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【BOM】パコーン、シリモンコン、ピンサヤームとムエタイレジェンドが勢揃い。高橋幸光、琢磨、川原龍弥が迎え撃つ

2022/09/07 15:09
【BOM】パコーン、シリモンコン、ピンサヤームとムエタイレジェンドが勢揃い。高橋幸光、琢磨、川原龍弥が迎え撃つ

パコーン(写真)を始め、ムエタイのレジェンドクラスの選手がBOMに集結

 2022年9月23日(金・祝)東京・大田区総合体育館『Shimizu presents BOM OUROBOROS 2022』の追加対戦カードが発表された。


 BOMウェルター級王者・高橋幸光(TSK jpan)がパコーン・P.K.センチャイジム(タイ)を挑戦者に迎えて初防衛戦、さらにWPMF世界ウェルター級タイトルも懸かったダブルタイトルマッチを行うことが決定した。

 高橋はテコンドーとムエタイを融合させた独特なスタイルでこれまでにJ-NETWORK、MA日本キックの2本のベルトを獲得すると、2021年9月のBOMではKJヒロシを下してWMC日本スーパーライト級王座を奪取。さらに同年12月には水落洋祐を4RKOでBOMウェルター級王者の二冠王に輝いた。



(写真)カーフキックが流行する前の2019年4月、カーフで中野をKOしているパコーン

 パコーンは2008年に17歳でラジャダムナンスタジアムのスーパーフライ級王者となり、ルンピニースタジアム認定ライト級王座、プロムエタイ協会同級王座、WMC世界同級王座、YOKKAO-65kg級王座などを獲得。2013年にはタイ国スポーツ統括局年間最優秀選手賞(MVP)を受賞した。2000年代後半~2010年代前半にタイのトップクラスで活躍し、以後は海外やテレビマッチで活躍。2018年3月には八角形のリングで、5分1Rで行われるワンデートーナメントの『REAL HERO』に参戦し、67kg級優勝。BOMでは2019年4月に中野椋太をカーフキックでKO、6月には松本芳道に大差の判定勝ち。250戦以上のキャリアを活かし、現在はエイワスポーツジムにてトレーナーを務めている。

 高橋が初防衛&初の世界タイトル奪取となるのか、それともパコーンが鬼神の強さを見せて2本のベルトを巻くのか。


 また、元WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者・琢磨(東京町田金子ジム)vs.元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者シリモンコン・P.K.センチャイ(タイ)、川原龍弥(北流会君津ジム)vs.ボム・ピンサヤーム(タイ)と注目の日タイ戦が続く。

 琢磨はパンチが武器で、2017年2月にNJKFフェザー級王座を獲得。同年11月にはWBCムエタイ日本王座にも就いて二冠王となったが、2019年2月に葵拳士郎に敗れて王座を失った。2021年2月にはレジェンドの国崇を右ストレートでKO。ホームリングのNJKF以外にも様々な団体に参戦しており、今年1月にはBigbangでK-1ファイターの三輪裕樹に判定勝ち、6月には健太からも判定で勝利を収めている。

 シリモンコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級&フェザー級の二階級制覇王者で、2014年にはゲーオ・フェアテックスに次ぐ日本人キラーとして名を馳せ、駿太、清水雄介、長嶋大樹、中向永昌ら日本王者たちをことごとく撃破。2016年12月のKNOCK OUTで梅野源治に判定で敗れvs.日本人無敗記録は途切れたが、梅野を相手にテクニックとタフさを見せた。


 川原は2018年のJ-NETWORKライト級新人王トーナメントで優勝、8戦無敗の18歳として2019年4月に佐野貴信とWMC日本フェザー級王座決定戦を争ったが、判定で敗れ初黒星。2020年2月にベテランの堀口貴博を破って王座挑戦権を獲得すると、12月の王座決定戦で加藤雅也を破ってWMC日本ライト級王者となった。しかし、2021年9月の初防衛戦で敗れて王座を失った。

 元ルンピニースタジアム認定バンタム&スーパーバンタム級王者のピンサヤームは2009年6月に初来日して以来、日本人選手を相手に圧倒的な強さを見せつけ、“日本人キラー”の異名を持つ。2018年9月に一度引退試合を行ったが、2019年12月に復帰。ヘンリー・セハスから延長戦の末に勝利を収め、2020年12月にはHOOST CUP日本ライト級王者にもなっている。2022年4月のBOMで初挑戦のオープンフィンガーグローブマッチでライヤマンを2RでTKOに破り、7月には梅沢武彦を判定で破ってBOMスーパーフェザー級王座に就いて健在ぶりを示した。


 そして、RKAライト&スーパーライト級、DBSライト級&西日本統一王者の4冠王KJヒロシ(Y'ZD 沖縄)とNJKFスーパーライト級暫定王者・真吾YAMATO(大和ジム)がWMC日本スーパーライト級(63.50kg)王者決定戦で激突する。


 また、石川直樹(team LIT)とWMC日本55.00kg契約で対戦が決定していたタクト・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)が負傷欠場となり、代替選手としてタクトと同門のリュウノスケ・ウォーワンチャイ(=今村竜之助)が出場する。リュウノスケはジュニア時代からラジャダムナンスタジアムなど、本場タイのリングで試合経験を積んできた実力者。石川とリュウノスケは2020年3月のジャパンキックのリングで一度対戦が決まっていたが、コロナの影響で大会は中止となったため、ようやくBOMのリングでこのカードは実現する。

<追加対戦カード>

▼WPMF世界ウェルター級&BOMウェルター級(66.67kg)ダブルタイトルマッチ 3分5R
高橋幸光(TSK jpan/BOMウェルター級王者)
パコーン・P.K.センチャイジム(タイ/P.K.SaenchaiMuayThaiGym)

▼WMC日本ライト級 (61.23kg)3分3R
琢磨(東京町田金子ジム)
シリモンコン・P.K.センチャイ(タイ/P.K.SaenchaiMuayThaiGym)

▼WMC日本スーパーライト級(63.50kg)王者決定戦 3分5R
KJヒロシ(Y'ZD 沖縄)
真吾YAMATO(大和ジム)

▼WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R
ボム・ピンサヤーム(タイ/BOMスポーツジム大分)
川原龍弥(北流会君津ジム)

▼WMC日本ミドル級(72.50.kg) 3分3R
大輝・FLYSKY GYM(FLYSKY GYM)
駒形賢太(RANGER GYM)

▼WMC日本ライト級(61.23kg) 3分3R
真吾(RANGER GYM)
加藤淳平(LAILAPS東京北星ジム)

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