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2022年11月6日(日)に愛知・ドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』のバンタム級(61.0kg・5分3R)で、Fighting NEXUS同級王者の河村泰博(和術慧舟会AKZA)と対戦するアラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)が4日、インタビューに応じた。
寝技を得意としながらタイプが異なる両者の試合は、名古屋大会の隠れた好カードとされている。
ヤマニハは、2021年の6月から開幕したRIZINバンタム級JAPAN GPに参戦。1回戦で倉本一真に判定勝ちすると、同年9月の2回戦で朝倉海に判定負け。2022年3月の大阪大会では2年半振りの再戦となる手塚基伸から2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちでリベンジを果たすも、連戦となった4月大会では元谷友貴に判定負けを喫している。
バンタム級の好カードに向け、ヤマニハは「彼は打撃を受けるのを怖がっている」と打撃での優位点、そしてともに得意とする寝技についても「自分はこの階級で一番強い選手と常に練習しているので、間違いなく彼をドミネートできる」と自信を見せた。
彼は打撃を受けるのを怖がっている
──試合を2日後に控えた現在の心境は?
「いつも通りで自信があります。練習もそのために積んできて全く問題ないです。対戦相手は背が高いですが、全く問題ないです」
──カード決定時に「名古屋は僕の街」だと。地元で試合をすることは?
「たくさんの友人が応援に来てくれます。いつも思うことですが、たくさんの友達が近くにいると感じることは大きいです。サポートしてくれた大切な友達が亡くなったのですが、そのサポートを心に刻んで戦いたいと思います」
──RIZINでクレベル選手がフェザー級チャンピオンになったことは刺激になりましたか?
「もちろんそうですね。サトシ選手とともにクレベル選手がベルトを獲ったことは刺激になっています。今度は自分が勝つ番です。近くにいる親しい人がそういう勝利を得てとても刺激になっています」
──対戦相手の河村泰博選手の印象は?
「先ほど背が高いと申しましたが、それについて問題ないと思っています。背が高い相手に対するトラップをたくさん持っています」
──それをボンサイチームで考えて今回披露すると?
「そうですね、彼の全ての試合の分析をたくさんしています」
──LANDMARKはケージの試合。ヤマニハ選手は2019年のPANCRASEでの春日井戦以来のケージとなります。ケージでの戦いについては?
「RIZIN前はずっとケージなので特に問題ありません。練習も壁に囲まれた状態なので、ケージと似た状態なので問題ありません」
──RIZINはリングだったのでいつもと違うケージをいかした試合が見られる?
「そうですね、自分がこれまでRIZNで見せたことないようなことを見せられると思っています」
──今回の相手はNEXUS王者。どんな展開になるとイメージしていますか?
「対戦相手がチャンピオンであることは気にしていないです。自分もPANCRASE王者ともGRACHAN王者の手塚選手とも戦っています。試合が始まったら“彼と僕”の戦いになります」
──対戦相手はリーチがありますが、2人とも寝技が強いなかで、彼のストライキングにはどのような印象を持っていますか?
「彼はリーチも長くコンビネーションのパンチがあると思いますが、彼は打撃を受けるのを怖がっている。その点では、僕の方がハートがありアグレッシブさもあり、打撃を恐れていないので有利だと思っています」
──河村選手はダースチョーク、ギロチンチョーク、三角絞めなどの技を持っています。それらはボンサイ柔術で得意なチームメイトがいるので問題ないでしょうか?
「それはもう間違いないと思います。自分はこの階級で一番強い選手と常に練習しているので、間違いなく、彼をドミネートできると思っています」