MMA
インタビュー

【RIZIN】元谷友貴と対戦する倉本一真「寝たら殴れるし、立ったら投げられるし、離れたら打撃、ひっついたら寝技あるし、MMAでどれでもなんとでもなる」

2022/11/05 12:11
【RIZIN】元谷友貴と対戦する倉本一真「寝たら殴れるし、立ったら投げられるし、離れたら打撃、ひっついたら寝技あるし、MMAでどれでもなんとでもなる」

(C)ゴング格闘技

 2022年11月6日(日)愛知・ドルフィンズアリーナにてケージで開催される『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』の出場選手個別インタビューが4日(金)名古屋市内で行われた。

 第9試合のバンタム級(61.0kg)5分3Rで、元谷友貴(フリー)と対戦する倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)が個別インタビューに応じた。

 倉本は2021年6月のRIZINバンタム級JAPANグランプリ1回戦で、アラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けも、2022年2月に加藤ケンジをケージで1R TKO。5月には魚井フルスイングを判定で下し、2連勝中。

 今回は、金太郎、ヤマニハ、太田忍を相手に3連勝中で、MMA41戦31勝のキャリアを誇る実力者・元谷を相手にケージ&RIZINルールで戦う。

 伝統派空手出身でもある倉本は、果たして元谷の絶対的な間合いを崩して立ち合い、得意のグレコローマンレスリングで金網でクラッチを組むことが出きるか。そして投げて寝かせて、脅威のパウンドを見せることが出来るか。

 名古屋大会のメイン級の好カードを前に、倉本に聞いた。

ケージが自分は好きですね

──髭の色がワイルドですね。

「調子乗りました(笑)。適当にやってみようかなと思って」

──試合を直前に控えた心境は?

「やることやってきたんであとは計量やって、試合で暴れるだけですね」

──半年前の手術は右膝の半月板負傷でした。古傷だったのでしょうか。

「古傷ではなかったんですけど、多分MMAやりだしてからだんだん傷んできていた。多分レスリングじゃない。ちょうど金太郎戦が流れた直後の練習ででてきて、ヒザを曲げられなくなって。で、試合終わってすぐ手術しました。今は完治したので、大丈夫です、絶好調です。怪我する前に戻った感じですね」

──今回の元谷戦に向け、強化した部分や新たに取り組んだ部分は?

「特に何をやったというわけではないです。普段通りやることやって。いつも通りいい感じで仕上げてきた感じですね」

──対戦相手の印象は?

「元谷選手はオールラウンダーで全てが高いレベルの選手という印象」

──そのトータルファイターである元谷選手への対策はチームで?

「そうですね。対策もちろんですけど、一番は自分の戦いをすることだと思うので。ちゃんと対策含め、仕上げてきました」

──今回の試合のテーマは?

「勝つことが絶対なんで。それが1ラウンドなのか、2、3ラウンド、なのか、判定なのかやってみないと分からないですが、ちゃんとKOして勝つつもりでやります」

──ケージで得意な打撃も見れそうでしょうか。

「もありますし。うん、投げでKOもありますし。ちゃんと寝技っていうのも練習していますし。その時、その時ちゃんとフィニッシュしたいと思います」

──名古屋大会。ご家族(登坂絵莉と第一子が2020年に誕生)は?

「いや、来ないですね」

──41戦という、元谷選手ほどキャリアがあって、トータル的に全て優れたファイターとの対戦相手はこれまでいなかったと思います。そういうなかでご自身の戦いを貫く感じでしょうか。

「うん、そうっすね。相手が強いからって自分の戦い方を変えたらそれが一番よくないんで」

──「勝つことが絶対」であると。KOにこだわりはない?

「いや、拘っています。KOして勝つというのが一番」

──元谷戦の先の青写真も?

「まあ、元谷選手はやっぱりRIZINでは戦績残してる上の選手なんで、もちろんその元谷選手に勝ったら、また戦績残してる上の選手もいるのでそういう選手とやりたいです」

──具体的に誰と?

「堀口(恭司)選手がフライ級に、扇久保(博正)選手もフライ級に行くので、バンタムに残ってる選手は限られている。そこらへんとちゃんとやりたいです。そのために、今回ちゃんと勝たないとダメなので。先のことばっかり考えていたら仕方ないので、今回ちゃんと元谷選手しっかり倒して、その後ですね」

──元谷選手は太田忍選手にあまり投げられずに完封しました。深く差さず投げられないよう対処もしていました。その元谷選手相手にケージのなかで自身の持ち味を出せる練習をしてきたのでしょうか。

「そうっすね。うん。めっちゃ頑張って投げられなくしてる人を投げるのも頑張れば出来るのでしょうけど、別にそこまで頑張って投げを狙ってこっちも疲れるのも嫌なので、MMAなので、それ以外の動きも僕もあるように練習しているので、タイミングあれば投げるし、なければ別にという感じですね」

──今回がケージになったことで、際での倉本選手の攻撃はより活かせると?

「そうですね。ロープみたいに身体が外に出たりしないので、ちゃんと壁として使えるので、ケージ。それは自分は好きですね(笑)」

──寝たら削るし、最近はあまり下からの寝技をせずに立ってくる傾向にある元谷選手が立ち上がれば逆に投げられる?

「寝たら殴れるし、立ったら投げられるし、離れたら打撃、ひっついたら寝技あるし、どれでもなんとでもなるので」

──倉本選手の現在地が測れる試合になりそうですね。

「そうですね、それだけいい選手なので、見てもらえたら。自分自身楽しみです」

──ところで、以前欠場前に仰っていたケージのベルト、その考えはいまもお持ちですか。

「ちゃんと僕が勝ち続ければ欲しいですよね。そのためにも勝たないと。勝てなければいらないです、別に!(笑)」

──今回がそのベルトに向けての再スタートになると。

「そうですね。勝って作ってもらいます」

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