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インタビュー

【Bellator】スコット・コーカー代表インタビュー(中篇)「RIZIN王者のサトシにライト級ワールドGPに参戦してほしい。ムサエフも忘れてはならない」「堀口恭司、渡辺華奈、菊入正行の次は……」

2022/10/04 13:10
 開催中のBellatorバンタム級ワールドGPに続き、2023年にはライト級でも世界規模のGPの開催を企画しているスコット・コーカー代表。  日本で再起を果たした堀口恭司への思いを語った前篇に続き、中篇では、注目の「ライト級ワールドGP」について、コーカー代表は、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザへ熱いラブコールを送った。  さらに、ライト級転向を果たしたAJ・マッキーの日本大会参戦の可能性、トフィック・ムサエフのGP参戦、ROAD FC100ドルトーナメント覇者マンスール・ベルナウイの欧州大会メイン抜擢など、独自のルートとやり方でビッグマッチを実現させるコーカー代表が大いに語る。 サトシは是非GPに呼びたいと思っている ──(前篇からの続き)ダブリン大会でメルヴィン・マヌーフ選手が、シドニー五輪フリースタイルレスリング銀メダリストのロメロ選手と最後のMMAを戦った。「自分に人生を与えてくれたこのスポーツに感謝」という言葉は胸を打ちました。 「K-1やDREAM、HERO'Sなどで活躍したスリナム出身でオランダ在住、立ち技からMMAに挑戦したマヌーフがダブリンであの試合を戦った。素晴らしい旅路だったと思うよ。  このアイルランドの大会が私にとってこれからの“祭り”の始まりなんだ。ダブリンから始まってLAのビッグカードが揃った大会、シカゴ、ミラノの大会を挟んで、その後は、12月9日(日本時間10日)にモヒガンサンアリーナでラフェオン・スタッツとダニー・サバテーロがバンタム級GP準決勝&王座戦を戦う。信じられないラインナップだ。そして年末は……榊原サンとはまだ話し合い中だけれど、いくつか企画を話している。どうなるか楽しみにしていて欲しい」 ──その間に、10月29日(日本時間30日)のミラノ大会でマンスール・ベルナウイ選手の復帰試合がBellatorで決まりました。KSWからRoad FCに転じて7連勝中で、Road FCライト級100万ドルトーナメントも全試合フィニッシュ勝利で優勝したベルナウイ選手が、Bellator初出場でメインに登場することに驚きました。 「2年前のパリ大会で彼に会って、ずっと追っていたんだ。とても運動神経がよく、フィニッシャーで楽しい試合をする。日本のファンも彼の事は好きになると思う。対戦相手のアダム・ピコロッティは13勝4敗のベテラン選手で、AKAでいいトレーニングも積んで2月にはジョージ・カラカニヤンを下したばかりだ。この試合はどちらが勝とうとも、ランキングで上位に上がる試合になるので、いいコンテンダーマッチになると思う」 (C)ROAD FC ──チュニジア系フランス人のベルナウイ選手がミラノ大会でデビュー。そのほかにも7人のフランス人選手と契約をかわしました。これは島国の日本とは異なる欧州市場向けの契約ということでしょうか。 「フランスの選手は、ヨーロッパ地域で試合する為に契約をしたというころもある。でも日本人選手についても、榊原(信行)サンと話しをしているし、PANCRASEともいパイプラインがある。先日、発表した菊入(正行)もPANCRASEチャンピオンとして参戦するし、ティキ・ゴーセン(元WEC、UFCファイター)が今後も日本の色んな団体にアタックしていくと思う」 ──2023年にはライト級GPを予定しているとさきほど聞きました。ここに日本人選手が参戦する可能性はあるでしょうか。 「もちろん、トーナメントにも、それ以外にも参戦させたいと思っているよ。10月に米国で榊原サンと話す予定だけど、もしスケジュールが合って可能であれば、155ポンド(ライト級)のRIZINチャンピオンを呼びたい。GPには、今のところパトリッキー・ピットブル、ウスマン・ヌルマゴメドフ、ベンソン・ヘンダーソンらの名が挙がっている。そして、トフィク・ムサエフのことも忘れてはならない。いまのRIZINチャンピオンのサトシは、このムサエフに勝っているだろう? 是非呼びたいと思っているんだ。選手にとってもかなりいい話なはずだ。我々のファイトマネーはかなりいいし、トーナメントに優勝するとそれにプラスして賞金が100万ドル(約1億4千4百万円)あるからね。人生が変わる金額だと思うよ。いずれにしろトーナメントやワンショットの試合でも、日本人の選手には是非参戦してほしいと思っている」 ──11月18日には、そのライト級で王者パトリッキー・ピットブルに、ウスマン・ヌルマゴメドフが挑戦します。当時1位だったシドニー・アウトローに27秒 KO勝ちしたムサエフもコンテンダー候補でしたか。 「ムサエフは2019年のRIZINライト級トーナメントの試合から見ていた。ダミアン・ブラウン、ジョニー・ケースをいずれも1RでTKOに下し、決勝でパトリッキーとすごい試合をして判定勝ちしている。パトリッキーは……実は11月の試合はムサエフと戦いたがっていたんだ。ただ、ムサエフはまだBellatorに参戦して1試合しかしていない。MMA15勝無敗のウスマンは既にBellatorでも4連勝中だ。そしてとてもいい環境にいる。従兄弟のハビブ・ヌルマゴメドフら、いいコーチとメンバーとキャンプをしている。パトリッキーとの試合も絶対にいい試合になると信じているよ。そして、勝った方があとでムサエフと戦えばいいじゃないか。それも6カ月くらいしたら叶うと思うよ」 ──年末にもし日本大会があるとしたら、父アントニオ・マッキー(HERO'S、DREAMに参戦)に続き、日本での試合を熱望するAJ・マッキーと、RIZIN王者のホベルト・サトシ・ソウザが試合する可能性はあるでしょうか。 「AJがライト級で特に問題がなく、怪我もなくカーライル戦を終えられて、榊原サンともビジネス的な話がまとまるのであれば、もちろん可能性はあると思う。もし、日本大会で難しくても、Bellatorにサトシを呼んでトーナメントに出てもらえるよう調整できれば、いつか対戦できるようにしたいと思うよ」 [nextpage] 日本はMMAのメッカ、米国で榊原サンと会って具体的に話す ──おおっ、そんなプランを考えているのですね。ライト級といえばミラン大会後のベルナウイ選手にも注目ですし、日本人選手では今回の菊入選手、そして堀口選手、渡辺華奈選手が継続参戦中です。12月9日(日本時間10日)『Bellator 289』で「Bellator世界女子フライ級タイトルマッチ」が決定し、王者リズ・カモーシェに、前王者で同級1位のジュリアナ・ヴェラスケスが挑戦するダイレクトリマッチが決定しました。現在、同級2位の渡辺選手の次戦はどのように考えていますか。 「対戦相手はまだ決まっていないけれど、年末までに1試合設けたいと思っている。彼女にとっていいチャンスになる試合を調整したい。華奈はリズには苦戦したが、前回はデニス・キールホルツを相手に三角絞めで一本勝ちといういい勝利を収めたのでタイトルに挑戦できるようにはしたいけど、次戦でどうなるかを見てみないといけないと思っている」 ──あらためて、Bellatorの年末の日本大会の可能性は? 「今はまだ話し合いの途中で、まず開催が可能なのかを話しているところだけれど、榊原サンはRIZINさいたま大会で、私もLA大会で忙しかったので、それが終ってからまた日本大会開催の実現性について、具体的に話し合うと思う。本当に選手のスケジュールの調整が難しい。選手が怪我をしたり、この選手と戦いたいという選手の希望もあったり、試合に出てランキングを上げたいと思う選手もたくさんいる。ただ、もし開催が可能なのであれば、これだけは伝えたい。私自身も日本のMMAのファンであるし、日本はMMAのメッカだと思っている。昔、K-1と仕事していたのは本当に自分のキャリアの中でも最高の時間だった。PRIDEがどんどん成長していく姿も目の当たりにした。なので、いつでも日本のMMAをサポートしたいと思っている事は間違いないよ」 ──コーカー代表の日本格闘技への思いは、いつも感じます。さて、前述した堀口恭司選手は、Bellator契約下の選手です。次戦の階級は分かりませんが、年末に日本大会があるとすれば、出場の可能性もあるでしょうか。 「まだ堀口やダン(ランバートATT代表)とも次の試合については話し合えていないのだけれど、Bellatorの選手とRIZINの選手を戦わせるという意味では、辻褄があっていると思うよ」(※インタビュー後篇に続く)
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