シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】「今回の私はヤバイですよ」MISAKI、女子ムエタイ戦士を倒したらRISE女王・宮﨑小雪へ宣戦布告

2022/10/18 12:10
【シュートボクシング】「今回の私はヤバイですよ」MISAKI、女子ムエタイ戦士を倒したらRISE女王・宮﨑小雪へ宣戦布告

メインイベントで女子ムエタイ戦士を迎え撃つSB女王MISAKI(C)SHOOT BOXING

 2022年10月19日(水)東京・浅草花やしき・浅草花劇場『SHOOTBOXING 花やしき 2022』にて、ペッチャーダー・オー・ユッタチャイ(タイ)と対戦するSB日本女子アトム級王者MISAKI(TEAM FOREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。

 再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2022年に入ってからはガムシャラな猪突猛進スタイルではなく、的確性を重視したファイトスタイルにチェンジし、2月のSBで祥子JSKを破ると12月のSB日本女子アトム級王座決定戦で勝利して王座に就くなど5連勝。戦績は19勝(2KO)7敗1分。

しっかり倒し切って12月25日の大会に向けて出場アピール

――6月の中村未来戦以来、4カ月ぶりの試合が決まりました。

「今までだと試合が決まると、『試合が決まった……』とドキドキしたりちょっと不安になっていたりしていたのですが、コンディションが驚くほどにいい感じなので早くみんなに試合を見てほしいです。今回の私はヤバイですよ」

――前戦からどういう部分が進化したとか、手応えある部分は何でしょう。

「猪突猛進スタイルからスタイルチェンジしたのはみんな知っている通りなんですが、蹴れるし、打ち合えるし、前回とは全部違います(笑)」


――今回はキャリア2度目のタイ人選手との対戦になります。ムエタイ選手に対して得意意識はありますか?

「前回のラットチャプロン(・ポーニラモンス)戦(2018年9月23日)は猪突猛進スタイルで戦いました。あの時は51kg契約で私が4kgアンダーでして、対峙したら思ったよりも相手が大きくて怖い部分があったので、前に出てひたすら突っ込んで戦ってしまいました。今回は46kg契約で相手に対しての怖さはないので違う戦いが見せられると思いますし、倒せると思います」

――今回の相手、ペッチャーダー・オー・ユッタチャイ選手の試合映像は見られました?

「1試合だけ見たのですが、ザ・ムエタイという試合をしていて右ミドル、右ストレートを使って上手に戦っていた印象があり、噛み合いそうな試合になると思います」

――出稽古先のOISHI-GYMなど、対ムエタイに向けての特別な対策はどのようなことをしていますか? 

「相手が決まって試合までの日にちがあまりないので綿密に対策を組み立てず、サウスポーであれオーソドックスであれ、どういう相手が来てもいいようにしてきました。今はフォレスト+とOISHI-GYMの半々で練習していて、フォレスト+では激しい追い込み練習してスタミナを付けてフィジカルを強化して、OISHI-GYMではプロ選手みんな強いのでスパーなどをして技術を教わっています。今回は総合格闘家が相手だったら投げ技や立ち関節もいいかなと思うのですが、海人選手じゃないですけど、キックボクサーやムエタイの選手を相手に投げて勝つのは嫌なので打撃で勝ちたいと思います」


――今回は全3カードでMISAKI選手がメインで、ほかの2カードは新鋭選手のカードとなりました。

「前回の浅草大会も未奈ちゃんと私が出て、その他のカードは新鋭選手のカードでした。RENAちゃんがメインに出たTDCホール大会のようなGirlsS-cupでメインをやりたいのですが、まだ私がそういうレベルではないというのを実感しつつ、RENAちゃんの偉大さもしみじみと感じています。大きな舞台でメインを張れるような選手にならなきゃいけないとも思います」

――そうなるためにも、以前アピールしたRENA選手との試合もアピールし続けますか?

「あの時の私は売名に血迷っていた時期でした(笑)。今のRENAちゃんはMMAで頑張っていて、私とやってくれるわけがありません。RENAちゃんとやれなくても、RENAちゃんがいたから今の私がいます。SBで試合がなかなか組まれない時は他団体に行った方がいいと思うこともありましたが、RENAちゃんがいるから私もシュートボクサーでいようと思い、ずっと頑張ってこれました。プロデビュー戦前も、キックボクシングとどっちをやるか悩んだ時にRENAちゃんがいたからSBをやろうと決めました」


――12月25日にはSBとRISEの合同ビッグイベントが開催されることが発表され、海人選手、笠原弘希選手の出場が決定しています。

「ここでMISAKIが出ないとおかしいでしょ! と思うので、しっかり倒し切って12月25日の大会に向けて出場アピールします」

――そこで対戦したい相手はいますか?

「RISEで今一番強い女子選手といえば、RISEアトム級チャンピオンの宮﨑小雪選手ですよね。小林愛理奈選手を倒して日本に相手がいないと思わっているみたいで、SNSなどで私の名前を一切挙げないので舐められているのかなと思うんです。10月25日のRISEでは宮﨑小雪選手は同じくタイ人と戦いますよね。そこでも比較されると思うので、私はしっかり倒し切ります」

――宮﨑選手とやるならルールの希望はありますか?

「宮﨑選手がやってくれるならRISEルールでも何でもいいです。こうやって合同イベントができるのもシーザー武志会長、緒形健一代表、スタッフの方のお力も当然ですが、海人選手の活躍も大きいと思います。海人選手はRISE王者を倒して来ています。私も負けないようにSBのチャンピオンの力を見せたいと思います。ぜひ宮﨑選手、王者対決をやりましょう」

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