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2022年10月23日(日)にマリンメッセ福岡 A館で開催される「湘南美容クリニック presents RIZIN.39」の全選手インタビューが21日、同地にて行われた。
メインイベントの「RIZNフェザー級(66kg)タイトルマッチ」(5分3R)で、王者・牛久絢太郎(K-Clann)に挑戦する、RIZIN5試合連続一本勝ちのクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が個別インタビューに応じた。
今回のクレベルの大一番に、ホベルト・サトシ・ソウザの兄で、ボンサイ柔術の長兄マウリシオ・ダイ・ソウザもブラジルから駆け付け、“末っ子”クレベルの王座戴冠を後押しした。
牛久が1カ月や2カ月、柔術をやっても変わらない。私は19年、毎日柔術やってるけどまだ上手じゃない
──試合を2日後に控えた心境をお聞かせください。
「まあ、今、あとは体重だけカットだから身体は大丈夫です。すごい元気あるよ」
──牛久選手の印象、イメージは?
「牛久は自分の相手だから、彼が悪いのではなくて多分、悪いか良いのか分からなくて、彼は多分“普通”。セーフかな。悪いじゃない、めちゃ易しい、でもなくて、超普通」
──どんな試合展開になりそうですか。
「私、すごい自信ある。信じてる。絶対試合勝ちますよ、秘密はないです、絶対一本勝ちで勝ちますよ」
──Tシャツに「ボペガ!」と書いてありますが、それをみんなに言ってほしい?
「絶対だよ! 言ってほしい!」
──もしチャンピオンになったら今後はどんな選手と戦いたいですか?
「前はすごい考えたりもしたけど……、いま私はあんまり考えていない。ちょっと次の試合のタイトルマッチに集中している。(それは)終わった後で。1個1個で考えていきたい、次の試合が大事。終わったらRIZINが決めること、誰といつかわからないけど、とりあえず日曜日に集中している」
──牛久戦手は公開練習で「100パーセント勝てる」と言っていて、今日は「100パーセントを超えた」と言っていました。クレベル選手は何%の勝率で勝てますか?
「彼が100パーセント? 私は101パーセントで。もちろん私、彼に絶対勝つね。みんなに日曜に見せるのは『新しいクレベル』で、新しいスタイル、私絶対勝ちますよ、それは間違いない」
──フィニッシュは三角絞めだと今も決めている?
「うーん、三角かなあ? バックかなあ?? 多分、私が自信あるのは三角。でもどっちでもバックとか、三角、腕十字か……な? 自信が本当にあるのは三角かな」
──ということは、フィニッシュが三角絞めではなかったら、思ったより牛久戦手が対策していた、思ったより強かった、ということですか。
「私、すご練習した、いろいろ。たとえば三角ができなかったらバックいって、腕十字。なんでもできる。絶対に一本勝ちができる。全然大丈夫。彼が三角をスキップとか言うけど、自分には柔術のバリエーションがあるから、彼の柔術では、自分の柔術は絶対に逃げられない」
──牛久選手は黒帯柔術家とスパーリングしているそうですが、自信は揺るがないですか。
「彼が柔術を練習していることも、強いことも分かっているけど、でも、自分はいつも何回も何回も言ってる。みんな自分の試合が近くなってから柔術ばっかり練習しても、それは変わらない。自分の柔術の練習は、1カ月や2カ月じゃなくて、長い。19年くらいかな、19年、毎日柔術やってるけどまだ私上手じゃないから(笑)。
彼が何カ月、何年か柔術をやっても、それは絶対に治せない。長いこと毎日、毎日、頑張って練習した。彼はそれをスキップできない。何回、何カ月かは分からないけど、自分は一個だけチャンスがほしい、それで絶対彼は極まっているよ。だから彼が柔術やっているかやっていないかは、私には関係ない」
──19年やってきたことは大きな自信に?
「もちろん、もちろん。それは間違いない。私、嘘つきじゃない、知っているよね。何回試合して、何回、一本勝ちだったか分かるよね。口ばかりでみんないつも牛久が私をスキップできると言うけど、口で言うのと練習も、試合も全然違う。試合だったら自信がある。絶対に一本勝ちできる自信がある」
──自分がベルト巻いたことを想像したらどんな気持ちでしょうか。
「まあ……、それは難しい……。すごい嬉しいけど、自分のまだ100パーセントじゃなくて、でも、何て言うのかな、日本語で。幸せ……? でも…、その質問は難しい。もちろん嬉しいし、もちろん。幸せ。日曜日になったら、絶対に素晴らしい、幸せ、嬉しい、全部でしょう! でも今は試合に集中しているから」
──打撃面で強化してきたポイントは?
「喧嘩スタイルかな! まあ自分の一番のポイントとしては、打撃にはポイントはないかなって。あんまり上手じゃない。でも“自分、行きます!”だけ。自分のスタイル」
──「喧嘩スタイル」というのは?
「(厳密には)喧嘩スタイルじゃないんだけど。何ていうのかなぁ、私、打撃はテクニックじゃないし上手じゃないの。でも、集中はあるね、何(どんな打撃)でも当たってるし、自分から行く。だからそれは、喧嘩じゃなくて、”自信スタイル”? 喧嘩というわけじゃなくて、自分のオリジナル! 自分(の打撃)は、あんまり綺麗なフォームじゃないな、例えばワン・ツー、なんでもできる、みたいなのは私にはないな。自分のスタイルで、自分を信じてるかな」
──今回、強化してきた打撃のスタイルがあれば、牛久戦手が徹底してグラップリングをディフェンスしてきても、それでも1回だけでもチャンスを作れれば極めると?
「もちろん、自分が1回だけチャンスあるけど(作るとしたらそれは)、絶対にそれは寝技(になる)。彼が自信あるのはパワーだけ。力があるというが、柔術にそれは関係ないじゃん。絶対に関係ない。自分は1回だけチャンスがあれば、絶対にサブミッションできる」