ボクシング
ニュース

“最恐女王”クリス・サイボーグが初のボクシング戦でダウンを奪う8R判定勝ち、Bellatorと再契約かテイラー戦か

2022/09/27 16:09
“最恐女王”クリス・サイボーグが初のボクシング戦でダウンを奪う8R判定勝ち、Bellatorと再契約かテイラー戦か

(C)criscyborg

“最恐女王”の異名を持つBellator女子フェザー級王者クリス・サイボーグ(ブラジル)が2022年9月25日(日本時間26日)、ブラジル・クリチーバのアリーナ・ダ・バイシャダで行われた『Fight Music 2』でボクシングマッチを行った。

 サイボーグの故郷であるクリチーバで行われた同大会で、シモーネ・シウバと対戦したサイボーグは8Rを戦い、判定勝ち。2022年4月の『Bellator 279』での元WIBF王者アーリーン・ブレンコウ戦のMMAでの判定勝ちに続く勝利を地元で飾った。シウバは、プロボクシング戦績17勝22敗で、8月13日にヒューストンでKO負け後、60日間のメディカルサスペンションを受けたなかでこの対戦に臨んだ。

『Fight Music 2』は、序盤はケージの中で5つのMMAの試合が行われ、休憩時間にライブコンサートが行われた。その後、ケージからリングに変更し、サイボーグvs.シウバを含む5つのボクシングマッチが行われている。

 試合は、ともにオーソドックス構えから、サイボーグは強い右ストレート、左ボディ、右フックと対角に散らしてシウバを再三ロープに詰めたが、ボクシンググローブでの戦いに慣れているシウバは打ち終わりに左を返すなど応戦。サイボーグは7Rにダウンを奪うと、クリーンヒットを見せて明らかな攻勢に。しかし、シウバもBellator女子フェザー級王者のパワーハンドを凌いで判定に持ち込んでいる。

「すべてのラウンドで勝利した」と報道された判定は、サイボーグの勝利も、ジャッジのスコアは発表されなかった。プロモーション側は、この試合を「プロファイト」と称しているが、最終的にプロファイトとして認められるか、エキシビションファイトとなるかは不明だ。

 試合後、サイボーグは「初めてのボクシングファイトにとても満足しています。8Rでしたが、私は証明することがたくさんあることを知っています。そしてとても幸せです」と、初の5R以上の試合での勝利に満足気な表情を浮かべた。

 サイボーグは、現在フリーエージェントでBellatorと再契約する可能性が高いことを示唆しているが、アイルランドの現ボクシング4団体統一女子世界ライト級王者&現WBO女子世界スーパーライト級王者のケイティー・テイラーの「将来の対戦候補」としても名前が挙がっている。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア