3月にWMC日本王者となった聖愛が階級をアップ、村上との初対決が決まった
2022年10月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 162』の対戦カード第一弾が発表された。-55kg契約3分3R延長1Rで、聖愛(魁塾)と村上悠佳(TEAM TEPPEN)の対戦が決定。
聖愛は関西の名門・魁塾所属の女子大生ファイター。2020年2月にNJKFミネルヴァ・スーパーフライ級タイトルマッチに勝利して高校生の内にチャンピオンになるという目標を達成した。2021年2月の『ミネルヴァ』では初防衛に成功。5月のRISEではYAYAウィラサクレックに敗れたが、10月の『HOOST CUP』で田渕涼香にフルマークでの判定勝ち。2022年は2月のRISEでKOKOZに延長戦の末に敗れてRISEで3連敗。しかし、その翌月にはムエタイルールに挑みRINAに判定勝ちして初代WMC女子日本スーパーフライ級王者となった。今回はこれまでのフライ級から階級を上げての参戦。戦績は10勝(2KO)4敗2分。
村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティン、MAYAに4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。2021年4月には『HEAT』に初参戦し、鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われた熱戦を展開し、判定2-1で勝利。10月にはシュートボクシングでも勝利して12月に浅井との再戦に臨んだが一歩及ばずリベンジ失敗。今回は約10カ月ぶりの再起戦となる。戦績は7勝(1KO)3敗。
両者ともパワーがあるタイプで蹴りを得意とする。聖愛がRISEでの連敗を止めるか、村上が約1年ぶりの勝利をつかむか。-55kgという那須川天心や鈴木真彦と同じ体重で、女子ならではの華やかさに加えて迫力ある試合を期待したいところだ。