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【RISE】田丸辰「自分にしか出来ないスタイルや動きを見せたい」、数島大陸「軽量級はスピードはあるけれど倒されへん、というのを変えたい」=初代フライ級王者決定戦

2022/10/29 18:10
【RISE】田丸辰「自分にしか出来ないスタイルや動きを見せたい」、数島大陸「軽量級はスピードはあるけれど倒されへん、というのを変えたい」=初代フライ級王者決定戦

RISE最軽量級となるフライ級王座の初代王座決定戦に臨む数島(左)と田丸

 2022年10月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 162』の前日計量&記者会見が、29日(土)都内にて14:00より行われた。


 メインイベントの初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rで対戦する、田丸辰(TRY HARD GYM)は51.45kg、数島大陸(及川道場)は51.35kgで計量をパス。続いてのタイトルマッチ調印式を終え、会見に臨んだ。

 伊藤隆RISE代表は「20歳(田丸)と19歳(数島)。RISEのフライ級は日本トップの激戦区だと思っています。その中でもトップの2人なので最速で最強の王者が決まると思っています」と挨拶。


 数島は「遅かったようで早かったタイトルマッチが明日になって。正直、準決勝に勝ってから決勝のことを考えて準備してきたので後は自分が結果を出すだけ。大阪から大勢応援にかけつけてくれるので、その想いも背負って最後は倒して僕がベルトを巻くのでよろしくお願いします」と必勝宣言。

 田丸は「この試合まで凄いたくさんの人に支えてもらって凄い順調で計量もしっかりクリアーして、これからリカバリーして120%の力を出せるようにするだけなので、盛り上げて一番楽しんで、自分が楽しめばお客さんも楽しめると思うし、結果も付いてくると思うので楽しみにしていてください。僕が必ずベルトを巻きます」と、こちらも必ず自分が初代王座に就くと話した。


 タイトルマッチ前の心境を聞かれると数島は「僕はいつもと変わらず平常心。相手も格上なので失うものがないので、皆さんが求めているのはKO、それだけなので問題ないです」、田丸は「僕もいつも通りいい感じで。怪我もなく万全の状態なので、明日は僕が怪我だったり試合ができない期間があったんですが再スタートして、輝かしい人生をスタートするだけなので楽しみです」と、互いに平常心だと答えた。

 目の前にあるチャンピオンベルトを見てどう思うかとの質問には、数島は「今一番勢いのあるRISEのベルトが目の前にあってモチベーションが上がるし、明日これを腰に巻くと思うとワクワクします」、田丸は「撮影の時に持たせてもらったんですが、スーパーフライ級で獲った時のことを覚えていて。こんな感じだったなって。早くこのフライ級のベルトを巻きたいですね」と、両者とも明日自分が巻くのが楽しみだとする。


 これからフライ級のどんなところをアピールしたいか。数島は「スピードはどの階級よりもあると思うし、倒せるところをしっかり注目していて欲しい」、田丸も「一番軽い階級なのでスピードだったりテクニックだったり、全階級の中でそのレベルが一番高い試合を見せられると思うのでお楽しみに」と、両者ともやはりスピードをあげた。

 しかし、初代王者としてフライ級という新しい階級をどのような階級にしていきたいか、との問いには意見が分かれた。

 数島は「(バンタム級の鈴木)真彦選手はバンバン倒せる選手であって、僕もフライ級の中で軽量級はスピードはあるけれど倒されへん、というのを変えたい。僕が王者になったら王者だけどガンガン倒しに行くスタイルで、僕がベルトを巻いてフライ級はスピードもあるし、倒せる選手も多いという階級にしていきたいですね」と、軽量級のイメージを変える王者になりたいとする。


 一方、田丸は「数島選手が言ってるように軽量級で倒せる力があっていい思いますが、僕はフライ級でしか見れないスピードやテクニック、倒すのはもちろん、僕にしか出来ない動き、軽量級でずば抜けたスピード、ずば抜けたテクニック、自分にしか出来ないスタイルや動きを見せたい」と、他の階級とは違う自分にしか出来ない動きを見せたいとした。

 数島の決めセリフは「キックボクサーは泣かないぜ」。しかし、勝ってベルトを巻いたら嬉しくて泣いてしまうのではと聞かれると、「どんな時でもキックボクサーは泣かないので、そこも泣かないぜって思っています」と、どんな涙も見せないと言い張る。



 そんな数島を勝って泣かせたいかと聞かれた田丸は「控室で泣いちゃっているんじゃないですか」と笑いながらも、「それは試合をやってみないと分からないですね」と冷静な答え。

 また、10月15日に東京・大田区総合体育館にて開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』の試合に影響を受けたかと聞かれた2人は次のように答えた。

 数島「大﨑選手と風音選手がタイトルマッチをやっていて自分に置き換えて見ていたし、気合いも入りました。あとYA-MAN選手は気迫、試合に対する気持ちが現れていた試合でした。技術も大事ですが最後のしんどい時につらい練習を思い出して、何事も乗り越えられると感じました」


 田丸「自分もメインの大﨑選手と風音選手を見ていろいろ考えました。大﨑選手とは試合をしてベルトを獲られているし、風音選手も昔は自分とやりたいって言われていて。その2人が高いレベルでやっているのが悔しくて。ベルトを獲ってその2人を必ずぶっ倒したいと思います。YA-MAN選手の気迫、気持ちは凄いと思いましたし、白鳥選手のテクニック、勝ちきる力が凄いと思った。YA-MAN選手のスタイルは僕には出来ないし、逆にYA-MAN選手も白鳥選手も僕のスタイルは出来ないので、僕のスタイルを確立していきたいと思っています」

 そして最後に数島は「明日、ついに王者が決まるので、僕に失うものないので1Rから倒しに行くだけ。期待していてください」、田丸は「ここまでやるべきことはやってきたので、ここから回復して気を抜かずに120%の力が出せるように明日に臨むので、僕がベルトを巻く姿を楽しみにしていてください」と、それぞれ言葉を結んだ。

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