2022年9月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.141』の前日計量&記者会見が、23日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第9試合)のKrushライト級3分3R延長1Rで対戦する、伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)は62.35kg、弘輝(WORLD TREE GYM)は62.50kgでそれぞれ計量をパス。
会見で石川直生Krush Evangelistは「伊藤選手の鋭い蹴りを弘輝選手がどうさばくか」を試合のポイントとして挙げた。
3連敗を喫した後、6月に階級をライト級に上げて初戦で南雲大輝に2RKO勝ち。連勝して、ライト級のトップ戦線に浮上したい伊藤は「前の試合でお互いにKOで勝っていいイメージが付いてる。でもより強くなった(弘輝を)想定してやってきてるので、逆に試合にならないんじゃないかなって」とコメント。
対する弘輝も、同じく3連敗の後、自らのジム=WORLD TREE GYM所属となり、新たな練習環境とトレーナー陣で試合に臨んでその初戦で明戸仁志に2RKO勝ち。最高の結果を出した。会見では「前よりも仕上がりがいい」「すぐ終わっちゃうんじゃないか」「自分がやってきたことを出したら試合にならない」と強気発言を連発。ただ、伊藤については「計量で顔を見たら、めちゃくちゃいい顔しとったんで、いい勝負が出来そう」とも。
大会のメインイベントは、初代フライ級王座決定トーナメントの決勝戦だが、弘輝は「盛り上がってますか? みんな入学式の子ばっかじゃないですか。スーツ着て、自己紹介して、そんな注目されてると思ってないですけどね」と毒づいたが「まあでも、若い子らが多いですよね? 僕とか伊藤君はそうでもないんで、フレッシュな子が出せない大人の味を試合で出したろかなって」と「大人」を強調。
弘輝に挑発され続けた伊藤だが、弘輝の「すぐ試合が終わる」発言についての感想を聞かれても「その言葉を聞いて、弘輝選手の熱さのまま来てくれるならいい試合になるかなと思います。逆に嬉しいですね」と余裕で受け流した。
最後に、ファンへのメッセージを求められると、弘輝は「明日はマジで全部で圧倒しようと思ってます。もうホンマに、石川さんが言ったように穴のない自分を見せられると思うで、自分が一番自分のファンで楽しみにしてるんで」と最後も強気な発言。
対する伊藤は「明日は強くなった弘輝選手を、より強くなった伊藤健人で倒すので。明日は大応援団と共に必ず勝つんで、応援よろしくお願いします」とコメント。
共に前戦でKO勝ちしているだけに、ここは連勝して勢いに乗りたいところ。このサバイバルマッチを勝ち上がり、タイトル戦線に浮上するのはどちらか。