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【RISE】志朗と大﨑孔稀が仕切り直しの初対決、「上手さだけじゃなく強さと怖さを見せたい」(志朗)「立ち位置を奪い去る」(大﨑)

2022/09/09 16:09
 2022年10月15日(土)東京・大田区総合体育館で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2022』の記者会見が、9月9日(金)都内にて行われた。  バンタム級3分3R延長1Rで、志朗(BeWELLキックボクシングジム)vs.大﨑孔稀(OISHI GYM)が決定。  志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。新日本キックボクシング協会で活躍し、2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からは「打倒・那須川天心」を掲げてRISEに参戦。2019年9月の「RISE WORLD SERIES」-58kg級決勝戦でついに実現したが、判定3-0で敗れた。  2020年11月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント」で植山征紀と鈴木真彦を破って優勝。2021年2月に再び那須川に挑んだが、判定で敗れた。7月に開幕した「DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では9月の決勝へ進出するも風音に敗れて準優勝。今年4月には江幡塁をハイキックでKOしたが、6月の『THE MATCH 2022』では玖村将史にダウンを奪われて敗れた。戦績は25勝(11KO)5敗4分(タイの試合は除く)。  大﨑は28勝6敗1無効試合の戦績を持ち、28勝の内18勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍し、RISEには2019年11月から参戦。初戦で政所仁に敗れるも後は連勝を重ねたが、兄・一貴の欠場で繰り上がり出場となった9月の「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」にて計量オーバーにより志朗に失格負け。今年3月に一気にフェザー級に階級を上げての再起戦は龍翔に判定勝ち、5月に55.5kgで加藤有吾にTKO勝ち、7月に56kgでJyoseiにKO勝ちと3連勝を飾っている。また、2021年6月のRIZIN東京ドーム大会では、パンチのみの試合で那須川天心とも1Rに拳を交えた。  前述の通り、両者は2021年9月に対戦が決まっていたが、大﨑の計量オーバーで試合が流れており、仕切り直しての対戦が実現。  会見で大﨑は「まず対戦を受けていただいてありがとうございます。一度決まっていて兄弟揃って志朗選手にご迷惑をおかけしてしまった。今回受けてくれて感謝しています。でも決まったからには今の志朗選手の立ち位置を奪い去ろうと思っています。全力で勝ちに行きます」と意気込む。  志朗は「前回THE MATCHで負けてしまったので、今回は上手さだけじゃなく強さと怖さを見せていきたい。経験やレベルが違うのでそこは試合で見せられると思います」と堂々のコメント。  互いの印象について大﨑は「堅い(手堅い)。目がいい。打撃がなかなか当たらない。でもTHE MATCHを見て倒れないことはないと自覚しました。僕のパワーがあれば倒せると思うので狙っていきます」、志朗は「印象は技のキレ、スピード、パワーはあると思います。大﨑兄弟とは縁がないと思っていたので縁があったんだなと思えるように計量をパスして欲しいなと思います。油断できない相手なので研究して強さと怖さを見せます」と、皮肉を交えながらも油断は出来ない相手と評した。  その体重について大﨑は「RISEの復帰戦は57.5kg、前回も56kgでしたがその前にヒジありで55.5kgもやっています。口だけだと何を言っても批判されるので、あと1カ月弱、しっかり仕上げてまずは計量はパスします」と、2度も同じ過ちは繰り返さないとした。  伊藤隆RISE代表からは「2人とも技巧派なのでRISEファンは楽しみなのではないかと思います。私も期待しております」との言葉があり、互いのテクニックについてどう思うかと聞かれると大﨑は「上手い、と言えばそうですが、いやらしい感じ」との評価。志朗は「技巧派対決なんでしょうけれど、お互いに倒せる武器もあるのでそこで注目して欲しいですね」と、単なるテクニック合戦にはならないとする。 「上手さだけじゃなく強さと怖さを見せたい」とコメントした志朗に、それはTHE MATCHで学んだことからかと聞くと「例えばボクシングは長いラウンドで、アウトボクシングや下がっての攻撃も評価されますが、3分3Rになった時にはアグレッシブさや手数が評価される傾向に最近あるので、今の形を崩さないで新しい武器を習得しつつあります。今は上手いだけですが、相手に怖いイメージを思わせる動きや技を練習しています」と、最近のジャッジの傾向に合わせて新しい武器を加えたいと答えた。  そして大﨑は「試合当日を楽しみにしてもらえればいいと思っています。今大会では兄ちゃん(大﨑一貴=風音とタイトルマッチで対戦)と小川翔くんも出るので、OISHI GYMで3連勝して最高の日にしたいと思っています。相手に不足はない。僕だけじゃなく3選手を楽しみにして欲しい」と、OISHI GYM勢で全勝を狙うと宣言。  志朗は「圧倒的な差を見せて勝って、強い志朗をテーマに、それを意識しています」と今までと違う自分を見せたいと語った。
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