「過去最強くらいに強い相手だと思っている」とスーチョルを警戒する扇久保
2022年9月25日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN/RIZIN.38』に出場する全選手の個別インタビューが、23日(金)都内にて行われた。
『RIZIN.38』にてバンタム級(61.0kg契約)5分3Rでキム・スーチョル(韓国)と対戦する扇久保博正(パラエストラ松戸)は、「凄い強い相手なのでワクワクしています」と燃えている様子。
公開練習は鈴木千裕と合同で行ったが「いろいろな選手が(出稽古に)来ています。ベイノア選手も来ていますし」と、パラエストラ松戸に選手が集まって来るというが、「僕はほぼ出稽古はせずに自分のジムでやっています」という。
しかし、練習環境に変化はあった。「新しくボクシングジムに通い始めたのでパンチの技術は前回より向上したと思います」と、岩佐亮佑らを輩出したセレスボクシングジムでボクシングを磨いている。
スーチョルについては「一時期引退していた選手ですが、その前はアジアでナンバー1か2くらいだった凄い選手なので、今まで戦った中で過去最強くらいに強い相手だと思っています」と、“過去最強”の相手だと認識。
試合展開については「お互いファイトスタイルが似ているので、かなりの消耗戦になるんじゃないかと思っています」と予想し、「スタミナは大丈夫です。出し切るつもりで全力で戦います」と準備は万端。
フェザーでも戦ってきたスーチョルの身体のフレームの大きさに関しては「本当のバンタム級という選手と初めてくらいに戦うので、そこはやってみないと分からないかと、そう思っています。練習でも少し大きめの選手と組んできたので大丈夫だと思います」と、バンタム級が本当に適正な選手とは“初めて”という認識だが、対策はしてきた。
賛否両論ある『超RIZIN』の4カード、そして『RIZIN.38』でも様々なカードが並ぶ中、自分の試合こそが真のメインイベントという気持ちは「めちゃくちゃあります」と胸を張る扇久保。「大会全体を通して扇久保の試合が一番総合格闘技として面白かったと言ってもらえる試合をしたいと思っています」と、内容でも他を圧したいとする。
また、昨日のメイウェザーの公開練習を観たと言い、「凄いなと思いました。軸が全然ブレないし。20分くらいやっていて凄いスタミナだと思いました」との感想を述べた。