファーを頂きました。悔しさがほとんどなんで、しっかりその分、この試合にぶつけます。 (初防衛戦は今までの試合とどう違う?)防衛戦なんですけど、デビューしたのもKrushで『THE MATCH 2022』以外はKrushでしか試合をしたことがないので、今まで通りいつもと変わらずに戦うだけです。 (初防衛戦で迎える西元を攻略するビジョンはある?)僕よりも全然戦績も上なので、僕も3分3R全力で戦うだけなので。本当に胸を借りるじゃないですけど、しっかり倒しにいきたいと思います。 (来年に向けて、この試合でどんなアピールをしたい?)西元選手にも言われたように『胸を借りる』なんて言っていたら、相手に飲まれてしまうので……先ほどのコメントは訂正です。僕が自信を持って倒しに行きます。この試合に勝って、K-1のスーパー・フェザー級はいろんな強い選手がいるので、中島千博があの選手とやったらどうだろうだろうなとか、見ている人に思ってもらえるような試合をして、いずれはK-1に出たいと思っています。 (ファンへメッセージ)今日の会見を経て、改めて自分はもっとしっかりしないといけないなと気づかされました。まだ試合まで残りがあるので、しっかり練習して当日を迎えたいと思います」 ●西元也史のコメント「たくさん遠回りしてきたんですけど、やっと自分の力でここまで引き寄せてきたところなので、何が何でも勝ちます。チャンピオンになります。(対戦相手の印象)動きがザ・POWER OF DREAMという感じで、空手出身なので蹴りも上手だと思います。パンチでもダウン取ったり効かせたりしている部分は全然あるので、チャンピオンらしい強さだと思います。 (直近2試合は判定だが成長を感じているとコメントがあった。手応えがあるポイントは?)同じ判定勝ちでも全然違ったと周りからも言ってもらえています。反省点は多いんですけど、僕は最後の1秒まで倒しにいく気持ちがあったからこそ前はダウン取れて勝てたと思いますし、それを判定勝ちでいいやと1ミリでも思う自分がいたらああいう勝ち方にはなっていなかったと思うので、今回の試合も最後の1秒まで目を離さずに楽しみにしていてください。 (9月に勝利してこの一戦を引き寄せた感想は?)上京して4年弱くらいになるんですけど、いろいろなチャンスをいただいてる中、何回も何回も中途半端なところでコケて、すごく遠回りをしてきました。でもこういうところでやっと覚悟を決められて。今までも口では覚悟しているとか、死ぬ気でとか言っている時はありましたけど、今ひとつ自分に甘い部分があったなと思うので、今はやっと気持ちが固まってきて試合できるかなと思うので、12月は楽しみにしてください。 (攻略の準備はできている?)攻略というか、僕が全ラウンド、3分3R倒す気で全力で挑めば結果はついてくると思っていますし、いい試合をしようとかそういうのは思わずとも、そういう試合をお互いにすれば絶対にいい試合になるんで、壊し合いを見せたいと思います。 (来年に向けて、この試合でどんなアピールをしたい?)先ほど(中島は)『強さもチャンピオンらしい』とコメントさせてもらったんですけど、挑戦者に『胸を借りる』とかチャンピオンに言って欲しくなかったなというのが正直なところです。先のことは格闘家としてみんな考えているところなんですけど、先のことを考えて目の前でつまづくのは僕が一番経験しているので、僕は目の前のことしか集中してないですね。それ(Krushのベルト)さえ獲れれば先は見えてくると思っているので、目の間を全力で獲りにいきます。 (ファンへメッセージ)今日の会見を経て、自分の方がチャンピオンにふさわしいと思いました。必ず自分が12月にチャンピオンになります。楽しみにしていてください。最後まで倒しにいきます」
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