ジョークを交えながらコメントした皇治だが、今回はかなりダメージがあった様子だった
2022年9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN』の第4試合、RIZINスタンディングバウトルール・フリーウエイト3分3Rでジジ(イラン)を3R 0分50秒、TKO(勝敗はなし)した皇治(TEAM ONE)が試合後インタビューに答えた。
メイウェザーのボディガードことジジは前日計量で84.45kg。65.30kgだった皇治とは19.15kgもの差があった。
「ホンマに疲れた」と言いながらインタビュールームに現れた皇治は「自分、打たれ強いと思ってたんですけれど、そんなことないですね。めちゃくちゃ効いたですよ。めちゃくちゃ脳みそがぶんぶん揺れましたね」「やっぱりRIZINめちゃくちゃしよるなと思って。20kg体重ちゃうかったんかな。やっぱり今も首がめちゃくちゃ痺れていますもん。殺す気ちゃいますか。これだいぶお金もらわないとあかんわ」と、約20kg差の相手のパンチをもらって首が痺れた、脳が揺れたとダメージの大きさを口にする。
2Rにジジの左フックを被弾して腰を落とした場面は「あれはダウンでしょう、絶対に。レフェリーどこ見てるんやろうって思って。グラングランしていましたもん」とダウンだったと自ら認め、「せやけどダウンをとられてないからダウンじゃないってことでね。せやけどめっちゃ効いたですよ。やっぱりやめておこう、もう体重が重い人は。怖い。もう凄かったですよ。(首に手を掛けられて胸の)谷間で俺ずっと息が出来なかったですもん。あの巨乳。ほんまに危ない」と、体重差がある相手とはもうやめようと無差別の恐ろしさを話した。
2019年11月以来のKOという形(エキシビションのため勝敗は無し、公式記録には残らない)になったことには「簡単に倒れるね、と思って。人って。わざと今まで倒してこなかったの。俺が倒してもうたら欠点がないですやん。カッコええ、モテる、強い、倒してまう。これでもうアンチが騒ぐことがなくなってまうから。でも俺は今日でモテてしゃーないは卒業したから、倒してもいいかなと思って倒しました。だけど、ヤバいな、これでまたモテてまうな。それが悩みですね」と上機嫌。「KOしたいですね。気持ちいいなと思いましたし。今日は当然ですよ、あんなもん。せやけれど、盛り上がったからよかったんじゃないですか」と、これからもKOしていきたいと意気込む。
危険をおかしても約20kg差もある相手に挑んでいったのはなぜなのか。皇治は次のように語った。
「もう33歳ですけれど、ここから強くなれるっていうのを見せたいし、なかなかパンチ強うなっているでしょう。前の俺のへなちょこパンチやったらあんなもん倒れないですよ。まあまあ強うなってきてるんでね、まだまだ上がっていこうと思いますし、TMTがデカいヤツらを連れてくるじゃないですか。ああいうヤツらにも一人で挑んだらいいことがあるっていうのを見せられたし、勇気を持って年は関係なく頑張っていったらいいことがあるっていうのをこれからも見せていきたいなと思っております」とのメッセージを試合で発していきたいとした。