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【DEEP JEWELS】プロ初勝利のちびさいKYOKA、地元新潟に戻って田んぼで輝く笑顔「新潟大好き!」

2022/09/14 18:09
【DEEP JEWELS】プロ初勝利のちびさいKYOKA、地元新潟に戻って田んぼで輝く笑顔「新潟大好き!」

新潟に初めて勝利者トロフィーを持ち帰ったちびさいは、山と田んぼをバックに輝くような笑顔で両手ピースのガッツポーズ(C)ちびさいKYOKA

 2022年9月11日(日)東京・ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 38』にてジャカ季美香(SONIC SQUAD)に判定3-0で勝利、プロ4戦目にして初勝利を収めたちびさい KYOKA(SAI-GYM)。


 ちびさいKYOKAは中学では家庭科部でスポーツ経験はなかったが、叔父がブラジリアン柔術を学んでいたことで格闘技に興味を持ち、中学を卒業してからフィットネス感覚でジムに入門。3~4年経った頃に試合やジムでのスパーリングを見て試合に興味を持ち始めたという。2018年『イサミリバーサルサマーカップ2018』のアダルト白帯ルースター級優勝を経て、2020年北日本アマチュア修斗選手権アトム級優勝。この実績により修斗プロライセンスを取得したがなかなか試合が決まらず、2021年6月の『DEEP TOKYO IMPACT 2021』でプロデビュー。


 新潟県で2人目の女子プロMMAファイターとなったことが話題となり、テレビ新潟のワイドショーでクローズアップされ、2021年2月8日付けの日刊スポーツ新潟版でもクローズアップ記事が掲載されるなど注目を集めた。そこで何が注目されたかと言うと、その小さな体格だ。身長146cm、通常体重42kgで、しなしさとこ(148cm、42kg)やナナチャンチン(147cm、43kg)よりも小さく、新潟の番組でも“国内最小最軽量女子ファイター”として紹介されている。そのデビュー戦では古林礼名に判定負けで黒星スタート。


 9月にはシビサイ頌真をもじった、小ささと所属するSAI-GYMを合わせた“ちびさい”をリングネームに付けて心機一転プロ2戦目に挑んだが柔術黒帯の村上彩に一本負けを喫した。その後、デビュー前からの怪我であった足の甲の手術を受け、松葉杖生活を余儀なくされたが、復帰へ向けてリハビリを続けて5月に復帰。山崎桃子に判定で敗れ3戦目も白星ならず。しかし今回、4戦目でついにプロ初白星をもぎとった。


 女子最軽量級であるミクロ級のリミット-44.0kgを下回る43.25kgで計量をパス。それでも以前より1.25kg増えたちびさいは、2Rにテイクダウンを奪い好ポジションをキープして細かいパウンド。ジャッジ1名が20-18、2名が19-19のマスト判定による3-0で勝利した。


 初めて地元新潟に勝利者トロフィーを持ち帰ったちびさいは、山と田んぼをバックに輝くような笑顔で両手ピースのガッツポーズをしている画像を自身のSNSにアップ。「新潟に帰って来てサイジムの近くの景色は田んぼと弥彦山。田舎だけどそれがまた良い! 新潟大好き!」と地元愛を伝え、新潟からまた頑張って行くと決意を新たにした。

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