MAX MUAYTHAIで7連続KO勝ち中のカラクァート(右)を迎え撃つ海人(C)シュートボクシング協会
2022年9月17日(土)東京・後楽園ホール『SHOOTBOXING 2022 act.4』の前日計量・会見が16日(金)都内にて行われた。
メインイベント(70.0kg契約)のヒジ打ちありルールで対戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)は69.35kgでクリアー。MAX MUAYTAHI -76kg級王者ケンダル・カラクァート(ベルギー/トルコ)は69.95kgで計量をパスし、あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
今回日本初ファイトとなるカラクァートはヒジ打ちを得意とし、現在MAX MUAYTHAIで7連続KO勝ち中。戦績は35勝8敗。シーザー武志会長は「海人でも危険かなと思える選手。自分の子供ならやらせたくない選手ですが、海人ならやってくれると期待してます」と期待を込める。
2月大会以来のSB参戦となる海人は「“SBのエースが帰ってきたぞ”というのを、SBファンの皆さん、シーザー会長はじめシュートボクシング協会の皆さん、シュートボクサーにもしっかり全員に見せます」と久しぶりのSBのリング復帰に燃える。
対するカラクァートは「今回私を招聘してくれたシュートボクシング協会に感謝いたします。私がムエタイを初めてからの夢が日本で戦うことだったので、その夢が叶いました。明日は全力を尽くして素晴らしい試合をしたい。準備はできています」と好調をアピールした。
お互いの印象を聞かれると、カラクァートは「海人は日本のスーパースター。私は世界のトップ選手とやってきたことは初めてではありませんし、私には全く問題ありません」といい、海人が得意とするヒジ打ちについては「映像で見ましたが、私は10年以上もタイで本場のムエタイのテクニックを身に付けています。私の技術の方が上だという自信があります」と全く問題ない様子を見せた。
これを受けて海人は「相手はヒジも巧いし、パンチもできて蹴りもできる印象ですが、全然僕の相手にはなりません。明日、ヒジでも首相撲でも全部の面で自分が上回っているところを見せます」と圧勝を予告した。
また、セミファイナル(63.0kg契約)で対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)は63.0kg、ロンペット・Y'ZDGYM(タイ)は62.9kgで計量をパスした。
計量後の会見に同席したシーザー会長は「ロンペットはRISEの原口(健飛)選手と対戦して負けていますが、ぜひ弘希と原口選手をやらせたい。今回弘希が勝てばぜひ原口に挑戦させて、そこでも勝って63kgのトップに立ってほしい」と元RISEライト級王者で国内敵なしの原口健飛と笠原をやらせたいという。
それを受けて笠原も「自分は戦いたい相手の原口選手を目標にして、今まで結果も9連勝と来ています」と闘志を燃やす。ロンペットについては「距離感を掴めていて、凄くテクニシャン」と評しつつも、「次につながる勝ち方をバッチリお見せするので楽しみにして下さい。僕なりの倒すファイトスタイルがあるので、チャンスがあればいつでも狙っていきたい」とKOを予告した。その他、会見に出席した選手の意気込み、計量結果は以下の通り。
HIROYUKI(RIKIX)53.5kg
「明日は引退試合の相手ということで大役を選んでいただきありがとうございます。最後、悔いの残らないように引退してもらいたいと思うので、僕も全力で頑張るので明日は面白い試合になると思います。応援をよろしくお願いします。」
(対戦相手の印象)一発があるなと。ただ打たれモロいところがあると解説席の人も言っていて、それは分かりませんが、僕は結構パワーがあるので当たれば倒れると思います」
伏見和之(RIKI GYM)53.4kg
「明日で引退ということで、僕が師匠から習ったプロの形というのはみんなの記憶に残るような選手になること、人の心を動かすファイター。僕はそれを最後まで全うしようと思います。結果は明日どうなるかわかりませんが、全員の記憶に残って見ている人の心を動かすような熱い試合をしますのでよろしくお願いします。
(対戦相手の印象)トータルファイターで何でもできるし、パンチも蹴りも強い。
(今まで記憶に残る試合は?)ただ必死に戦ってきて、ただその空間が楽しくて。単純に殴られるのも殴るのも好きなんです。印象に残った試合は、植山征紀選手との最初の試合です。僕が1Rに倒されて、2Rに盛り返して3Rにまた倒されました。その試合は1年ぶりの怪我からの復帰戦で、ワクワクしていたのもあって試合中に思いっきり殴れるのも楽しくて、その時の試合が生きている中でも一番楽しかったと思います」
笠原友希(シーザージム)60.45kg
「今回、常陸選手は勢いに乗って強い選手ですが、僕がここでしっかり倒してRISEのチャンピオンとかを倒したいので次につながる一戦になります。しっかり倒します。
(対戦相手の印象)結構パンチをガツガツ振ってきて、最後まで諦めない根性ある選手だと思います。
(どういう倒し方をしたいか)相手のパンチは僕には当たらないので2Rぐらいで倒せると思います」
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)60.5kg
「RISEから来ました。明日はどっちが強いか、ただそれだけなので強い方が勝つ。倒し合いになると思うので、もちろん僕がKOで倒して次につなげたいと思います。楽しみにして下さい。
(対戦相手の印象)バランスが良くて何でもできる巧いタイプ。蹴りもできてパンチも伸びて、強い選手とやるのが楽しみです。
(どういう倒し方をしたいか)ラウンドは考えていませんが、当たれば倒せます。いつになるのか、自分の気持ちでガンガン前に出てぶん回して根性でぶっ倒したいと思います」
村田聖明(シーザージム)64.5kg
シンパヤック・YZDGYM(タイ)64.6kg
佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)54.85kg
山田虎矢太(シーザージム)55.0kg
村田義光(シーザージム)68.0kg
璃久(フリー)68.0kg
山田彪太朗(シーザージム)57.5kg
宮崎就斗(TARGET)57.5kg
基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)62.0kg
オーシャン・ウジハラ(シーザージム渋谷)61.45kg
笠原直希(シーザージム)53.0kg
竹野展生(風吹ジム)52.8kg
なお、これまでと同じく大会の模様は「ローチケLIVE STREAMING」にて有料配信される。