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【ジャパンキック】ダブルメインでモトヤスックと馬渡亮太がタイ人選手と対戦、超新星・藤原乃愛はセミファイナルに登場

2022/09/07 13:09
 2022年9月18日(日)東京・後楽園ホールで開催されるジャパンキックボクシング協会『Challenger 6』の全対戦カードが発表された。  ダブルメインイベント第2試合はWMOインターナショナル スーパーウェルター級王座決定戦3分5Rとして、前ジャパンキック認定ウェルター級王者モトヤスック(治政館)がダーンチョン・アーヨンムエタイ(タイ)と対戦する。  モトヤスックは大学生キックボクサーで、2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争い王座に就いた。王者としての第一戦となった8月大会ではジャクチャイに判定負けを喫したが、2021年1月にはNJKFウェルター級2位・野津良太に2RでTKO勝ち。メインの役割を果たし、大会プロデューサーの武田幸三からMVPに選ばれた。続く5月大会では元ルンピニージャパン・ウェルター級王者の喜入衆を1Rに左フックで失神KO。しかし、8月には国内70kg級トップクラスの緑川創に挑んだが判定負け、10月は滝口幸成にTKO負けと連敗。2022年は1月に井原浩之に判定勝ちも5月には北野克樹にダウンを奪われての判定負け。7月に小原俊之に判定勝ちして再起を果たした。戦績は12勝(8KO)5敗1分。  対するダーンチョンは46勝15敗5敗の戦績で、17歳という若さ。183cmという長身でもある。元ブリラム(タイ南部)スタジアム認定フェザー級王者。モトヤスックは自身のSNSにて「相手のことかませとか思ってる人いるかもしれないけど現役バリバリでめちゃめちゃ強いよ。でも本物連れてきてくださって感謝してるしベルトの価値があるし当たり前だけど俺はこっちの方が気合い入るぜ」と、油断ならない相手だと警戒している。  ダブルメインイベント第1試合は日泰国際戦58kg契約3分5Rで、WMOインターナショナル スーパーバンタム級王者・馬渡亮太(治政館)が元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級7位ガン・エスジム(タイ/エスジム)と対戦。  馬渡は長身から繰り出すしなやかなミドルキック、切るだけでなく倒すヒジ、首相撲からヒザと、ジャパンキック屈指のテクニックを有する。2020年8月4日の旗揚げ戦でジャパンキックバンタム級初代王座に就くも、さらなる高みを目指すべく返上。2020年8月のジャパンキックではダウサコンと引き分けた。10月の『NO KICK NO LIFE』では福田海斗に敗れたが、2021年1月大会ではWMOインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦でクン・ナムイサン・ショウブカイに判定勝ち、5月大会ではポンチャン・ペッノンセンにも完封勝利したが、8月の一航戦では判定負け。今年1月にはヨーユットにTKO勝ちし、5月にはWMC日本フェザー級王者・佐野貴信にTKO勝ちで再起した。  ガンは8月大会でジャパンキック認定ライト級1位・睦雅と対戦し、打たれても蹴られても前へ出るスタイルで左右フック&ロー、しつこく組みに行ってのヒジ&ヒザで判定勝ちしている。前回はライト級で体格差があったが、今回は58kg契約ということでよりタフネスさが活きそうだ。  ダブルセミファイナルの第2試合ではジャパンキックvs.イノベーション交流戦53.5kg契約3分3Rとして、元ISKAインターコンチネンタル フライ級王者の麗也JSK(治政館)とイノベーション認定フライ級王者・平松弥(ジャパンキックボクシングイノベーション/岡山ジム)が対戦。  麗也は空手とジュニアキックを経て2012年1月に新日本キックでプロデビューし、2015年5月に日本フライ級王座を奪取。そこから8連勝を飾り2017年5月にはISKAインターコンチネンタル王座も獲得するが、2017年11月に瀧谷渉太に敗れた。その後、拳の怪我による2度の手術を経て、2019年9月に復帰戦を行ったがKO負け。引退を発表するも2021年2月の『NO KICK NO LIFE』で復帰し、石井一成をヒジで流血させ追い込んだ。前戦は今年1月にジャパンキックでNJKFスーパーバンタム級王者・日下滉大を左フックでKO。5月にはNKNLでレジェンドの藤原あらしと引き分けている。戦績は16勝(6KO)4敗5分。  平松は岡山ジム期待の新鋭で、NKNLには2021年7月、今年1月と出場。今年3月の岡山ジム興行でスダ456とのINNOVATIONフライ級(50.8kg)王者認定戦に臨み、TKO勝ちで王座に就いた。7戦目まで無敗だったが、5月のNKNLにて計量をパスできず不戦敗となって初黒星。戦績は5勝(2KO)1敗2分。  そして、セミファイナル第1試合には女子キックボクシングの超新星であるミネルヴァ・ピン級王者の藤原乃愛(ROCK ON)が登場。日泰国際戦45.5kg3分3R(ヒジ打ちあり)で元タイ国イサーン(タイの東北部)ピン級王者ヌアファー・ソーソンタム(タイ)と対戦する。  藤原は3歳で父親の空手道場で空手を始め、小学5年生で伊藤紗弥に憧れてキックボクシングに転向。アマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、蹴りを主体としたムエタイスタイルで3勝(1KO)2敗の戦績を持つミネルヴァ・ピン級6位の須藤可純を圧倒。判定3-0(30-27×3)の完勝を収めた。8月大会でも世莉JSKに判定3-0(30-27×3)、11月大会ではミネルヴァアトム級5位のほのかにも判定3-0(30-27×2、30-28)の完勝を収めている。2022年1月は撫子とドローに終わるも3月の再戦では判定3-0(30-26×2、30-27)で圧勝、5月のNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)で王者Ayaka (健心塾)を破り、無敗のままミネルヴァ・ピン級王座に就いた。  7月には初の“肘(ヒジ)打ちあり”ルールに挑み、ペッテァー・ソーソピット(タイ)に3RでKO勝ち。今回も「ムエタイは子供だろうとヒジありです。ムエタイの世界チャンピオンになりたいので、ヒジありでどんどん試合をしていきたいからです。ムエタイはヒジありが当たり前」と、自らヒジ打ちありのルールを希望した。  また、ジャパンキックvs.NJKF交流戦61.5kg契約3分3RとしてNJKFライト級王者・岩橋伸太郎(NJKF/エスジム)vs.ジャパンキック認定ライト級1位・睦雅(ビクトリージム)、56kg契約3分3Rでミネルヴァ・スーパーバンタム級&J-GIRLSフェザー級王者・浅井春香(KICKBOX)vs.ミネルヴァ・スーパーバンタム級4位の北川柚(NJKF/京都野口GYM)、ジャパンキック認定ウェルター級王座決定トーナメント1回戦2試合などが決定した。
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