▼第4試合 DEEPバンタム級 5分2R
○渡部修斗(77.35kg/ストライプル新百合ヶ丘)
[1R 1分24秒 マジカルチョーク]
×小林博幸(77.25kg/T-BLOOD)
開始早々にシングルレッグからアンクルピックを狙う渡部はバック狙い。スタンドで金網背に正対を狙う小林だが、渡部はシングルバックからスタンドでマジカルチョーク! 小林をスタンドのまま失神させた。
渡部「僕の父は初代修斗ウェルター級チャンピオン(渡部優一氏)で、2歳ときにこの後楽園で真ん中で抱っこされました。今日、僕の目の高さで同じ景色が見れて嬉しいです。今日の技はマジカルチョークといいます。覚えてください。佐伯さんの好きな猫のぬいぐるみを持ってきました。これを渡すためにも勝とうと思いました」
(試合前コメント)渡部「Fighting NEXUS初代バンタム級王者の渡部です。DEEPで試合ができることに感謝します。今までやってきたことに自信を持って、全力で戦って勝ちたいと思います」
小林「NEXUS初代バンタム級トーナメントにウチの若いのが出ていたから、渡部選手のことは知っていて、やってみたいと思っていたのでやれて嬉しいです。明日はよろしくお願いします」
▼第3試合 DEEPフライ級 5分2R
×中山ハルキ(57kg/K-Clann)
[判定0-3]※18-20×3
○伊藤裕樹(57.10kg/ネックスイチムエ)
中山は、PANCRASEネオブラッド予選トーナメントで優勝し、13年4月のDEEP富山大会でプロデビュー。2013年から2015年にかかてDEEPで4勝1分と好成績をマークするも怪我に悩まされた。2017年に横田一則のK-Clannに移籍し連勝を飾るも、2018年10月には4月にタイトル戦に挑んだばかりの高橋誠に判定負け。今回の試合に進退を賭けるという。
対する伊藤裕樹は、5月26日のDEEP名古屋大会から約1カ月の連戦。前戦ではヨシKINGを相手に開始早々に強烈な左ストレートでダウンを奪い、わずか15秒でパウンドアウトで勝利している。THE OUTSIDERの活動休止後、2018年11月の「Road FC 50」でも体重超過のキム・テギュンを、ローブローはあったものの初回TKOに下している伊藤は「戦いの舞台を決めるのに悩んだ」と吐露しているが、“聖地”後楽園で連勝記録を更新するか。
1R、サウスポー構えの伊藤に、オーソドックス構えの中山。遠間から左ローは伊藤。中山のワンツーに下がりながらジャブを狙う伊藤だが、中山はボディロックからバックへ。スタンドで反対側のヒザ裏に甲をかけシングルバックから引き込みテイクダウン。チョークを狙うが正対した伊藤は立つ。中山の右をもらいながらも前に出る伊藤は左! 組み行く中山は金網に押し込む。
2R、左ローから入る伊藤。さらに前足に左インロー。左ストレートを当てワンツーも当てると中山はダブルレッグへ。それを潰した伊藤が上に。しかし中山も左で差してシングルレッグで立つ。そこにダースチョークを狙う伊藤。首を外した中山が詰めて左を振るが、伊藤もインローを当ててゴング。
中山のテイクダウンから立ち、打撃を当てた伊藤が判定勝利。「愛知県から来ました。中山選手の引退試合に選んでくれてありがとうございます。自分はTHE OUTSIDER出身ですが、ここからDEEPのベルトを獲れるようにもっと頑張ります」と挨拶。
中山もマイクを握り「やっぱ弱いすね。今日で最後と決めていたんで。皆さん今までありがとうございました。あと、横田先輩がいなければここまでやれてこなかったです。ありがとうございました」と周囲に感謝の言葉を述べた。
▼第2試合 DEEPフライ級 5分2R
×ランボー宏輔(56.50kg/パラエストラ千葉)
[判定0-3]19-19×3(マスト判定鮎田)
○鮎田直人(56.85kg/CAVE)
ともにオーソドックス構え。鮎田は右ロー、さらに首相撲からヒザも、ランボーはテイクダウン。しかしすぐに立つ鮎田は左右で前に
ランボー「明日はしっかり派手に勝って、一言叫びたいと思います。楽しみにしていて下さい」
鮎田「明日はいい相手なので、いい勝ち方して自分が上でもやれることを証明します」
▼第1試合 DEEPライト級 5分2R
○宮崎直人(70.70kg/総合格闘技津田沼道場)
[判定2-1]※20-18,18-20,19-19(マスト判定宮崎)
×大原樹里(70.45kg/KIBAマーシャルアーツクラブ)
1R、サウスポー構えの宮崎に右ミドルは大原。そこにシングルレッグテイクダウン狙いは宮崎。そこから外掛けでボディロックでテイクダウンもするがすぐに宮崎は立つ。さらにボディロックテイクダウンからバック奪う宮崎はスタンドバックに。4の字ロックも外す大原はスタンドに。右を効かせるとヒザ蹴り! 宮崎の跳びついてのギロチン狙いもスラムしパスガード。大原がサイドでヒザを突きゴング。
2R、前足にシングルレッグは宮崎。そこにヒジを合わせる大原。宮崎は尻までつかせるが立つ大原がバックに。前に落とす宮崎が上に。腰を切り金網で立とうとする大原のバックに回る宮崎。大原は下からアンクルも外す宮崎の際で立つ。なおも金網に押し込む宮崎はダブルレッグへ。切る大原は背後から鉄槌! しかし正対する宮崎。大原がケージに押し込みながら細かくパウンドしゴング。
互いにスクランブルの展開は判定2-1で宮崎が勝利した。
(試合前コメント)
宮崎「大原選手は連勝中で勢いに乗っているので、ここで自分が勝ってタイトルにからみたいと思います」
大原「ライト級の一発目で盛り上げろと言われていると思うので、盛り上げてきっちり勝って次のステップに進みます」