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【K-1】KANAが欧州の世界三冠王を迎撃「K-1のチャンピオンが世界で一番強いことを証明しないといけない」

2022/10/26 23:10
【K-1】KANAが欧州の世界三冠王を迎撃「K-1のチャンピオンが世界で一番強いことを証明しないといけない」

KANAが6月の激闘以来のリングに上がる。対戦相手はまたしても強豪が用意された

 2022年12月3日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の対戦カード第2弾の発表会見が、10月26日(水)都内にて行われた。

 スーパーファイトのK-1女子フライ級3分3R延長1Rで、KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs.オロール・ドス・サントス(フランス/KERN’S GYM)が決定。


 KANAはK-1&Krush女子部のエースとして活躍。2016年4月に紅絹との王座決定戦を制し、第2代Krush女子フライ級王者となった。同王座は2017年1月にメロニー・ヘウヘスに奪われるも、同年12月に奪回。2019年12月に行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝し、初代K-1女子フライ級王座も手にした。2020年11月にノンタイトル戦で壽美に判定で敗れ、しばらくリングから離れていたが今年2月に復帰、RANからダウンを奪って勝利すると、6月のK-1女子大会でスーリ・マンフレディと倒し倒されの激闘を演じて最後はKO勝ち。戦績は19勝(8KO)3敗。


 サントスはEnfusion世界女子ストロー級(52kg)王座、IFSA世界女子フライ級王座、WAKO世界女子ミニフライ級王座、IFMA欧州女子フライ級王座の四冠を保持したことがある選手で、戦績は35戦(6KO)9敗。ムエタイ・キックの両ルールで戦い、ヨーロッパの様々な大会で活躍。GLORYにも参戦経験があり、GLORY女子バンタム級(55kg)王者ティファニー・ヴァン・スーストとベルトを争ったサラ・モサダックと拳を交えている31歳。

 中村拓己K-1プロデューサーは「K-1の女子大会を開催したことで、また一人、世界トップレベルの女子ファイターがK-1のリングにやってきます。KANA選手はKrushのベルトを巻いた時から世界の強豪と戦ってきて、この試合でどう勝つかでまたKANA選手の名前が世界に広まる。ただオロール選手のようにヨーロッパで実績を残して、ここまでタイトルを持った選手もなかなかいません。KANA選手のヨーロッパの強豪オロール選手の試合は楽しみです」と期待を込めた。

 KANA自身も「自分がテーマとしている海外の強豪と戦うという中でGLORYにも出場したことがあり、今はEnfusionのチャンピオンがK-1のリングに上がって対戦できるので感謝しています」と試合が待ち遠しい様子。「K-1のチャンピオンが世界で一番強いことを証明しないといけないし、それができるのは自分しかいない」とK-1王者最強を証明すると宣言した。

KANAのコメント


「自分がテーマとしている海外の強豪と戦うという中でGLORYにも出場したことがあり、今はEnfusionのチャンピオンがK-1のリングに上がって対戦できるので感謝しています。自分の中では、海外の強豪選手をしっかりKOで倒すのが今回のテーマ。サントス選手は171㎝と今まで戦ったことがないぐらい大きいですし、かなりリーチ差もあってそこが一番ポイントになるのかなと思います。そのキャリアも実績もしっかりある選手なので、しっかり対策を立てて試合に挑みたいと思います」

――前回の試合でマンフレディにKO勝ちしての反響は?

「前回の試合を判定で勝つか、KOで勝つかで見え方で凄く違ってきますし、アメリカで見ている方もいて今までで凄く反響がありました」

――対戦相手は以前から知っていた?

「名前は前から知っていましたが試合は全然見たことはありませんでした。決まってから映像を見て、戦い方はインファイトもできるし、アウトボクシングもできたりと色んな戦い方ができて噛み合うかはわかりません。アグレッシブに来てもらった方が絶対に噛み合って激しい試合になるので楽しみにして下さい」

――来年も『K-1 RING OF VENUS』を開催してほしい? それとも女子大会にこだわらず海外強豪と戦うことに集中する?

「自分の個人的なテーマは海外の強豪を戦うことがテーマですが、自分はK-1のチャンピオンとしてK-1の女子を大きくしていきたいので、来年もK-1女子大会を開催してほしいと思います。そこで海外の強豪と対戦して、しっかり自分の最強を証明していきたいと思います」


(写真)6月のマンフレディ戦はダウン応酬の激闘となり、最後はKANAがハイキックで壮絶KO勝ち

――アメリカでの練習での進化・手応えは?

「ようやく自分のスタイルができてきたというか、キックボクシングであり、ボクシングもしっかり融合できてきたなと。キャリアの中で色んなことができて、一番強い実感があるのでまだまだ強くなっていると思います」

――相手はベルトを持っていることでチャンピオンとしての対抗意識は?

「そこは一番あります。Enfusionはヨーロッパで結構デカい団体で今盛り上がっている団体です。K-1のチャンピオンが世界で一番強いことを証明しないといけないので、その証明をできるのは自分しかいません。しっかり証明していきたいです」

――万が一アウトボクシングの戦いをされたら?

「自分はアウトボクシングは苦手なのですが、そこの対策も立てますし、インファイトで来ても長身を活かした攻防をしっかり対策する自信もあるのでKOで終わらせます」

――ファンにメッセージを。

「いつも応援よろしくお願いします。今年最後のK-1の大会をしっかりKOで締めて、またK-1の女子をさらに盛り上げる試合をしたいと思います」

オロール・ドス・サントスのコメント

「K-1王者のKANAと戦えることに凄くワクワクしています。KANAはパンチのパワーもあり、とても強い選手ですが、私はKANAを倒す自信があります。最高のパフォーマンスを見せて会場を盛り上げることを約束します」

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