2022年11月5日(土・現地時間)オランダ・アムステルダム『GLORY RIVALS 3』の全対戦カードが決定した。「RIVALS」はGLORYが提携しているRISE、ENFUSIONなどの他団体と対抗戦を行うことをテーマにしている大会だ。
今回のメインイベントでは、ライトヘビー級3位エル・ボウニ(モロッコ)がムハマド・バリ(トルコ)と対戦。
(写真)2017年、K-1に2度来日しているエル・ボウニ ボウニはメルヴィン・マヌーフの弟子で、2017年2月のK-1に初来日。当時、国内ヘビー級のトップに君臨していた上原誠に2RでKO勝ちを収めると、同年11月の「初代ヘビー級王座決定トーナメント」に参戦。1回戦でKOICHI、準決勝でロエル・マナートに連続KO勝ちという攻撃力の高さを見せつけたが、決勝ではアントニオ・プラチバットに判定負けして準優勝に終わった。
その後は2018年7月から『ONE』に参戦し、初戦はアンドレ・ムニエに勝利もタリク・ケバベス、アンドレイ・ストイカに連敗してONEを離脱。2022年6月の『GLORY RIVALS 1』からGLORYに参戦してマルシアーノ・ブングワンダスに勝利し、9月の『GLORY RIVALS 2』ではRISEで清水賢吾と1勝1敗のバダ・フェルダオスにも勝った。戦績は39勝(21KO)8敗1分。
バリは2021年1月にGLORY参戦を果たすも3RでKO負け。その後はENFUSIONに戦いの場を移し、ボウニと同じく『GLORY RIVALS 1』と『GLORY RIVALS 2』に連続出場しているが、いずれも2RでKO負けとGLORYではとことん勝てない男。GLORYランカーであるボウニを破り初勝利をあげることが出来るか。戦績は13勝(4KO)5敗。
(写真)オーバーメール(左)vs.シリック(C)GLORY セミファイナルではウェルター級4位ジェイ・オーバーメール(オランダ)が、ロビン・シリック(オランダ)と対戦。オーバーメールは27勝(14KO)4敗の戦績を持ち、GLORYでは2勝2KO負けなし。シリックはENFUSIONを主戦場にし、2019年4月にENFUSION -80kg世界タイトルをKO勝ちで獲得。2019年11月には飛びヒザ蹴りでジュゼッペ・デ・ドメニコをKOしてWKA K-1ルール世界-83kg級王座にも就いた。2018年9月から2022年2月まで11連勝をマークしたが、2022年6月のENFUSION世界ウェルター級王座決定戦で敗れて連勝がストップ。今回がGLORY初参戦で、戦績は37勝(10KO)6敗。
(写真)オサロ(左)vs.バルコウチ(C)GLORY ヘビー級ではタリク・オサロ(ナイジェリア)がアブデラフマン・バルコウチ(モロッコ)と対戦。オサロは元々ENFUSIONに出場していたが、今年5月からGLORYに参戦。初戦はTKO勝ちを収めたが、10月の前戦ではヘビー級3位レヴィ・リグタースに判定で敗れた。戦績は20勝(9KO)2敗1分。対するバルコウチはENFUSIONの新鋭で戦績は2勝(1KO)無敗。
また、FEATURED FIGHTではライト級で88勝(45KO)9敗という戦績を持つがGLORYでは2連敗のノルディン・ベン・モー(モロッコ)vs.初参戦のカイル・トッド(イギリス)、フェザー級では2019年8月にK-1で林健太にKO負けしたEnfusion世界-65kg王者デニス・デミルカプ(トルコ)vs.126勝30敗4分の戦績を持つケオ・チャイビチャン(タイ)の2試合が行われる。 今大会は日本ではU-NEXTでライブ配信される予定だ。