日本人4選手、外国人4選手によってK-1スーパー・バンタム級世界最強の座が争われる
2019年6月30日（日）東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ～K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント～』の前日計量＆記者会見が、29日（土）都内にて13：00より行われた。計量は全員が無事クリアー。
日本人4選手、外国人4選手によって争われる「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場する8名が、初めて全員顔をそろえた。
優勝候補筆頭のK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・武居由樹（POWER OF DREAM）は、「明日はチャンピオンとして出場するので優勝することがチャンピオンの責任なのでしっかり優勝ます。期待と自分がやってきたことを背負って必ず優勝します」と、堂々の優勝宣言。
K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級王者・玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス）と元NJKFバンタム級王者・玖村修平（K-1ジム五反田チームキングス）は、決勝での兄弟対決“史上最大の兄弟喧嘩”をテーマとして掲げて注目を集めているが、武居は「映像を見ても今回は外国人選手がみんな強いので、日本人が何人準決勝へ上がれるかと思っています。だから兄弟喧嘩は他でやってもらって、自分が抑えます」と、そんなことにはかまっていられない、外国人選手の優勝を阻止すると言い放つ。
1回戦で対戦するISKAアマチュアK-1ルール＆アマチュアフルコンタクトルール世界フェザー級王者アレックス・リーバス（スペイン）戦は事実上の決勝戦と言われており、武居は「計量で会って、しっかり絞って来ていて気合いが入っていると感じました」と相手の印象を表したが、「3月の対戦は流れたけれど、年末に対戦は決まっていたので半年以上対策してきました。こんなに対策したことはないので、完璧にして来たので楽しみにしてください」と、リーバス対策は完璧だとする。
対するリーバスは「3月に来れなかったことを申し訳なく思います。家族の具合が悪く今も戦っているので、私も戦わなくてはいけないと思い日本へ来ました。みなさんが喜ぶ試合をします」とあいさつ。
「彼はチャンピオンなので強いでしょうが、明日はもの凄く大変な戦いになると思います。そこで私が真のチャンピオンになる。準備してきたことを全てお見せするので楽しみにしていてください」と、武居を破って自分が優勝すると息巻いた。
＜トーナメント出場選手たちのコメント＞
ペッパンガン・モー.ラタナバンディット（タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級4位、ルンピニースタジアム認定同級5位）
「今はお腹がいっぱいなので体調は20％くらいだけれど、明日は100％にもっていく。どの選手の身体を見ても恐ろしいなと思ったが、この中で一番恐ろしいのは自分だと思う。できるだけKOで勝ち進んでいけるようにしたいが、KOできなければダメージが少ない試合運びをするつもりだ。このために2カ月間練習してきたので、私が必ず優勝する」
玖村将史（K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級王者）
「優勝する、世界一になる準備は出来たので明日はK-1らしい試合をしてKOを狙いにいきます。（決勝での兄弟喧嘩を）これだけ注目してもらって変な試合はできない。決勝でやって倒す覚悟はできました。（ペッパンガンの印象は）特になかったですね。やってみないと分からない」
サンベル・ババヤン（アルメニア/OMKE 54kg＆WKN 53.5kgスペイン王者）
「明日はとにかく皆さんが楽しめる試合をしたいと思います。（晃貴は）もちろん強そうに見えますが、それに勝つために練習をしてきたので問題はない」
晃貴（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 KRUSH FIGHTバンタム級王者）
「減量もなくて体調もいいので、自分が明日優勝します。（ババヤンは）身体がデカいと思いました」
サデック・ハシミ（イラン/IFMAアマチュアムエタイ2016欧州王者、WMF2017世界王者）
「このK-1の試合に出られる皆さんの健康と成功を祈っています。明日はベルトを獲るために来ているので頑張ります。明日が待ち遠しい。自分が成功する自信を持っています」
玖村修平（K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者）
「試合が決まってからいろいろなところに取り上げてもらってたくさん話してきたので、あとはやるだけです。心も身体も準備してきました。全部KOで勝って優勝したいと思います。このトーナメントには絶対的なチャンピオンが出ていて、そのチャンピオンを抑えて自分たちが取り上げてもらったので、チャンピオンはストレスが溜まって全力で来ると思う。まずは最高の試合をしてその先に兄弟対決があると思うので、全試合全力で戦いたいと思います。（ハシミの印象は）思った以上にヒゲが濃いなと思いました」
▼K-1スーパーバンタム級最強決定トーナメント・リザーブファイト
林 勇汰（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG）
「2回連続再計量でパスしていて、今回は一発でクリアーできてよかったです。体つきは相手見ていなくて自分の心配をしていたんですが、目がぱっちりしていて男前だなと思いました。（もしトーナメント本戦に繰り上がったら誰と戦いたい？）同門の晃貴君以外で」
小倉尚也（スクランブル渋谷）
「いい状態で明日を迎えられたので僕自身、楽しみです。（林に）褒められてリラックスできました。（林は）調子がよさそうで油断は一切ない。明日は本戦で何かありそうな気がするので、そこもお楽しみに。玖村修平選手に1年前に負けたのでリベンジしたい」
