2022年10月1日(土)米国カリフォルニア州ロングビーチアリーナで開催される『Bellator 286: Pitbull vs. Borics』(U-NEXT配信・10月2日7時30分~)のメディアデーが29日、シェラトンゲイトウェイロサンゼルスホテルにて行われた。
Bellator世界フェザー級選手権試合(5分5R)で、同級王座奪還後、初防衛戦に臨むパトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)と、挑戦者アダム・ボリッチ(ハンガリー)のタイトルマッチ、を筆頭に、AJ・マッキーのライト級転向試合(vs.スパイク・カーライル)、フェザー級3位のアーロン・ピコ(米国)と7位のジェレミー・ケネディ(カナダ)のランキング戦、さらにバンタム級で、フアン・アーチュレッタ(米国)とエンリケ・バルゾラ(ペルー)のタフファイター対決など、好カード揃いのメインカードに出場する選手たちのコメントを紹介したい。
▼Bellator世界フェザー級選手権試合 5分5Rパトリシオ“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)王者・33勝5敗アダム・ボリッチ(ハンガリー)挑戦者・18勝1敗
◆パトリシオ・ピットブル「ピットブルブラザーズでベルトを保持し続ける」
「今日から兄貴(Bellator世界ライト級王者パトリッキー・ピットブル)が来たことには驚かされたよ。彼がここに来るとは思ってもいなかった。彼は僕のすべての試合に付き合ってくれている。彼が来ると、まったく違うものになる。それは僕にとって大きな意味がある。僕たち兄弟のパワーは、信じられないほどなんだ。“ピットブル”は防衛する。俺が戦えばエキサイティングな試合になることは誰もが知っている。
彼(アダム・ボリッチ)は才能がある。Bellatorのこの階級で最も勝利数の多い男だ。たぶん、キックボクシングの試合みたいになると思う。チャンスがあれば、彼を倒すつもりだ。それがなくても、彼と打ち合うつもりだ。そこからは誰も僕から逃げることはできない。僕にとって最も重要なことは、土曜日の夜に勝利を収め、ピットブルブラザーズでベルトを保持し続けることだ。ライト級とフェザー級でね」
◆アダム・ボリッチ「自分が自分であれば世界最強」
「自分らしくいるしかない。自分が自分であれば世界最強だ。彼はレジェンドだから、本当に尊敬している。僕もこの試合のために5年間も準備してきたんだ。
僕のファイトIQは非常に高いと思うから、それを必ず生かして戦う。チャンピオンの倒し方は知っている。それを使っていくよ。皆、常に変化しているんだ。前回の試合ではテイクダウンが2回あったけど、それ以前はテイクダウンをしたことがなかった。僕はまだ29歳で、毎日良くなっていくだけだから、僕の方は違う。一方、彼(パトリシオ)は35歳だけど、ずいぶん変わったよね。キャリアの最初の頃はもっとワイルドで、もっとアクティブだった。でも今はスマートな戦い方をしている。ファイト・オブ・ザ・ナイトになるから、みんな見てくれよ。俺たちはショーを盗むんだ。土曜の夜に見ることになる」
[nextpage]
▼ライト級 5分3RAJ・マッキー(米国)18勝1敗 ※ライト級初戦スパイク・カーライル(米国)14勝3敗
◆AJマッキー「この街のエネルギーでクレイジーになりそう」
「ファイトになるんだよ。僕は145ポンドですでにノックアウト・アーティストになっている。ノックアウトとサブミッションのアーティストだ。俺は強くて大きくて(フェザー級と)同じスピードだ。俺が殴れば、彼は“ああ、そうか、彼は強いんだ”と思うはずだ。そして(スパイク・カーライルは)レスラースタイルになるだろう。
彼は戦いに挑んでくるはずだ。俺たち2人とも、素晴らしいショーを見せられると期待している。リスペクトはあるが、ケージの扉が閉まれば、リスペクトは消え失せることはお互いに分かっている。転生、だな。地獄の墓掘人・アンダーテイカー流に行くんだ。
友人や家族がいるとモチベーションが上がる。戦いの場に行き、姿を見せ、力を発揮しなければならない。それが大きな鍵になる。実際にこの街(地元)で開催されるだから、それはもう大変なことさ。待ち遠しいよ。エネルギーが──みんなが文字通り街にいて、僕のために集まってくれて──クレイジーになりそうだ。エネルギーは得られるけど、時にはそれが良いエネルギーでないこともある。ハードに、スマートに戦い、倒すための適切な機会を待つことだ。
常にベルトを追いかけてる。(フェザー級で)タイトルを失い、次のタイトルを得る。チャンピオンになるには、チャンピオンを倒さなければならない。パトリッキーは本当のチャンピオンではなく、暫定チャンピオンだから、彼にチャンピオンとして初めての本当の対戦をさせるのが楽しみだ。パトリッキー、パトリシオ……そんなことはどうでもいい。ピットブルはピットブルで、俺は犬の散歩をするだけだ」
◆スパイク・カーライル「3Rは必要ない」
「155ポンドで、プロの試合では負けたことがない。その経験は僕のポケットの中にある。AJがこれから経験することは大きなジャンプだ。彼は(ライト級で)身体が慣れるまで十分な時間がないと思う。体格や強さなど、あらゆる面で俺が有利になる。
俺のパンチを食らえば死ぬ。テイクダウンすればペチャンコだ。どんな手を使おうが、ヤツの準備不足になる。3Rは必要ない。
コントロールされた混沌が俺のスタイルだ。だから俺はワイルドなんだ。そんな俺をどうやって対策をするっていうんだ? それこそが問題だ。俺はここで戦う準備をすでに知っているので、問題ない。俺はいつもそこにいる。それがチャンピオンの心だ。
俺はプロのMMAの試合を17戦してきた。アマチュアは14戦。俺は一度も完敗したことがない。プロ14勝のうち13勝はフィニッシュだった。6回のサブミッションと7回のノックアウトだ。この試合は必見だ。すごい試合になりそうだ。こんな面白い試合は初めてだ。(ライト級の)ベルトを獲りに行く。誰がベルトを持とうが、それが俺の望みだ」
[nextpage]
▼バンタム級 5分3Rフアン・アーチュレッタ(米国)マゴメドフと同率3位・25勝4敗エンリケ・バルゾラ(ペルー)9位・18勝6敗2分
◆フアン・アーチュレッタ「アクション満載のファイトが待っている」
「俺たち2人は、とても競争心が強いんだ。グラウンドでもスタンドでもケージの中でも、それぞれのポジションで戦うんだ。アクション満載のファイトが待っている。そう思うと、俺も前に出たくなる。やってこい、みたいな。やるぞ。対決だ。この試合が今夜のトップファイトの一つになることは、もうみんな知っている。MMA好きなら注目の一戦だ。俺はどこでも勝てる。スピードもカーディオもある。レスリングもファイターも、あらゆる面で優れている。
そして、土曜日の夜にそれを証明するつもりだ。勝ち負けは自分で決めるものだ。アスリートが本当に努力しているのはパフォーマンスだけだ。毎回、心を込めて戦い、最高のパフォーマンスを見せる。それがファンの評価であり 観戦の目的だ。バルゾラを倒したら、トーナメントが終わる前にセルジオはいなくなるだろう。俺以外に戦える相手はいない。2月にダブリンでペドロ・カルバーリョと対戦する」