大晦日のあの騒動から約11カ月、久保優太が禊マッチを行うことが決定(C)RIZIN FF
2022年11月6日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』の追加対戦カードが発表された。
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が復帰戦で奥田啓介(フリー/DRAGON GATE)との“禊マッチ”に臨む。
久保はテコンドーからキックボクシングに転向し、高校2年生でプロデビュー。2006年7月にNJKFフェザー級暫定王者となり(その後、初防衛に成功して正規王者に)、2007年7月にはタイでKO勝ちしてWPMO世界スーパーフェザー級王座を獲得。デビューから16連勝を飾り、2009年からはKrushに参戦。Krushライト級グランプリで準優勝すると、2010年からはK-1 WORLD MAXに参戦して-63kg日本トーナメントで準優勝。2011年の同トーナメントでは優勝を果たした。
その後、ISKAオリエンタル世界ライトウェルター級王座、Krush -67kg王座を獲得し、GLORYフェザー級SLAM世界トーナメント 2013で優勝。2014年からは新生K-1に参戦し、2017年9月のトーナメントで優勝しK-1 WORLD GP初代ウェルター級王者となった。同王座を3度防衛するとボクシングへの転向を発表したが、2021年9月のRIZINに電撃参戦。MMAデビュー戦を行ったが太田忍に判定で敗れた。
2021年大晦日ではシバターと対戦して飛び付き腕十字に敗れたが、試合前に両者の間で申し合わせが行われていたことが判明。大きな騒動となり、久保は選手活動を自粛していた。
対する奥田は小学生の頃より空手を学び、拓殖大学時代はレスリングで2011年・2013年に全日本学生レスリング選手権で銀メダル、2012年には世界大学選手権で9位の結果を残した。プロレスラー転向後も2015年に『INOKI BOM-BA-YE』でMMAに挑み、Fighting NEXUS vol.5や巌流島にも参戦。2021年10月には『RIZIN LANDMARK vol.1』で鈴木博昭と、同年11月の『RIZIN TRIGGER』ではケージでグラント・ボグダノフと対戦したがいずれも敗れている。今回は約1年ぶりのRIZIN参戦。
久保は今回の復帰戦にあたり「「あの日以来、僕の時計は止まったままです。でもその時計は誰かが動かしてくれるわけじゃなく、自分の力で動かすしかありません。格闘家として、男として、もう一度輝けるよう全身全霊で戦います」とのコメントを寄せている。
一方、奥田は「「今回、1年ぶりにRIZINに参戦させていただけることになったことを感謝してます。おれはもう人の悪口は言わない! もう一度言うけど言わない。勝つのみ。勝って必ずリング上で…。名古屋大会だから地元の三重県も近いし最高だな。集まれ! 奥田信者! 完全に押忍。よろしくお願い致します」とのコメントを寄せた。