パッキャオとのエキシビションの可能性をきっぱりと否定したメイウェザー
2022年9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN』のメインイベントにて、朝倉未来(トライフォース赤坂)を2R3分15秒、TKO(勝敗は無し)したフロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)が試合後インタビューに答えた。
その中で、2015年5月2日に対戦した6階級制覇王者マニー・パッキャオとエキシビションマッチをする可能性を聞かれたメイウェザーは、
「自分はこの競技から引退した身です。この競技が私を引退させたわけじゃない。自分は自分のやりたいこと、要求を通すためにやってきました。そのために世界のトップレベルと戦ってきました。そして今は自分が全てをコントロールする立場にいる。なのでエキシビションでボクシングの世界王者、元世界王者とやるつもりはありません。自分はこの競技から引退した身であって、エキシビションで余分なダメージを負うリスクを負うことはしません。やりたいことを選んで世界にエンターテインメントを届けます。
マニーはボクシングという競技が引退させた。なのでマニーの立場なら再戦したい、やり直したいのは分かる。でも自分は年もいってるし、自分はそういうつもりはない。自分が決定権を持ってやっていきます。なぜなら私は若い頃にいろいろなものを犠牲して常に要求を通せる立ち位置に立つためにやってきたのだから。これからは自分が選択したものしかやるつもりはありません」
と、ボクシングの強豪とエキシビションマッチをやるつもりはないときっぱりと実現の可能性を否定した。
さらにメイウェザーは「ボクシングは若いヤツがやることだと思っています。私はある一定の年齢になって、もう引退しないといけないと確信しました。MMA、年上の選手、YouTuber…誰も強制してやってみろとは言っていません。それでも自分は稼いでいる男だ、世界中にファンがいる。フロイド・メイウェザーが動くとお金を払う人たちがいるんです。だったらなぜリスクを負ってまでやらないといけないのでしょうか? ラクしてお金を稼げるなら私はそちらを選びます」と、ラクに戦えてお金を稼ぐ相手とやっていく方針だと話した。
また、試合後に対戦を表明した皇治のことを聞かれると「ジジは誇りに思う。よくやった。彼は試合したことがない。初めての経験でした。ああいう結果でしたが、胸を張って自信を持ってもらいたい。結果はどうであれ私がジジを見る目は変わっていない。これからも友だちです。彼が挑戦したことを誇りに思っているし、愛している。これからも友だちだ」と、皇治のことには一切触れずジジを労った。