2022年9月23日(金・祝)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.5』の前日計量&記者会見が、22日(木)都内にて正午より行われた。
セミファイナルのスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(フリー)と元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)は共にリミットちょうどの57.5kgで計量をパス。
続いての会見で小笠原は「明日は新しい自分を見せられると思うのでお楽しみに」、龍聖は「明日はどうやったら自分が負けるか分からないくらいに仕上がりました。明日が楽しみです」と、両者ともかなり調子が良さそう。
どういう試合を望むかと聞かれると、小笠原が「見てる人が分かりやすい試合をして、最後は倒したい」と言えば、龍聖も「今までと違う僕、新しい僕を見せて最後はフィニッシュしたいです」と共に完全決着を宣言する。
2人とも「新しい自分」とのキーワードを用いたが、具体的に言うと何がこれまでと違うのか。小笠原は「戦い方からして違います」と完全リニューアルしたと言い、龍聖は「昔の10代の時みたいにガンガンぶっ壊しに行こうと思います」と原点回帰を口にした。
現役王者である龍聖と戦うことに小笠原は「王者とやるのは楽しみです。凄いやりがいがある」と燃え、その小笠原を王者としてどう迎え撃つかと聞かれた龍聖は「王座決定戦が2つありますが、王者は僕しかいないのでこの階級の王者は自分であるところを見せたい」と、現王者としての強さを見せたいとする。
ここから両者は徐々にヒートアップ。計量で顔を合わせた印象を聞かれ、小笠原が「相手は見てなかったですが、フィジカルは俺の方が上かなというのは今日も変わらないですね」と答えれば、龍聖は「明日はコイツをぶっ飛ばします。本当にムカつくので」と牙を剥く。
それに対して小笠原も「この生意気なガキをぶっ飛ばすことしか考えてない」と言えば、龍聖も「コイツを引退させることしか考えてないですね」と、互いに憎しみを込めた口調で語った。
これから試合までの24時間、どんな過ごし方をして勝負メシは何か。小笠原が「家に帰って子供たちと遊んでリラックスします。何を食べるかはまだ決めてないですね」とほんわかする答えをしたのに対し、龍聖は「焼肉喰います」とイメージ通りの肉食ぶりを発揮。
また、小笠原の弟・瑛作が同じフェザー級に階級を上げてREDルールの王座決定戦へ臨むことについて聞かれた龍聖は「明日がタイトルマッチだと思うので、試合をやってみないと分からないので特に言うことはないです」と、意識していないようだった。
そして最後に、小笠原は「明日は倒します。お楽しみに」と宣言。龍聖も「この勘違いの俳優かぶれみたいなおっさんをボコボコにして泣かせます」と言い放った。