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【BKFC】ブアカーオが素手ボクシングデビュー、ボディへの強打で相手悶絶、110秒でKO勝ち

2022/09/04 01:09
【BKFC】ブアカーオが素手ボクシングデビュー、ボディへの強打で相手悶絶、110秒でKO勝ち

素手のボクシングでKO勝ちしたブアカーオ(C)buakaw1

BKFC THAILAND 3
2022年9月3日(土)タイ・バンコク

▼メインイベント BKFCライト級 2分5R
〇ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
KO 1R 1分50秒 ※右ボディ
×エルカン・バロル(トルコ)


 2022年9月3日(土)タイ・バンコクで開催された『BKFC THAILAND 3』のメインイベントで、ブアカーオ・バンチャメーク(=以前はポー.プラムック/タイ)が同大会デビューを果たした。

 BKFC=ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップは円形のリングでグローブは装着せず、バンデージのみを巻いて素手で2分5Rのボクシングを行う大会。ボクシングシューズを着用する。

 ブアカーオのデビュー戦の相手はエルカン・バロル(トルコ)。キックボクシングとムエタイでトルコ王者に輝き、2011年にWKNキックボクシング ウェルター級ヨーロッパ王者、DKAヨーロッパ王者になっている。敗れてはいるがチンギス・アラゾフ、エンリコ・ゴゴキヤ、ディラン・サルバドール、アルバート・クラウス、ジョルジオ・ペトロシアン、エンリコ・ケール、マイク・ザンビディス、 シェムシ・ベキリ、ボボ・サッコといった強豪たちと拳を交えてきた。キックボクシング戦績は88勝(46KO)33敗のベテランファイターで、40歳のブアカーオより年上の41歳。

 当初、この大会は8月19日にブアカーオが三浦孝太とエキシビションマッチを行ったムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムで開催される予定だったが、大会3日前に諸事情でラジャダムナンが使用できなくなるというアクシデントに見舞われ、同じバンコクのセントラルワールドで開催された。

 1R、まずはバロルが左を軽く出してからの右オーバーハンドで飛び込む。ガードしたブアカーオは距離を取り直してジャブを突くが、再びバロルがガードの上から右ロングフックを叩きつける。頭を振りながらジャブを突き、圧力をかけてバロルにロープを背負わせるブアカーオ。

 ブアカーオはジャブを突く左手は握り、ガードする右手は開くという構え。圧力に下がり続けるバロルはジャブを出すが、ブアカーオの長いジャブはヒットしてもバロルのジャブは全く届かない。ブアカーオは両手を広げて顔面をガードしながら距離を詰め、バロルがロープ伝いに離れようとするところへ左ボディフック。

 この一発でバロルはボディを抑え、ブアカーオがすかさず距離を詰めてジャブ、さらに逃げようとするバロルへ右ストレート、右ボディの3連打。バロルは左わき腹を抑えてダウンし、そのまま起き上がれず10カウントを聞いた。

 ブアカーオは左手を痛めたか、気にしながらも笑顔で勝利者インタビューに答えた。

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