キックボクシング
ニュース

【新日本キック】重森陽太がキヨソンセンと対戦、髙橋亨汰はNJKFの吉田凛汰朗を迎え撃つ

2022/09/30 14:09
【新日本キック】重森陽太がキヨソンセンと対戦、髙橋亨汰はNJKFの吉田凛汰朗を迎え撃つ

不調が続いている重森(左)が攻撃力のあるキヨソンセンと試練の一戦

 2022年10月23日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会主催『TITANS NEOS 31』の全対戦カードが発表された。

 スペシャルメインイベントは、62.5kg契約3分5RでWKBA世界ライト級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)がWMCインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者キヨソンセン・FLYSKYGYM(タイ/FLYSKYGYM)を迎え撃つ。


 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2017年12月には『KNOCK OUT』で、4年間無敗の18連勝を誇っていたマキ・ピンサヤームに黒星を付けてその名を轟かせた。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者に輝いた。連勝街道を突き進んでいたが、2022年12月のシュートボクシングで笠原弘希に試合終了間際のバックドロップでシュートポイントを奪われて判定負け。今年3月の新日本キックでは大谷翔司に判定2-0で勝利するも、5月はテーパプットとドロー、7月には真吾 YAMATOにTKO負けと不調が続いている。


 その重森に今回も強敵が用意された。キヨソンセンは、タイ在住時代はラジャダムナンとルンピニースタジアムで活躍。現在はFLYSKYGYMでトレーナーを務めながらWMCインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得するなど日本の試合に出場している。2018年10月の『KNOCK OUT』では森井洋介と3分5Rを戦い抜いてドロー。延長戦でKO負けも森井を苦しめた(トーナメントのため公式結果はドロー)。2020年12月には梅野源治に判定勝ちして名をあげたが、2021年4月の再戦では梅野にリベンジを許している。11月には健太に判定勝ち、2022年3月には佐野天馬とドロー。ハイキック、右フック、ヒジ打ちなど多彩な技でのKO勝利が多い。

 ダブルメインイベント第2試合では、62.5kg契約3分3Rで、日本ライト級王者・髙橋亨汰(伊原道場本部)がNJKFスーパーライト級2位・吉田凛汰朗(VERTEX)と対戦。


 高橋は極真空手出身で、兄は極真会館第12回全世界空手道選手権大会4位の高橋佑汰。2015年10月にキックボクシングデビューし、多彩な蹴り技で2019年7月に日本ライト級王座に就いた。2020年9月にNJKFライト級2位・野津良太に初回TKO勝ち、10月にはベテランの健太を判定2-0で破る金星、2021年4月にWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者・山浦俊一に判定勝ち、6月と10月はTENKAICHIスーパーライト級歴代王者にそれぞれKO勝ちと、他団体の王者・ランカーを撃破している。2022年5月には1月に無効試合となっていた古村匡平との再戦で勝利し、7月にもポッシブルKをTKO撃破。ひとつの引き分けを挟んで15連勝中。戦績は27勝(13KO)3敗2分1無効試合。


 吉田はNJKFスーパーライト級のトップクラスで活躍。2022年3月に元新日本キックのフェザー級王者・内田雅之とドロー、5月にジャパンキック ライト級1位の睦雅とドロー。9月25日のNJKFで宗方888に判定勝ちしての連戦となる。

 ダブルメインイベント第1試合では、日本フェザー級タイトルマッチ3分5Rとして、王者・瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム)が同級1位・瀬川琉(伊原道場稲城支部)の挑戦を受ける。

 鹿児島出身の瀬戸口は長らく新日本キックのフェザー級トップ戦線で活躍し、2020年2月、5度目の挑戦となった日本フェザー級タイトルマッチで平塚一郎に3RTKO勝ちし悲願のベルトを巻いた。今回が初防衛戦。

 瀬川は空手歴15年を持ち、2018年1月にプロデビュー。2019年4月のレベルスvs.新日本キック対抗戦に出場し、レベルスの浦林幹を1RでTKOに葬った。今年7月の新日本キックではNJKFフェザー級王者・前田浩喜から左ストレートでダウンを奪って勝利しているサウスポー。ファイトマネーを保護犬カフェに寄付している保護犬格闘家という一面も持つ。

 また、元日本ミドル級王者の斗吾(伊原道場本部)が今大会で引退。エキシビションマッチで元WKBA世界スーパーウェルター級王者・緑川創(RIKIX)と2分2Rの引退エキシビションマッチを行うことも決まった。両者は2009年7月と2013年3月に2度対戦して、いずれも緑川が判定で勝利している。斗吾にとっては1度目の対戦は6連勝、2度目の対戦は9連勝をストップされた思い出深い相手ということだろう。

<全対戦カード>

▼第12試合 スペシャルメインイベント 62.5kg契約 3分5R
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)
キヨソンセン・FLYSKYGYM
(タイ/FLYSKYGYM/WMCインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者)

▼第11試合 ダブルメインイベント 62.5kg契約 3分3R
髙橋亨汰(伊原道場本部/日本ライト級王者)
吉田凛汰朗(VERTEX/NJKFスーパーライト級2位)

▼第10試合 ダブルメインイベント 日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級王者)
瀬川 琉(伊原道場稲城支部/日本フェザー級1位)

▼第9試合 斗吾引退エキシビションマッチ 2分2R
斗吾(伊原道場本部/元日本ミドル級王者)
緑川 創(RIKIX/元WKBA世界スーパーウェルター級王者)

▼第8試合 フェザー級 3分3R
木下竜輔(伊原道場本部)
未定

▼第7試合 58.5kg契約 3分3R
ジョニー オリベイラ(トーエルジム)
仁琉丸(富山ウルブズスクワッド道場)

▼第6試合 スーパーフライ級 3分3R
吏亜夢(=りあむ/ZERO/NJKFバンタム級6位)
谷津晴之(新興ムエタイジム/NJKFフライ級1位)

▼第5試合 スーパーライト級 3分2R ※ヒジなし
勇生(富山ウルブズスクワッド道場)
梅沢遼太郎(白山道場)

▼第4試合
山田青空(GOD SIDE GYM)
未定

▼第3試合 女子キックボクシング
未定

▼第2試合 女子34Kg契約 1分30秒×2R アマチュア(首相撲あり、顔面ヒザ・ヒジ無し)
西田永愛(伊原道場本部)
野中あいら(HIDE GYM)

▼第1試合 43kg契約 1分30秒×2R アマチュア(首相撲有り、顔面ヒザ・ヒジ無し)
西田蓮斗(伊原道場本部)
山下夢歩(LEGEND GYM)

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント