自他共に認めるジャック・ハンマー似の木下がドラマ出演オファーを待っている(C)Zuffa LLC/UFC
人気格闘マンガ『刃牙』(作者:板垣恵介/秋田書店)シリーズの第1部『グラップラー刃牙』が、Netflixで実写ドラマ化されるかもしれないとの情報がニュースサイト『日刊大衆』で報じられ、原作ファンの間で話題となっている。
そこへ名乗りを上げたのが、2022年8月30日(日本時間31日)に米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022 第6週(DWCS 2022:Week6)』にて、TKO勝利を収めてUFC入りを決めたMMAファイター・木下憂朔(日本/パンクラス大阪稲垣組)だ。
6歳から16歳まで正道会館で習った空手をベースに、15歳からMMAを開始した木下は、JMMAFで経験を積み、アマ無敗のまま2020年11月のDEEP&PANCRASE大阪大会でプロデビュー。1Rでリアネイキドチョークで一本勝ちすると、2021年4月の嶋田伊吹戦でも1R TKO勝ち。
7月にはPANCRASEでベテランの中村勇太をサウスポー構えからの左ストレートで1R KO。9月に高木健太を左でダウンさせてのギロチンで一本勝ち。4戦連続で1Rフィニッシュをマークした。
2021年11月の『RIZIN Trigger 1st』で、DEEP王者の住村竜市朗と対戦すると、打撃で上回りながらもケージ掴みのフットスタンプにより2R、反則負けを喫したが、2022年4月29日の『PANCRASE 327』で、元王者の村山暁洋を1R、左跳びヒザでTKO。現王者の菊入正行への挑戦をアピールしていた。
その間、『ROAD TO UFC』が開催されるも当初予定されていたウェルター級でのトーナメントは組まれなかったため、米国にマネージメントを持つ木下はコンテンダーシリーズへの出場を決め、キャリア7戦目で事実上のUFCトライアウトに挑むこととなり、ジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)に見事TKO勝ち。ダナ・ホワイトUFC代表から「UFCが唯一、長いこと失っていた日本のスターを今日、獲得した」との賛辞を受けた。
その木下が、『グラップラー刃牙』が実写ドラマ化されるかもしれないとのニュースをリツイートし、「準備できてます」と出演をアピール。実は木下、『グラップラー刃牙』に登場するキャラクターであるジャック・ハンマーに似ていると自他共に認めており、ファンからは“難波のジャック・ハンマー”とも呼ばれる。実写ドラマ化が決定したわけではないが、もし実現すればうってつけの配役となるかもしれない。
準備できてます。 https://t.co/QTIOZme5Di
— 木下 憂朔 【YUSAKU KINOSHITA】 (@120821saku2) October 6, 2022