2022年9月11日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の第13試合にて、スーパーファイトのK-1スーパーヘビー級3分3R延長1Rで実方宏介(真樹ジムAICHI)と対戦するK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)が公開練習を行った。
2021年3月『K’FESTA.4 Day.2』日本武道館大会でK-Jeeにリベンジを果たしてK-1クルーザー級(90kg以下)王座を奪回したカリミアンだが、その後は京太郎、そして前回の6.19『THE MATCH 2022』東京ドーム大会での山下力也と、1階級上のヘビー級(100kg以下)での戦いが続いている。しかし、いずれも勝利を収めており、ヘビー級ファイターとしても結果を残してきた。
今回はさらに階級が上のスーパー・ヘビー級(無差別級)での試合になるが「ヘビー級の選手ともたくさん練習をしてきたので、あとは実際に試合をして練習でやってきたことを試していこうと思っている」と、スーパー・ヘビー級での試合にも意欲的だ。
『THE MATCH 2022』の後はオランダに渡り、名門として知られているマイクスジムでトレーニングを積んだ。「次のレベルに行くためには次のレベルに合ったところで練習することが相応しい。そう思い、世界で一番素晴らしいジムを選んで練習してきた」と、オランダ修行に行った理由を語ったカリミアン。現地ではグーカン・サキやアントニオ・プラチバットといった世界のトップファイターたちとも練習を積んだことで「練習の成果? 試合を見てもらえれば分かる」と自信たっぷりだった。
今回の対戦相手の実方に関しては、「私のファンのような選手だと思う(笑)」と冗談めかして語り、「試合では1RでKOする」とKOでの勝利を予告。その実方がハイキックでKOすると宣言しているという話を聞くと、「『THE MATCH』の時もそうだったが、相手がハイキックで倒すと言うのは、パンチが届かないような試合だったから。みんな言いたいことを好きなように言っていればいい。試合を見てみればすべて分かると思う」と、まるで意に介していなかった。
カリミアンの次なる目標は、1階級上のヘビー級のベルトを獲ることだ。「ヘビー級のチャンピオンのロエル・マナートと戦いたい」と、コロナの影響で来日が途絶えているK-1ヘビー級王者ロエル・マナートに照準を合わせている。
そして、今回試合を行なうスーパー・ヘビー級も含めた重量級の3階級制覇にも「K-1がそれを望むのであれば、自分はもちろん受けて立つし、私は目の前にチャレンジするベルトがあるのであれば、そのベルトのために戦いたい」と野心を見せていた。
K-1での試合は昨年9月以来、ちょうど1年ぶり。会場も同じ横浜アリーナだ。今年は無差別級トーナメントが開催されるなど、盛り上がりを見せる重量級で、「デカい花火を打ち上げるような、そんな試合を見せたい」と、K-1クルーザー級王者としての存在感を改めて見せつけるつもりだ。